伊賀の里モクモク手づくりファームで体験活動【三重県伊賀市西湯船】

2月の課外活動は、モクモク手づくりファームに行ってきました。

モクモク手づくりファーム情報

モクモク手づくりファームには前職でも行ったことがありますが、その時は大阪から行ったということもあって、相当遠いという印象がありました。しかし、大津の教室からだと意外と近く、道路も空いていたということもり、運転による疲れはほとんどありませんでした。

モクモク手づくりファームは自然に囲まれた所にあり、まだ寒い時期ということもあって、お客さんは少ないと予想していたのですが、たくさんいたのでビックリしました。

駐車場は車で埋め尽くされていて、子供連れがほとんどです。

数年前とあまり変化はありませんが、オブジェが増えていました。

苺と豚が合体したオブジェ。ちょうどイチゴがシーズンだからでしょう。

着いたらすぐにランチをする予定だったので、今回は食べ歩きしていませんが、焼豚専門館の豚まんは絶品です。

前回来た時に食べたら、そこらで売っている豚まんとは段違いの美味しさだったのを覚えています。

ランチはヴィッフェスタイルのレストランで食事をしたいので、わき目もふらずにレストランへ向かいました。

というのも、PaPaビアレストランは非常に人気のあるレストランで、すぐに満席になるからです。

私達が着いた頃は11:20過ぎ。すぐに食べられるかはギリギリのラインなので、急かせました。

残念ながら努力は報われず、PaPaビアレストランは既に満席状態でした。

仕方ないので予約をすることになったのですが、生徒達は少し納得のいかない様子。

「なんで食べられないの?」「お腹減った~」と連呼していました。

必要最小限の遊具

席が空くと携帯に連絡が来るので、それまで遊ぶことにしました。

レストランの近くに昔ながらの遊具(なわとび等)があるので、チャレンジすることに。

短大生のCさんが二重跳びをしている様子を見て感化されたのか、幼児のBちゃんも縄跳びを始めました。

回しながら跳んでいるとは言い難いですが、そのチャレンジ精神は良いですね。

竹馬もあり、Cさんだけが器用に乗れていました。

それを見て他の生徒達もチャレンジ。

まずは私がチャレンジし、次に大学生のD君がしましたが、乗れる手応えが一向にありません。

小学生のA君はD君に支えてもらいながらチャレンジ。

歩けるようになるまで遠い道のりですが、大人の私やD君と比べると一番可能性を感じました。

竹馬は早い段階で諦めたBちゃんは、輪投げに興じていました。

動物に模した木の枝に輪っかを引っ掛けるのですが、なかなか難しいです。

それでも、Bちゃんは何本か成功していました。

今度は大縄跳びにチャレンジ。

ぐるぐる回すのは難易度が高いと思ったので、揺らすだけにしました。

A君はやり慣れていないようで、揺れる縄を飛び越えるというより、近くに来た縄を跳んで避けるといった感じでした。

やり方をD君が指導したことで、大縄跳びは飛び越えるということをA君は理解しましたが、タイミング良く跳ぶというのは苦手さがあるようです。

A君のモチベーション次第ですが、いずれレッスンで練習する必要があるかもしれません。

Bちゃんは縄が近寄ってから跳ぶのではなく、縄が遠くに離れたと同時に跳んでいました。

単純に身体を使うことは得意ですが、目と体の協応となると難しさが見え隠れするので、レッスンで練習しても良いでしょう。

遊具である程度遊んでから、地ビール工房を見学することに。

こういう社会見学はまだ経験のないBちゃんは、興味深げにビールが瓶に注がれる様子を見ていました。

園内には、全国的に珍しい豚神様を祀っている「とんとん神社」という神社があります。

金運や出世運といった7種類のご利益があり、オリジナルの絵馬もあるのでA君とD君は興味津々。

反対に、BちゃんとCちゃんの女の子グループはあまり興味がない様子でした。

神社を参拝している内にレストランから連絡があったので、足早に向かいました。

添加物が入っていない食品を使ったレストラン

PaPaビアレストラン内は混雑していましたが、部屋が広いためか、あまり窮屈さを感じませんでした。

今回ヴィッフェスタイルにこだわったのは、料理が美味しいということもありますが、生徒達の好みや苦手な物を知りたかったからです。

保護者によく言われているのでしょうか、A君は栄養を気にしながら料理をとっていました。

その考えは素晴らしいのですが、ここの料理はあまり見慣れないものが並ぶのでチョイスが難しいです。

その結果、ご飯、とうもろこし、にんじんのきんぴら、ハム、コロッケという見慣れた物で揃えてきました。

A君は「先生どう?」と自信ありげに訊いてきたので、もっと野菜を増やした方が良いとアドバイス。

反論するかと思いきや、「分かった」と素直にサラダを取りに行ったので、少し驚きました。

Bちゃんは偏食が強いと聞いていたので、どの程度のものか注意しながら観察しました。

料理のチョイスには傾向があり、見たことのない・食べたことのない物は避ける傾向がありました。

Bちゃんがチョイスしたのは、ソーセージ、ハム、とうもろこし、スパゲティ、レタス、ポテトサラダ、そして赤かぶ。

新しいことにチャレンジして欲しいので、赤かぶだけは私がチョイスしました。

見慣れない物なので、Bちゃんはおぼんに乗せるのを嫌がりましたが、「大根みたいなやつ」と説明すると承諾してくれました。

そして、恐る恐る赤かぶを食べると「美味しい」と言ってパクついていました。

その様子を見て確信したのは、Bちゃんは口内の感覚に異常さがあるというタイプではなく、初めての物や食べた事のない物はイヤというタイプ。そういうタイプは一度でも食べると食べられるようになりやすいので、外での活動を通して、色んな食べ物にチャレンジしてもらおうと思います。

ウィンナー作り体験

予約して体験できるウィンナー作りは思った以上に大変でした。

ミンチ状態の肉を揉むところからスタートするのですが、この触感は正直言って気持ちが悪いです。

苦手な人はとことん苦手だと思います。

BちゃんとCさんは凄い顔をしながら揉んでいて、反対にA君とD君は嬉々として揉んでいました。

Cさんは一区切りある度に手を洗いに行き、それを見てBちゃんも洗いに行くようになりました。

ウィンナー作りの良いところは、一人で作ることは困難という部分。

腸詰め機(ウィンナーメーカー)を使用して腸に肉を入れる作業は、二人の呼吸が合わなければ失敗します。

相手の動きを意識しなければ絶対上手くいかないので、ソーシャルスキルトレーニングとしての効果もあります。

A君やBちゃんは相手の動きを意識するというのが苦手なので、なかなかうまくいきません。

業を煮やしたCさんとD君は途中からほとんどの作業をやりだしました。

Bちゃんはまだ幼児なので出来ない部分があるのは当然ですが、出来る作業は出来るだけやってもらいました。

器具洗いはその一つ。一生懸命洗い、グループに貢献してくれました。

A君は出来る能力はあると思っていたので、全ての工程を一人で行う機会を設けて、自信をつけてもらうことにしました。

腸に肉を入れる作業では、スタッフにじっくりと指導してもらったら出来るようになりました。

腸の先端を結ぶ作業は手先の不器用さもあって苦労しましたが、私がスモールステップで彼に合った指導をしていくと、自身に合ったやり方を編み出し、スムースに結べるようになりました。

手先の不器用な人には一般的なやり方が合うとは限りません。

その子自身にとってのやり方を発見、または気づかせるように仕向けることが指導者に求められます。

ウィンナー作りはかなり時間がかかりましたが、無事完成しました。

達成感を感じた子供もいれば、完成できてホッとしている子供もいました。

もっとも、一番気が気でなかったのはスタッフだったのではないでしょうか。

椎茸摘み体験と動物触れあい

ウィンナー作りを終えると、しいたけ摘みをしたいと生徒が良いだしたので、暗幕に覆われたビニールハウスの中に入りました。

室内は思っていた以上に湿度が高く、湿度に弱い私はすぐに気が滅入ってしまいました。

生徒達はお構いなしに、椎茸を摘んでいきます。

椎茸を摘めば摘むほど体験料が高くなるので、5つほど摘んで強制終了。

物足りないA君とBちゃんは、少し不満そうでした。

小さなのんびり学習牧場という所では、動物と触れ合えます。

ポニー乗馬体験、ジャージー牛の乳しぼり体験といったことを体験できるのですが、それ故に非常に人気があり、すぐに予約が埋まってしまいます。

私達が行った時も既に予約でいっぱいだったために、体験は出来ませんでした。

しかし、子牛と触れ合うことはできました。

子牛とはいえ大きいです。

最初生徒達は怖くて遠巻きに子牛を見ていましたが、私が子牛を触る様子を見て、徐々に触ろうという気持ちが芽生えてきました。

A君は私が触った子牛なら大丈夫と思ったのでしょう。背中から触りだし、何もしてこないと思うと、大胆な行動をするようになりました。

最終的には子牛の顎やお腹をさすっていました。

Bちゃんもかなり怖がっていましたが、私に勇気づけられたことで触ることができました。

勇気づけって大事ですね。

Cさんは怖いというより、汚いという思いの方が強く、柵の外から眺めるだけでした。

それでは意味がないと思い、ちょっとした小芝居をしました。

「顎の部分が新触感やわ!すげ~、気持ちが良い!!」と、私は触りながら気持ちよさそうな表情をしました。

すると、興味を持ち始めたCさんは自ら柵内に入って子牛を触りだしました。まさに狙い通りです。

帰る間際に私がモクモクファームのソフトクリームは絶品という話をしていたら、生徒達全員がソフトクリームを食べると言い出し、食べることに。

陽が落ちてきて寒くなり始めていましたが、ソフトクリームは違わず美味しかったので、皆満足していました。

今回の活動で、私の言動や行動が生徒達に強い影響を及ぼしていることが、生徒達の言動・行動から垣間見ることができました。

影響力が強まると指導しやすくなりますが、責任も大きくなります。

より一層、自身の言動や行動にも気を配りながら活動をしなければいけないですね。

アクセスと地図


JR:柘植駅からタクシーに乗って約15分ほどで到着します。

路線バスやシャトルバスはないので、アクセスは不便です。車で来ることをお勧めします。

駐車場:かなり広い無料の駐車場があります。

営業時間:10:00~16:30

定休日:2月~3月は毎週水曜日。4月~12月は第二水曜日。

入園料:大人 500円 小人 500円。0~2歳 無料。モクモクネイチャークラブの会員の方は入園無料。

電話番号:0595-43-0909

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