六ツ矢崎浜オートキャンプ場でBBQ【滋賀県高島市新旭町】

湖沿いの夜のキャンプは心が癒されるひだち教室長の安藤です。

アニメ「ゆるキャン△」を見て、ゆる~いキャンプに関心を持つようになった生徒。

生徒:「こんなキャンプをやってみたいな~」

と、レッスン中に何気なく口に出しました。

私はその熱が冷めないうちに実行しなければと思い、先日実行しました。

自閉症スペクトラム障害(ASD)の人は興味の範囲が狭いため、このようなチャンスはなかなかありません。

興味はあっても自ら行動するまでのエネルギーがないことが多いので、誰かと一緒に行動する必要があります。

支援者や指導者はこういう何気ない発言を聞いたら、可能な限り早く実行すべきだと私は思っています。

興味を持っている内に苦労しながらも成功体験を積むことで、興味から趣味に変わることがあります。

特に今回参加する生徒はその傾向が強い。

価値観が変わったり、自己肯定感が高まる可能性が高い。

何とか成功体験を積んで欲しいとキャンプに臨みました。

結果を先に述べれば、生徒は見事キャンプにはまりだしました!

全力を出さない大人なキャンプを紹介

滋賀県高島市にはいくつかオートキャンプ場があります。

今回は六ツ矢崎浜オートキャンプ場というキャンプ場を利用しました。

スーパーのはしごをしていたら、受付時間(17時)ギリギリで到着。

六ツ矢崎浜オートキャンプ場には、一般サイトとペットサイトと分かれています。

ペットサイトはペット可なので、いずれ看板犬クマラも一緒に連れて来たいですね。

オートキャンプ場は広く、敷地内を徐行運転しながら探しました。

平日でしたが意外とお客さんは多く、場所を決めるのに一苦労。

他のテントと適度な距離があり、木の側に車を駐車してテントの準備にとりかかりました。

CAMPグッズは楽なものを選択

テントは骨組みを組み立てるタイプではなく、紐を上に引っ張ったらあっという間に出来上がるタイプです。

キャンプ初心者にはもってこいのテントです。

これで5000円だから安い。

琵琶湖からは時折強い風が吹きます。

テントやブルーシートを広げた時は激しくなびいて設置するのに苦戦しました。

生徒はアニメや本等から知識を得て、必要最小限の道具のみを持ってきました。

リュック一つだけで収まっているのに私は驚きました。

この中にBBQ用のコンロが入っているのだから、さらに驚き。

私は性格上、あれもいるこれもいると考えすぎます。

そのため、ゆる~いキャンプとは思えない量の道具を持ってきてしまいました。

寝袋、人をダメにするクッション、包丁、割りばし、紙皿、調味料等。

車でないととても運べません。

結局は寝袋とクッションしか使わなかったので、今後の課題ですね。

夜になる前に料理!

今回は簡単にBBQを楽しむに重点を置いています。

そのため、薪を使っての火起こしをするつもりはありませんでした。

それではどうすれば良いのか?

とあるブログに便利な物を使っている様子が載っていたので、それを購入することを決めました。

購入したのは一発着火炭という名称。

着火剤のいらない木炭で、すぐに火がつくのが売りです。

それを信じて、2~3人用の小さなコンロに木炭を敷き詰め、チャッカマンを使って火をつけようと試みました。

ところが、火が付く様子が全くないのです。

木炭を手に取って、チャッカマンを様々な角度から使用しましたが、風の影響もあってすぐ消えます。

色々試した結果、木炭をコンロに置いて、下から火を流すと木炭の真ん中に火が通ることに気が付きました。

しばらく火を流し続けた結果、見事火をつけることに成功しました。

この作業を他の木炭にもしなければいけないのかとウンザリしていると、奇跡(?)が起きました。

火がついた木炭に接している木炭に、あっという間に火が移りだしたのです。

おそらくそういう仕様なのでしょうが、火が広がっていく様子はとても感動的でした。

生徒と私はテンションMAX。

生徒は人生で初めて火を起こすことに成功したため、「キャンプ面白い!」と声を上げました。

やはり今回参加した生徒は、成功体験をすると興味の度合いが一気に増しますね。

ある人のブログを見ると焼きそばを作っていたので、私達も焼きそばを作ろうと決めていました。

ところが、もやしを買ったものの、私達は麺を買うのをすっかり忘れてしまい、もやし炒めになってしまいました。

まあ、それはそれで美味しかったので問題なしです!

肉は美味しかったのですが、買い過ぎました。

意外と量の加減は難しいです。

経験から学んでいくしかないですね。

デザートはバームクーヘンを焼いて食べました。

残り火でやったので全体を焼くことは出来ませんでしたが、焼けた部分は美味しかったです。

デザートは色々チャレンジして新しい発見をしたいですね。

カップルや家族で見たい景色

偶然ですが、キャンプをした日はストロベリームーンという普段とは違う様子の月を見ることができました。

写真では小さく見えますが、生で見るととても大きく見えました。

月の光が琵琶湖に反射し、まるで道のようです。

感動的な光景でした。

翌朝、ブルーシートの上で寝ていた私は朝陽を拝むことができました。

朝陽はいつ見ても綺麗です。

月明かりしかない中で、オレンジ色に燃える木炭は心が惹きつけられます。

生徒はよほど気に行ったようで、美しく・儚く燃える火が消えるまで、ずっと眺めていました。

そして頻繁に「最高やわ~」と呟いているのが聞こえてきました。

逆にお勧めできないのはLEDランプ。

明るすぎて折角の厳かな雰囲気を壊します。

電気のンプを使うなら、オレンジ色の電球を使うべきでしょう。

一番のお勧めは火を使った本物のランプ。

他の人が使っているのを見ると、光は弱いけど雰囲気にとてもマッチしていて、これぞキャンプといった感じです。

今回の活動を振り替えり、生徒は大きな学びをしました。

「アニメや本で知識を得ていたけど、いざやってみると上手くいかない」

「経験がいかに大切かを痛感した」

教えられてではなく、自分で気が付いたのが良いですね。

ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にしつつ、自信に繋がる活動も行っています。また、興味から趣味になるよう密かに色々と働きかけています。

活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!

>>>お問合せフォームへ

アクセスと設備情報


JR:湖西線 新旭駅で下車し、車で8分。

駐車場:100台駐車できるので広いです。

駐車料金:普通車 1000円 バイク 500円。

営業日:4月11日~11月30日。

宿泊:チェックイン 12:00~17:00。チェックアウト 15:00(繁忙期は12:00)

デイキャンプ:9:00~17:00。

定休日:無休。

電話番号:0740-33-7101

サイトは一般サイトとペットサイトがあります。

わざわざ分けているのは、皆が皆動物が好きというわけではなく、ゆったりと過ごしたい方も多いからだそうです。

キャンプ使用料:大人 1000円 小中学生 600円 ペット500円。

日帰りでの使用料:大人 500円 小中学生 300円 ペット500円。

トイレ:汲み取り式便所。しかも和式。せめて洋式にしてほしいです。

シャワー設備:あります。

洗面場。

綺麗です。

夜になると電気に誘われた虫たちが大量に飛んでいます。

足洗い場。

今回私達が使うことはありませんでした。

琵琶湖に入った子供が使っていました。

炭捨て場。

初心者に分かりやすい造りになっています。

キャンプ場によっては分かりづらい造りの所もあるので、ありがたいですね。

ゴミ集積場。

ゴミの仕分けは細かく指定されています。

ルールを守って仕分けましょう。

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