クラブ西宮キャンプ場~経験は確実に積み上がる~【兵庫県西宮市】

薪割りが好きなひだち教室長の安藤です。

キャンプシリーズ第一弾は、太陽ヶ丘公園にあるTOMOSHIBI CAMP場。

何をどうすれば良いか、困惑する生徒達。

>>>TOMOSHIBI CAMP場の記事

第二弾は神戸市立洞川教育キャンプ場でデイキャンプ。

ある程度成功体験を積むことができて、少し手応えを感じることができた生徒達。

>>>神戸市立洞川教育キャンプ場の記事

そして第三弾の今回は、クラブ西宮という新しいキャンプ場でデイキャンプを実施。

2回連続参加している生徒達にどのような成長が見られるのか、私は楽しみにしていました。

クラブ西宮(CLUB NISHINOMIYA)情報

西宮の中心部から車で15分の所にキャンプ場があります。

僅か15分の所なのに、周りは自然豊かで静かです。

クラブ西宮は2021年にオープンとあって、発展途上。

至る所に薪にするための材木が転がっていました。

水道管は通っていないので、水の入ったタンクが用意されています。

どのキャンプ場も水は通っているものという固定観念がある人は、戸惑うことでしょう。

キャンプに慣れている人はウォータージャッグやタンクを持参していました。

私達は飲み水は持って来ていたので、手を洗う時に用意されたタンクの水を利用しました。

水は通っていませんが、水洗式のトイレが設置されています。

清潔には保たれているので、比較的不快にならずに利用できます。

夏場は暑すぎるのが欠点かな。

サイトごとの距離は離れているので、人目はあまり気になりません。

竹に囲まれており、見てるだけで涼しくなります。

子供連れが多いので、遊びを意識した物も用意されています。

ブランコやバギー、ブランコなどがあり、大人も子供も楽しめます。

そんなキャンプ場を見て周ってから、生徒達は準備を開始!

三度の目の正直!タープ設置大成功!!

まずは恒例となったタープの設置から。

過去2回はタープ設置に非常に苦戦し、時間がかなりかかりました。

その経験のある大学生のE君とF君は、少し憂鬱そうな表情を見せました。

キャンプ活動初参加のK君(高校生)は、タープ自体初めて見たので興味津々です。

E君とF君はタープに触れるとやり方と思い出し始め、テキパキと動きます。

そして15分程度でタープを立てることができました。

これにはE君とF君は自画自賛。

E君:「簡単にできた」

F君:「こんなに早く出来るとは思わなかった」

二人にとって大きな成功体験となり、自信と自己肯定感が高まる様子が見られました。

苦手なことでも、経験していくことで出来るようになるケースもある。

二人はその事を実感できました。

継続してタープ設置をしてもらったかいがありますね。

とはいえ、まだ爪が甘い箇所はあります。

タープを固定するペグの角度が浅い。

生徒達はペグを地面に打ちつけるのは覚えていますが、その理由は分かっていないようですね。

私は理由を伝えましたが、生徒達はいまいちピンときていない様子。

風に吹かれて、ペグが抜けるというのを目の当たりにすると理解できるでしょう。

経験者と未経験者は動きが違う

デイキャンプ経験のあるE君とF君は何を準備すれば良いか分かっています。

おかげで、二人はテキパキと動きます。

ASD(自閉症スペクトラム障害)の人は、新しいことは上手く取り組めません。

しかし、経験していることなら上手く取り組めます。

私は準備している二人を見て、これまでの経験が活きていると確信できました。

K君もASD(自閉症スペクトラム障害)がありますが、デイキャンプは未経験。

初めての事なので、何をどう動けば良いか分かりません。

K君は手伝う事なく、二人の準備する様子を唯見ているだけでした。

そこで、私はK君に薪割りの役割を与えました。

私にやり方を教わったK君は、怖がりつつも責任もって薪を割りだしました。

役割を与えることで、人は動ける。

その大切さをE君とF君に教えました。

この教えをどこまで理解し、実践できるか。

再びデイキャンプをした時に確認したいと思います。

メスティン料理リベンジ成る!

メスティンを使った料理も恒例となっています。

E君はカニカマ飯に再チャレンジ。

前々回作った時は、匂いだけでも吐き気を誘発する散々のでき。

それにこりて、もう作らないという人もいます。

しかし、E君は違います。非常に自己肯定感が高いのです。

自己肯定感はチャレンジ精神とも直結しています。

そのため、E君は再チャレンジを選択したのです。

カニカマ飯の結果ですが、大成功!

匂いだけでも、美味しそうなのが伝わりました。

E君はリベンジに成功して満足した様子。

今度は別のものにチャレンジしようと言っていました。

自己肯定感が低い人には出来ることをやってもらおう

私は活動をする時、生徒達に何かチャレンジをするように促しています。

ある程度精神状態が良ければという条件付きで。

現在E君とF君の精神状態は良いですが、K君はそうではありません。

K君は自己肯定感がかなり下がっています。

そのため、新しい事にチャレンジすることは難しい。

いえ、何をチャレンジするかを考ること自体難しい状態です。

K君は悩んだ末、過去に一度だけ作った焼き飯を作ると言い出しました。

それでもOKです。

経験あることをする事で、心のエネルギーが充電されるからです。

大量の卵を使って焼き飯を作っていくK君。

大量の卵を使う事は初めての経験だったようで、嬉しそうでした。

私は焼き飯を試食させてもらいました。

私:「美味しい!卵を大量に入れたのは豪快で良かったやん」

K君:「あ、美味しい。卵いっぱい入れたのは正解やった」

こういう積み重ねが、自己肯定感を高める事にも繋がります。

他人任せにできない片付け

今回の活動では、指導者は一切手伝いません。

生徒達自身で全てをやってもらいました。

当然、片付けも生徒達だけです。

タープの解体を協力しながらテキパキとする生徒達。

ゴミの分別やレジャーシートを畳んでいきます。

重いタープも車に運び入れました。

ここまではスムーズ。非常にスムーズ。

問題が発生したのは、その後でした。

後は、BBQコンロを解体し、道具類やゴミなどを車に運ぶだけ。

たったそれだけでしたが、遅々と進まなくなりました。

実は、これら行程は全員経験がありません。

前回も前々回も、私がしていたことなのです。

経験がないから、全員他人任せ状態。

野球でいったら、お見合い状態のようなものですね。

立ち尽くす者、辺りをウロウロする者、車に乗って帰る気満々の者。

私は指示を出したかったですが、グッと堪えて待ちました。

待つこと30分。

生徒達はお互いの顔を見合わせて、考えながら動き出しました。

動くものの、自信のない動き。

自信がないから慎重になってしまい、作業スピードも非常に遅いです。

さらに30分かかって、無事綺麗に片づきました。

経験がないとここまで動けないのかと、改めて思いました。

この経験を次回に活かして欲しいですね。

ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にしつつ、自信に繋がる活動も行っています。また、何度も経験することでスキルを獲得できるようサポートしています。

活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!

>>>お問合せフォームへ

アクセスと地図

阪急線:西宮駅でさくらやまなみバスに乗車。船坂橋停留所から徒歩12分。

駐車場:あり。サイトの側に止められます。

予約方法:LINEでのみ予約が可能。

デイキャンプ利用時間:10:00~16:30

定休日:なし

デイキャンプの値段(土日):ソロサイト 1500円 ペアサイト 3000円

ファミリーサイト(4名)4500円 ファミリーサイト(6名) 6000円

ファミリーサイト(8名)7000円 ファミリーサイト(10名)8500円

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