しろくま(大衆食堂)に寄ってから三井寺へ行こう 【大津市浜大津三丁目】

大衆食堂 しろくまの店舗情報

大津市の長等商店街を西に抜け、北へと進むと、営業中、ラーメン、御食事処とかかれたのぼりが3本立っているのが見えてきます。

周りには何も店がないので、のぼりはとても目立ちますが、店の入り口がすぐには分からないので、一瞬戸惑います。

建物に近づいてよくよく見ると、壁に案内の矢印が貼られており、矢印の方向へ進むと入口がありました。

店という構えより、普通の一軒家にしか見えません。

のれんがあるので間違いはないのですが、少しドキドキしながら扉を開けました。

まだ出来て間もないのか、とても綺麗な店内です。

テーブル席が二台、カウンター席もありました。

壁にはカレンダーや絵画が飾られていて、観賞植物も店の端っこに置かれています。

テーブル席に座り、ふと左を見ると、なにやら意味ありげな襖があったので、開けてみるとお座敷がありました。

大勢で利用するお客にとっては、他の客をあまり意識しないで済むので、とてもありがたい部屋です。

無邪気な笑顔のおかみさん

この店のスタッフ年配の女性が一人いるだけでした。

昔は旦那さんと一緒に店をやっていたそうですが、その旦那さんは4年程前に他界され、それ以来一人で店をきりもりされているとのこと。

旦那さんが他界されたのをキッカケに、自宅を改装して現在の店で営業していますが、実はお店自体の歴史は長く、創業45年になります。

20年程昔は、大津駅周辺にあったレジャー施設内で店を開いていたそうです。その時の事は今でも鮮明に覚えていました。

大津に長く暮らしているとあって、大津が変わっていく様も見てこられました。今でこそ商店街は閑散としていますが、昔はとても賑わっていて、京都に負けず劣らずの繁華街でした。

何がキッカケかは分かりませんが、徐々に大津周辺が寂れてきたそうです。しかし、マンションが建つようになってきたので、再び活気づくことを期待しているとのこと。

食事をとりながら、大津の歴史話しをしてくださいました。おかみさんの表情を見ていると、無邪気な笑顔をされる人という印象を持ちました。歳だ歳だと言いますが、気持ちはまだまだ若いです。とても70歳オーバーのようには見えませんでした。

メニュー一覧

昔はラーメン主体の店でしたが、最近は定食なんかもやっているそうです。どれが人気メニューかと訊くと、「さあ~?」とはぐらかされました。

実食して自分なりの好みの料理を見つけるしかないです。

食べましたら、随時更新していきます。

ラーメン等の炭水化物料理

しょうゆラーメン 650円。 みそラーメン 700円。 塩ラーメン 700円。

カレーラーメン 700円。 ネギラーメン 700円。 冷やし中華(夏季限定) 900円。

焼きそば 550円。 皿うどん 780円。 鍋焼きうどん 900円。

焼き飯 600円。 ご飯 200円。

チャーシューメン 800円。

昭和感をすごく感じる見た目です。真ん中に切られたゆで卵が置かれているのが可愛いです。

スープはしょうゆ味ベースです。家庭的な味で、小学校時代に食べた家のラーメンを思い出しました。ここ最近、色々なラーメンを食べていただけに、ホッとする味です。

麺は細麺、お腹に優しいです。

チャーシューは肉厚ですが柔らかく、ジューシーです。ただ、ご飯のおかずにはなりえませんでした。

あっさりしているので、ランチとして食べると少し物足りません。しかし、某ビジネスホテルに出てくる夜鳴きそばのように、夜食として出されると嬉しい逸品です。

一品料理と日替わり定食

ぎょうざ 300円。 揚げたこ 300円。 野菜炒め450円。

焼き豚 500円。 野菜サラダ 450円。 キムチ 300円。

ハムサラダ 450円。 ツナサラダ 450円。 ポテトサラダ 350円。

漬物 300円。 えびフライ 780円。 キムチ鍋 500円。

串カツ 500円。 鶏のからあげ 500円。 下足のからあげ 500円。

とんかつ 500円。 アジフライ 500円。 牡蠣フライ 500円。 小エビフライ 500円。

豚キムチ 450円。

辛めですが、食べやすい味付けなのでご飯がすすみます。

食べ終える頃になると、じんわりと背中と額に汗が出ていました。

ポテトフライ 300円。

細いジャガイモを想像していたのですが、コロコロしたポテトフライだったので少し驚きました。

塩はあまり振られていないので、テーブルに置かれた味塩を自分で振って食べます。

ホクホクしていて、イメージ通りの味なので、安心感がある料理です。

春巻き 450円。

白色の春巻きは初めて見ました。一見美味しくなさそうに見えて、食べてみると意外と美味しいです。

衣は少し固めですが、弾力のある固さです。噛むとパリパリっというより、ヘニャパリっという音が口の中で響きます。

中の餡はトロっとしていて、おかずにもお酒にも合います。

出し巻き 500円。

出汁が効いていて、上品な味わいです。

ふわとろというより、しっかり焼かれているため、食感は少し固めです。私は好みですが、人によっては気に入らないかもしれません。

紅ショウガとの相性が良く、出し巻きと紅ショウガを別々で食べるよりも、一緒に食べることをお勧めします。各段に美味しくなります。

日替わり定食 700円。

その日に仕入れる材料によって変わります。豚に生姜焼きの時もあれば、から揚げの時もあります。

豚の生姜焼きは甘めで美味しいのですが、焼きというより少し煮ている(蒸している?)感じがあります。水分が多いのかもしれません。

そのため、肉は肉肉しくなく、トロっとしています。玉ねぎ等の野菜類もトロみがあり、ご飯がすすむ料理と化しています。

一口でご飯3口はいけます。

グルメにおすすめ料理

おにぎり(2個) 300円。

グルメな人に勧めてよいものか一瞬悩みましたが、グルメな人にこそ勧めるべき料理と判断しました。

私の体格を見てか、普段よりも大きめににぎってくださいました。普段はもう少し小さいそうです。

それぞれの中には、こんぶ、梅干しが入っています。味付け海苔をまいて完成ですが、上手くひっつかず、何度やってもはがれてしまいました。

こんな変哲もないおにぎりですが、昭和生まれの人間には心温まる料理です。

まずはおにぎりの形状。コンビニのおにぎりはキチッと形作られていますが、ここのおにぎりは丸でもなく、三角でもない、少しいびつなおにぎりです。そのいびつさが「少し不器用な人が頑張って作りました」感を出していて、逆に高評価です。間違いなく手作りです。

次に味。コンビニのおにぎりは均等に味付けがされていますが、ここのおにぎりは塩味がする箇所としない箇所があり、おあばちゃんが作ったおにぎりを思い起こさせてくれました。

舌が肥えてしまったグルメな人が食べると、原点を思い起こさせてくれるかもしれません。そんな逸品料理です。

アクセスと地図


JR:大津駅から徒歩15分。

京阪線:三井寺駅から徒歩3分。

駐車場はあります。

営業時間:11:30~14:00

現在はお昼のみの営業です。予約が入った時のみ、夜間営業をします。

定休日:日曜日、祝日。

電話番号:077-525-8905

三井寺のすぐ近くにあるので、しろくまでランチをとってから三井寺に行くとをお勧めします。三井寺は広く、ぐるっと周ると結構な時間がかかるので、事前にお腹を満たしておくことが得策です。

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