岩間寺の自然の神秘【大津市石山内畑町】
滋賀県大津市と京都府宇治市の境には、真言宗醍醐派岩間山正法寺があります。ご存知でしょうか?
私は親から教えてもらうまで全く知りませんでした。どんな所か下調べをせずに行ったのですが、行って良かったです。とても素晴らしい所でした。
岩間山正法寺(岩間寺)情報
加賀白山を開いた泰澄大師が元正天皇の大厄の病を法力により治した褒美として、建立されました。
熊野、吉野に並ぶ、日本三大霊場の一つとのことです。霊場という響きはワクワク感がありますね。
雷除けのお寺、厄除けのお寺、ぼけ封じのお寺として有名です。
お寺に向かう最中にぼけ封じ観音像があります。お年寄りが多いのかと思っていましたが、ぼけ予防といったところでしょうか、45歳~60歳ぐらいの方が拝んでいました。
拝むと美人になると言い伝えがある岩姫龍神。美人になりたい方は拝んでみる価値があります。
集会所なので特に気にしていませんでしたが、中を覗く人がいたので覗いてみると少し驚きました。
広々とした部屋に像が鎮座されていました。奥にある像は真言八祖大師像。大変古い物らしいのですが、集会所に鎮座させて良いのか少し疑問はあります。
本堂に安置されている本尊の千手観音像は、苦しむ人々を救済するために駆け巡り、汗びっしょりになって帰ってくると言われています。そのため「汗かき観音」という別称があります。
お勧めスポット
日本一の長寿桂
今回岩間寺に行くにあたって、一番楽しみにしていました。桂の木が群生していて、神秘的な雰囲気を発していると聞いていたからです。
長寿桂は本堂から近い所にあるのですが、いつのまにか行き過ぎてしまい、険しい山道を歩くはめになっていましました。
山道を歩いていると、至る所に土が盛り上がっていました。どうやら、モグラが犯人とのこと。どういう意味があるのかは分かりませんが、これも自然の神秘ですね。
15分ほど歩くと一見の廃屋がありました。何か得体のしれないものがいそうな雰囲気がありますが、別の意味でいました。
超巨大な蜂の巣。もともと巣は2つあったようですが、一つは壊されていました。残った巣には、既に駆除されたのか、役割を終えてどこかに行ってしまったのか、蜂はいませんでした。それでも恐怖を感じずにはいられませんね。
迷ってしまいましたが、モグラの痕跡や蜂の巣を見れたので、損をした気分にはなりませんでした。
道を引き返し、無事長寿桂を見つけることができました。
感動です。1本1本の桂の木が群生して、ひと固まりの巨樹になっています。さらに樹齢500年ときたものだから、神木と崇められるのは当然ですね。
さらに自生している場所が谷の斜面です。力強さを感じます。
谷底には小さな祠が見えます。まるでゲームのような光景です。
よくよく見ると薄っすらと小道が作られていて、行けるようだったので、谷を降りてみました。
膝が悪い方はやめた方が良いですが、冒険している感覚を味わえて楽しかったです。
祠の周りはとても不思議な感覚でした。祠自体というより、普段味わえない谷底にいるというのが要因なのかもしれません。
アクセス(シャトルバス)と駐車場情報
岩間寺に通ずる山道は曲がりくねっているので要注意です。車酔いする方は酔い止め薬は用意しておくと良いでしょう。
駐車場は50台ほど止められます。
毎月17日に、石山駅からシャトルバスが運行するため、これを利用するのが便利です。
8:00発 8:40発 9:20発 10:20発 11:20発 12:40発
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