松尾芭蕉ゆかりの地 義仲寺 【大津市馬場】

車で湖岸道路を進んでいると、案内板に義仲寺と書かれています。ずっと気になっていたので、行ってみました。

国指定史跡 義仲寺

何も知らなければ、「よしなかでら」と読んでしまいますが、読み方は「ぎちゅうじ」です。

住宅地の中にあり、狭い道路に沿ってあるので、車だと行き過ぎてしまいます。

義仲寺情報

教科書に出てくる武将のお墓があります。その名は、木曽義仲。教科書にはサラっとしか出ませんが、漫画日本の歴史を読むとインパクトのある武将です。

義仲は源の頼朝・義経とは従兄弟にあたるのにも関わらず、素行が悪く、民衆からも嫌われていたために、仲間である源氏に討たれてしまいました。因果応報とはこのことだと、子供ながら学んだ記憶があります。

義仲公墓は意外と小さくて驚きました。とても力のある武将だったので、もっと立派な墓にしても良いのではないか?と思いました。

松尾芭蕉のお墓です。松尾芭蕉の遺言で義仲寺に葬られたとのこと。木曽義仲公のどういった部分に感銘を受け、シンパシーを感じたのかは諸説あるようですが、何か感じるものがあったのは間違いないです。

芭蕉翁ゆかりの無名庵は、現在一般の方も使用でき、句会をはじめ、文化サークルの集まりに使用されています。

こういう建造物はだいたい使われず、見学だけというパターンが多いのですが、無駄にせず使われているというのは好印象を持ちました。

朝日堂

本堂の朝日堂(ちょうじつどう)は木彫聖観世音菩薩が祀られています。また、義仲公、義高公父子の木造を厨子に納められています。

朝日堂の由来ですが、木曽義仲公は朝日将軍とも呼ばれていたためです。

木曽義仲公の側室巴御前のお墓です。武勇優れた美女で、武将として義仲公を助けたとのこと。

漫画日本の歴史でも出てきましたが、女性が当時武将として戦っていたことに、とても驚きました。今回それ以上に驚いたのが、90歳まで生きていたという説があることです。真偽は定かではありませんが、これが真実としたら、何を食べたらそんなに長生きできるのかが知りたいと思いました。

アクセスと地図

住所:大津市馬場1丁目5-12

TEL:077-523-2811

JR・京阪線:膳所駅から徒歩7分

駐車場情報と拝観料

車でも行けますが、車を止める場所は駐車場ではなく、義仲寺の側に無理やり止めるという感じです。

私は軽自動車なので問題ありませんでしたが、普通車だとギリ、大きいサイズの車だと無理だと思います。

電車で行くことをお勧めします。

大人:300円

中学生:150円

小学生:100円

営業時間:9:00~17:00(3月~10月)  9:00~16:00(11月~2月)

定休日:月曜

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