シェフになろうオーバークック(OVERCOOKED)

新型コロナウイルスにより、外出自粛をされている方は多いと思います。

子供は長い期間外で遊ぶことができず、家でゲーム三昧なんて声もよく聞きます。

ゲームに理解の無い人にとっては、そんな姿を見てイライラするかもしれませんが、ゲームによって子供の成長を実感できるとしたらどうでしょうか?

今回は子供の成長を実感できる、そんなゲームをご紹介します。

nintendoswitchとps4で発売 料理ゲームオーバークックとは

『オーバークック』という料理ゲームをご存知でしょうか?

ニンテンドースイッチとPS4で発売されていて、現在は1~2まで出ています。

プレイヤーはシェフになり、オーダーされた料理を協力しながら作り、指定された場所に運ぶというもの。

プレイ人数は1~4人までで、オンラインにも対応しています。

毎回変わった厨房で料理を作ります。「なんでそんな所で作るの?」と思うような場所で作る(例:イカダの上)ので、常に面白おかしくバタバタします。

スイッチのパッケージ版は3800円、PS4版のダウンロード価格は2750円と安い(追加コンテンツは別)のですが、値段以上に楽しめます。

全年齢対象なので、子供と一緒に楽しめるのは大きなメリットです。

おすすめポイント

シェフを疑似体験できるゲームは他にもありますが、『オーバークック』は単なる疑似体験ゲームではありません。

実際プレイしてみないと分からないことですが、ソーシャルスキルトレーニングにも使える、非常に有能なゲームであると感じます。

そんな『オーバークック』には、おすすめポイントがいくつもあります。

仲間からコミュニケーションの取り方を学べる

ステージをクリアするには一人では困難で、物理的にも一人では無理なステージもあります。

効率良くゲームを進めるには、二人のコミュニケーションがなによりも重要。しかも、プレイしながらの臨機応変なコミュニケーションだけでなく、事前に役割分担や行動の仕方等を話し合う必要もあります。

「たくさんの注文の中から何を優先的に作るか」「どういう順番で料理をするか」「どんな材料が必要か」「どの工程を仲間に任せるか」といったことを一人で判断して決断するのではなく、お互いの意見を出し合いながら決断していかなければいけません。一人が一方的に指示を出しても、いずれはどこかのステージで行き詰まるからです。

発達障害のある人の中には、他人の意見を聞かず、自分の思うようにしないと気が済まないタイプがいます。そういうタイプの人にとっては、自分よがりの考えだけでは解決しないという事に気が付き、コミュニケーションの取り方を学べる良いキッカケになるでしょう。

判断力を養える

仕事が出来る人と出来ない人の違いの一つとして挙げられるのは、効率的に仕事を進めるための判断力。

『オーバークック』は、「何を優先するか」「どういう順番にするか」「どんな物(情報)が必要か」「どの工程を他人に任せるか」といった判断が随時求められます。

それらが出来ないとクリアできない仕様になっているので、判断力を養えるのではと考えています。

発達障害のある人の中には、自分に都合の良い判断は出来るが、他者も含めた効率重視の判断を苦手とする人もおり、実際、バイト先で出来ていない人を見かけたことがあります。

>>>大人の発達障害の特徴の記事

効率的に考えろと言われても、そういう思考をしたことがなければ難しいです。

そういう人には、まずは他者も含めた効率重視の判断の有用性に気づいてもらうことが大切。

その手段の一つとして、『オーバークック』を利用するのも有りです。

ただし、本当の意味での判断力をつけるには、現実世界と結びつけることが肝心。

効率的な動きを要求される活動(料理やキャンプ等)をして活躍させ、成功体験にすることで判断力は養われます。

決してゲームだけで終わらず、体験もしてください。

マルチタスクのトレーニングになる?

『オーバークック』はとにかく高度なマルチタスク(同時作業)が要求されます。

食材の選別、食材を切る、食材の焼き具合を見る、食材の煮え具合を見る、仲間の動きを見る、次のメニューを見る、動くテーブルの位置の確認、仲間が言っていることに注意を向ける。といったことを同時並行に行わなければいけません。

正直言ってかなり苦労します。無理だと諦める人もいるでしょう。ところが、やっていく内に出来るようになります。

ゲームを続けたことによるトレーニング効果により、処理能力が上がったと思う人もいるでしょう。

はっきりとしたデータがないので否定はできませんが、肯定もできません。

むしろ、仲間とコミュニケーションを図り、自分の役割や出来ること・出来ないことが明確になったから出来るようになった。というのが私の見解です。

発達障害のある人はマルチタスク(同時作業)を苦手としている人が多いと言われています。

処理能力を上げようというねらいで『オーバークック』をトレーニングとして利用すると、見せかけの力が身に着くだけです。

自分の役割や出来ること・出来ないこと、何があると集中力が削がれるか等を気づかせるといった、「自己理解」を深めるために利用することを推奨します。

私自身このゲームをしていて色々気が付かされることが多く、自分でも驚きをもって気づいたことがあります。

シェフって凄い

仲間(奥さん)は食材を運ぶ+野菜を切る、私は食材を切る+調理する役という分担作業をしていました。

時間に追われながら、私は一所懸命食材を切りながら調理していると、仲間は次々と食材を運んで床に置いていきます。

次第に運ぶスピードには追いつけなくなり、床には食材でいっぱい(10個ほど)になりました。

すると、私の頭の中で情報が混乱をきたすようになるのを感じました。いわゆるパニックというやつでしょうか?

作業スピードが一気に遅くなり、料理の優先順位もつけにくくなったのです。

スピードに追われながら、自分に適していない作業量が合わさると、こうも頭が動かなくなるものかと驚きました。

そうならないシェフって凄い!と心から思います。

解決策は単純で、食材を床に置く量は多くても5つにしてと要求。

それからは、パニックを起こすことなく、順調にクリアをすることが出来ました。

こんな形で自己理解が深まるとは、驚きです。

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