日向大神宮の紅葉とパワースポットで心身を癒そう【京都市山科区日ノ岡一切経谷町】

ひっそりとある神社が好きなひだち教室長の安藤です。

143号線を東へ車で走り、蹴上駅を少し過ぎる。

すると、将軍塚と書かれた標識が見えてきます。

その先には勿論将軍塚がありますが、実はひっそりと神社もあります。

パワースポットと紅葉で有名な日向大神宮。

今回は日向大神宮についてご紹介したいと思います。

※紅葉の時期が近いので、再投稿です。

天岩戸がある日向大神宮情報

標識には、143号線を外れて山の方へ進むよう矢印が書いてあります。

矢印に案内されるまま山を少しだけ登ると、小さな坂道が出てきます。

その坂道の入り口付近に、日向大神宮と書かれた小さい看板が掲げられています。

素通りしてしまうほど小さいので要注意です。

その看板が指す先は狭い道路で、行くのを一瞬ためらってしまいます。

勇気を出して山の中を走ると、廃墟と化した施設が見えます。

さらに山の中を進むと細い道が表れます。

両端にはゲストハウス閑話堂と大きな日向大神宮会館があります。

急な坂を登ると、ようやく日向大神宮の駐車場が見えてきました。

5台ほど駐車できるスペースです。

近くに南禅寺や蹴上インクラインといった観光名所があります。

そこと比較すると圧倒的に観光客、参拝者は少ないです。

ただ、時の流れがとまったかのような静けさは、ゆったりと過ごせます。

心が癒されます。

不思議な空気感のある本殿周辺

日向大神宮の歴史は古い。

5世紀頃に顕宗天皇(けんそうてんのう)が日向国(宮崎県)の高千穂の神霊を移して創建したのが始まり。

京都最古の宮で、社殿は神明造、内宮、外宮が奉斎され「京の伊勢」として名高い。

昔は東海道を往来する旅人の安全祈願、伊勢神宮の代参として参拝されていました。

そんな由緒ある神社がこんな山奥にあるというのは、驚きです。

日向大神宮の周りの山々は神の領域となっており、四季折々の色彩を堪能することができます。

特に紅葉シーズンは格別に綺麗で、紅葉見たさに参拝に来られる方も多いそうです。

リラックス効果もあって心身が癒されること間違いないでしょう。

鳥居をくぐると、右に拝殿、左に社務所があります。

拝殿の横に何か小さな建物があったので近づいてみると、馬!

ぬぼ~と白馬像がガラス越しに見えます。最初見た時は思わずビビッてしまいました。

これは徳川家から寄進された神馬の像で、国の一大事を知らせてくれるという言い伝えがあります。

なんでも、ある時前足を一歩踏み出した跡が見つかり、そのすぐ後に戦争が勃発したとのこと。

外宮のご祭神は、天津彦火瓊々杵尊(アマツヒコホニニギノミコト)。

そして天之御中主神(アメノミナヌシノカミ)。

威厳のあるこの佇まいは、ゾクっ震えるものがありました。

橋を渡った先に内宮があります。

橋を渡って右側を見ると、山城國最古の恵美須神社。

商売繁盛・芸能の神の天細女神社が鎮座されています。

内宮のご祭神は天照大神。

そして、宗像三女神。

・多紀理毘売命(タギリヒメノミコト)

・多岐都比売命(タギツヒメノミコト)

・市寸島比売命(イチキシマヒメノミコト)

内宮前の左手に、影向岩(ようごいわ)という神様が降りてこられるという神聖な岩があります。

影向岩のわきにある参道を上げると、天岩戸に出ます。

ちょっとワクワクしますよ。

天岩戸~御朱印~伊勢神宮遥拝所

岩山をくり抜いた岩穴はパワースポットで、天岩戸と呼ばれています。

この岩穴を通り抜けると、厄払いや開運のご利益を授かると言われています。

多くの参拝者はここを訪れます。

中に入ると明かりはありませんが、すぐ出口が見えるので怖いということはありません。

岩穴特有のヒンヤリ感がありますが、それ以外にも何か変な感覚に襲われました。

パワーを得ているというか、むしろフワフワっとした感じです。

もしかしたら、この感覚が心身が癒されていく感覚なのかもしれません。

出口付近には天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)を祀る戸隠神社があり、お参りしてから出ました。

因みに、天手力男命は力男と言われる通り怪力の神様で、重い天岩戸を開けたとされます。

この神様がいなければ、日本は暗闇に覆われていたことでしょう。

天岩戸をくぐってから、御朱印を頂きに社務所に寄りました。

社務所には女性がいて、サラサラっと日付を書いてくださりました。

少し日向大神宮について説明もしてくださいました。

えんむすびの神様がいる福土神社、神田稲荷神社を参拝。

最後は伊勢神宮遥拝所という流れを予定していました。

しかし、それは叶いませんでした。

伊勢神宮遥拝所へと続く参道が、今年の台風の影響で通行できなくなっていました。

ものすごく残念でなりません。

仕方がないので、周辺をウロウロしていると、山の斜面に小さな鳥居が設置されているのを発見。

どういう意味があるのか確証はありませんが、おそらく山の神様に安全祈願をするところだと思います。

アクセスと地図


地下鉄:東西線蹴上駅に降りて、徒歩15分。

京阪バス:蹴上で下車し、徒歩20分。

坂道があるので、実際は徒歩30分は覚悟した方が良いと思います。

5台駐車できる無料駐車スペースがあります。

拝観時間:9:00~17:00

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