チャレンジは心が育つだけじゃない~自閉症スペクトラム障害編~

チャレンジは選択肢を増やすキッカケになると思っているひだち教室長の安藤です。

前回は、ADHD(注意欠如多動性障害)とチャレンジについて触れました。

>>>ADHD編の記事

今回はASD(自閉症スペクトラム障害)の子供がチャレンジしない要因についてお話したいと思います。

発達障害のある子供ほどチャレンジする機会が少ない

 

 

長年、発達障害のある子供と関わっていると、チャレンジする気概が薄い。

また、チャレンジする機会が少ないと感じます。

何故そう感じるのか。

環境による要因と障害特性による要因が考えられ、

ADHD(注意欠如多動性障害)とASD(自閉症スペクトラム障害)とでは事情が違います。

チャレンジする必要性

チャレンジすることで『心が育つ』と言われています。

しかし、それだけではない。

チャレンジすることで様々な場面での『選択肢』が増えます。

様々な場面での『選択肢』というのは、いくつも挙げられます。

・職業の選択

・余暇の過ごし方

・コミュニケーション手段

・協同作業時の効率的な動き方

・急な場面での対応方法

・旅の計画を考える時

『選択肢を増やす』=『子供の可能性が拡がる』

といっても過言ではありません。

受け身になっていては、なかなか選択肢は拡がりません。

能動的に動き、成功体験すること。

そうすると選択肢は拡がっていきます。

ASD(自閉症スペクトラム障害)の場合

※ASD全ての子供が当てはまるわけではありません。

※ここで言うイメージとは、活動(例:サッカー)そのもののイメージだけではありません。

※活動の流れ、人や物といった環境も含みます。

ASDの人はイメージがしにくいという特性があります。

その特性のため、なかなか新しいことにチャレンジしようとはしません。

実際、知らない世界に自ら飛び込んだという話を私は聞いたことがありません。

保護者が子供に対して何かを習わそうとしても、子供はイメージができず、不安が勝って頑なにやろうとしない。

習い事の内容だけでなく、どんな人がいるのかをイメージできないから不安という理由もあります。

そこで保護者は習い事の体験をさせてイメージを持てるようにします。

しかし、それでも子供は拒否することがあります。

そうすると保護者は怒る、諦めるといったことをしてしまう。

また、興味を持つまで待つという風に考える保護者もいます。

果たしてそれで良いのでしょうか?

勿論、そういう考えも大事ですが、チャレンジする機会が失われているという風にも捉えられます。

見方を変えてみましょう

イメージができないから拒否するという子供の姿勢に、保護者はとてもヤキモキすると思います。

しかし裏を返せば、イメージがしっかりできれば不安が和らぐ。

チャレンジしようという意思が出てくることを意味しています。

保護者や指導者がこの特性をいかに上手く利用するかが鍵となります。

はまり始めるとASDの子供は強い。

ASDの特性である『こだわり』が発動し、とても深いところまで追求します。

そうなると周りの人達から一目を置かれるようになることもあります。

このように、ASDにイメージを持たせることがいかに大切かが分かりますね。

では、イメージをどう持たせてチャレンジさせるか?

イメージを持たせる以外に何か方法はないのか等を次回お話したいと思います。

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