いとふの麩【大津市中央】
麩専門店が浜大津駅近くで発見しました!
Contents
株式会社いとふ
麩を取り扱っている会社で、有名な老舗です。
麩は室町時代初期に明から渡来した僧によって製法が伝来したとされ、精進料理を豆腐と共に蛋白源の一翼を担う食材で、種類は様々。
生麩、焼き麩、揚げ麩、乾燥麩があります。それぞれ食感が異なるため、料理の幅を広げてくれます。個人的にはすき焼きにするのが好きです。
京都の伝統製法は勧修寺から信頼を得ている
伝統を重んじ、昔ながらの手作りにこだわっています。
一つ一つ丁寧に生地を延ばすことで、機会では生み出せない食感や味、風味等を生み出しています。
また、伝統を重んじつつも先進的な麩もたくさんあり、料理を引き立てる生麩、長い経験に生み出される焼き麩、そして伝統と斬新さが合わさったお菓子の麩があります。
いとふは勧修寺の御用達を頂いているということもあり、伝統製法に加えて信頼も得ています。
勧修寺は真言宗山階派大本山、醍醐天皇の勅願時。建立は900年という由緒あるお寺です。
こういうお寺に信頼を得ているということは、単純に伝統製法を守り、美味しいからというだけではなく、創業者の理念や人柄も大きな要因があると思います。
大津店の店舗情報
大津市のいとふの店内は決して広くないのですが、所狭しと麩の商品が置いてありました。
しかし、可愛らしい展示の仕方や光が店内に入るような工夫をされていて、店内の狭さは気になりませんでした。
売られている商品の箱自体は黒を基調としており、良く言うと伝統を感じる、悪く言うと暗いという印象を受けます。それを払拭するためなのか、商品の紹介ボードはピンク色を使って明るくポップな感じを出しているため、暗いという印象は薄れます。
これ全部麩です。麩の商品ってこんなにあるんだなと初めて知りました。
ごま麩、あわ麩、よもぎ麩など、魅力的な物が陳列されています。その中にきんちゃくと書かれた麩があり、気になったので購入しました。
麩のお菓子
麩まんじゅう
きんちゃくは1個86円と非常に安かったです。その分小さいですが、変わった物を食べる時は小さいぐらいが丁度いいです。
中身はこんな感じです。正直言って、躊躇する程の見た目です。フニフニしていて、食べるのに勇気がいりました。
意を決して食べてみると、中身はゆず味噌でした。味噌自体はそれほど珍しくはないのですが、食感と合わさって、未知との遭遇状態です。
食感や味からして、ご飯のおともという感じではないので、私はお菓子の部類と判断しました。サイズも小さいので、昔の人は手軽な栄養補給食として食べられていたと思います。
西洋のお菓子風の麩もありました。色々な味があり、試食もできました。その中で美味しいと思ったのが、この二つです。
西洋風お菓子
左のは焼き麩にチョコレートをコーディングしたお麩ショコラです。ショコラ味だけでなく、バナナミルク、いちご、きなこ、ティラミス、抹茶、クリームチーズ等、種類がたくさんありました。子供に大人気の商品です。
右のはバーべキュー味で、米油が使われています。このままでも美味しいのですが、お酒が欲しくなりますね。
これらが麩で出来ているとはまず分からないと思います。普通のお菓子にしか見えないので、麩が嫌いな子供も抵抗なく食べられるでしょう。
お菓子シリーズはとても食べやすく、種類もたくさんあったのでぜひ自分好みの麩をお探しください。
感想
大きい店ではないですが、独特の外観のせいか近くを通ったら違和感を感じて足を止めると思います。きっと「なんだこの店は?」と思うことでしょう。私もそうでした。一瞬躊躇するかもしれませんが、気になったら入ってください。きっと入って良かったと思えます。
そして麩商品の豊富さに驚くと同時に、店のスタッフさんのキャラの濃さにも驚くと思います。私は色々な麩商品に驚きましたが、一番印象に残っているのはスタッフさんのキャラです。それはぜひ自分の目でご確認ください。
アクセスと営業時間
住所:滋賀県大津市中央2丁目2-3
TEL:077-527-2439
JR:大津駅から徒歩7分
京阪線:浜大津駅から徒歩5分
駅から近いのですが、建物が黒色ということもあって、素通りしてしまうかもしれません。私は何度も素通りしてしまいました。
見本サンプルが外に置いてあるので、それを目印に探すと、素通りせずにすむと思います。
営業時間:10:00~17:30
定休日:日曜、祝日
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