ジュノパークその2~建築の基礎が学べる屋内型施設~【京都府木津市】

新しい世界を知るのが好きなひだち教室長の安藤です。

新しい施設がないかと探していたら、京都府の南にありました。

施設の名はジュノパーク。

2025年8月に出来たばかりの施設で、まだあまり知られていない時に行きました。

前回は戦略アスレチックや利用するにあたっての注意点を書きました。

>>>ジュノパーク その1

今回はタワー建築やその時に起きた出来事をお話します。

ジュノパーク情報

「住」をテーマにした体験型施設。

自然環境、住環境、建築、リサイクル、ユニバーサルデザインなどを学べます。

仕事柄、ユニバーサルデザインの必要性を学べるのは良い機会でした。

施設内に入ると、まず驚くのは綺麗さ。

オープンしたてだから当然と言えば当然。

そして、螺旋階段は迫力があって素晴らしい。

生徒達も自然とテンションが高まっていました。

体験ギャラリーは予約不要ですが、5種類の体験アクティビティは現地予約制。

各アクテビティには予約可能時間というのがあり、列に並んだ順に予約できます。

1日に全ての体験アクテビティを体験するのは不可能でしょう。

最低でも2回は利用したいですね。

予約不要の体験ギャラリー

予約の必要がない体験がいくつもあります。

その中で一番生徒達に好評だったのが、縄の引っ張り合い。

複雑に絡んだ縄があり、どの縄とどの縄が繋がっているか分かりません。

資源の循環うんぬんと書いてありましたが、生徒達はそんなことに興味なし。

単純に引っ張り合いを楽しんでいました。

これはよく分かりません。

瓶のリサイクルのことだと思います。

スギ、ナラ、サクラの木材の内、どれが柔らかいかを実感できる作りになっています。

生徒達はギシギシ踏み込んで、その違いを確認していました。

感覚トレーニングになるかもしれないですね。

自分にとって居心地の良い部屋を発見する部屋。

照明の色は何色にするかなど、質問に答えて発見していきます。

楽しくでき、自己理解にも繋がりますね。

2mタワー建築体験

今回ジュノパークへ行くことに決めた理由はこの体験です。

協力して2mのタワーを建築するというもの。

建物の構造を学びつつ、ソーシャルスキルトレーニングとしても使えると思ったからです。

話し合いが活発にされる

プラスチックの玉と棒を使ってタワーを作るというもの。

最初生徒達は各々でイメージして、作ろうとしました。

しかし、それでは上手く作れないと気が付くと、話し合いが始まりました。

私は良い感じだなと思いながら、様子を見ていました。

ところが、時間が経つにつれて生徒達の動きが変わってきました。

話し合いや組み立てに積極的に関わらない生徒が出てきたのです。

役割を与える

年齢の高い生徒達がサクサクと進めていくので、生徒は任せようモードになったのでしょう。

玉と棒を触れるだけでフラフラし始めました。

このままではいけない。

そう思った私は、その生徒に役割を与えました。

タワーがある程度の高さになると、台の上に乗って組み立てていきます。

台に乗れるのは1人だけ。

生徒は台の上に乗り、組み立てていきます。

私に指名された生徒は「なんで俺が?」という表情をしていました。

でも、役割のおかげで積極的に体験に参加できるようになりました。

役割を与えるのは時には大事ですね。

建築の難しさを学ぶ

とりあえず完成したタワー。

しかし、どう見ても不安定な立ち方です。

頑張ったのに、何故こんな立ち方になるのか不思議がる生徒達。

地震が発生したという想定のもと、台が揺れ始めました。

案の定、タワーはあっという間に崩れ落ちました。

これは生徒達だけでなく、他のグループのタワーも同じように崩れました。

この失敗経験が学びスイッチをオンにします。

ジュノパーク側の狙いはそこにあるのでしょう。

地震が発生しても耐えられるタワーをどのようにして作るか。

スタッフは映像を見せながら説明した後、参加者全員に再度タワーを作るよう促しました。

結論としては、地震に強いタワーを作ることに成功。

それよりも、その工程の中で問題が発生したので、それについて触れたいと思います。

ストレス蓄積による良くない行為

タワーを作っていると、なかなか思い通りに進まない状況になりました。

そこで、A君はB君に対してこうしたら良いのではと提案。

するとB君は「は?」といった反応を示しました。

はたから見たら、A君を小ばかにするような威嚇行為。

A君はエリアの隅に座りだしました。

A君は自分の怒りを鎮めるために、クールダウンを始めたのです。

自らクールダウンをしたのは素晴らしいですね。

さて、B君は何故そのような行為をしたのか?

B君には、後日動画を見てもらいながら反省会をしました。

すると、3つの要因があったことが分かりました。

・上手くタワーが出来ないというストレス

・制限時間が差し迫っていたというストレス

・全く別の案を提示してきたというストレス

これら3つの要因によりイラっとして、威嚇行為をしてしまったとのこと。

イラっとするのは分かる。

でも、あの行為によってA君は腹立たしく感じたということを伝えました。

B君は動画で客観的に自分の行為を見たことで、いけない行為だったと気が付きました。

その気づきが次に繋がるか、観ていきたいと思います。

もし同じことをしたら、その時はビシっと注意をするつもりです。

そのことをB君には伝えました。

その場で注意をしなかった理由

何故その場で注意をしなかったのか?

そんな疑問を持った方もいるでしょう。

私もその場で注意をしようと一瞬思いましたが、あえてしませんでした。

理由は3つあります。

・A君がクールダウンを始めた

・ASDがあると注意を受けたという事が記憶に残り過ぎる

・客観的に自分の行為を見た方が学びに繋がりやすい

クールダウン中に声をかけるのはNG

思春期の子供がクールダウンをしている時に、声をかけるのはNGです。

子供なりに心の調整を図っている(折り合いをつけている)からです。

「どうしたの?」という善意の言葉がけ。

これは逆に本人の頑張りを否定することになり、怒り出す事もあります。

だから私は、A君が頭の切り替えをしやすい環境作りを心掛けました。

クールダウンを終えてから、私とA君はしばらく二人っきりで行動。

その時は一切あの出来事に触れてません。

バスの時間を確認するという目的を作り、一緒になって楽しみました。

その効果もあってか、A君は引きずる様子もなく帰宅しました。

客観的に自分の行為を見ることで学ぶ

一般的に、ASDのある人は注意の内容よりも、注意を受けた事の方が記憶に残りやすい。

また、自分の行為を瞬間的に客観視するのが苦手です。

ADHDの人はやってしまった行為によって相手を傷つけたと後悔をします。

ASDの人はやった行為が相手を傷つけたと認識していないことがあります。

そもそも記憶に残っていないために「そんな事はやっていない!」

と、怒り出すケースはよくあります。

そうなると感情爆発が優先され、社会性を養う機会が失われます。

だから私はその場では注意をせず、学びの機会を設けるためにビデオを撮り続けました。

動画という証拠があることで、齟齬が生じにくくなる。

客観的に自分の行為を見ることで学びやすくなり、社会性を養うことに繋がります。

外で活動をしていると、こういったトラブルは度々あります。

ひだち教室としては、トラブルは大歓迎です。

トラブルから学びへと移行しやすい環境を作れるから。

ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にしつつ、自信に繋がる活動も行っています。

また、ソーシャルスキルを身に着けられるよう、環境作りを意識しながら活動をしています。

活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!

>>>お問合せフォームへ

アクセスと地図

近鉄線:高の原駅から徒歩15分、バスで10分、タクシーで5分。

駐車場:あり。無料。

営業時間:9:30~17:00

定休日:水曜日。

電話番号:不明。

チケット料金:大人 1000円 子供 500円 ※事前予約制

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