モスペットは新感覚の苔玉アート【京都市北区大北山原谷乾町】

生徒達が珍しいものを作っている様子を見るのが好きなひだち教室長の安藤です。

梅雨の時期は室内での活動が必然的に増えます。

何か珍しい製作体験がないかと探していたら、京都市にありました。

その名はモスペット作り体験。

今回はモスペット作り体験についてお話ししたいと思います。

ことのは園芸研究所情報

モスペットとは、天然水苔を使ったインドアプランツ。

そんな珍しいものを体験できる所は、ことのは園芸研究所。

お店自体は京都市の街中にありますが、体験施設は結構な山奥の中にあります。

体験施設はもともとは何かの工場だったようで、その名残が残っています。

一階はほとんど荷物置き場になっていました。

二階は水苔を育てていて、大量の水苔がありました。

体験できる部屋はそれほど広くはありませんが、色とりどりのモスペットが沢山陳列されています。

そのため、オシャレな部屋という印象を持ちました。

多種多様なカラーをしたモスペット作りの魅力とは?

モスペットは土を使わず、水苔で多肉植物を育てる、新感覚のインドアプランツ。

水苔に表情をつけることで、ペットのように育てる「苔玉ペット」です。

モスペットは京都発祥。

いずれは京都の伝統工芸品に負けず劣らずの人気を得ると思います。

モスペット作りを体験するにあたって、私は下記のねらいを設定しました。

・新しい世界に触れる

・巧緻性の向上

・世界に一つだけの物を作る喜びを体感

・自己決断する

作るのが好きなBちゃん(小学1年)は作る前から「可愛い」を連呼していました。

A君(小学6年)は男の子だから拒否反応があるかと思いましたが、それはありませんでした。

可愛いさよりも、多肉植物を使う珍しさに興味を持ったようです。

Cちゃん(小学2年)は今回初参加とあって、全体的に動きがぎこちなかった。

まずは、楽しんで作ってもらえればと思いながら、モスペット作りをスタートしました。

水苔を使うモスペット作りスタート!

工程としては、以下のような流れ。

①多肉植物についた土を落とす

②多肉植物を苔玉の穴に入れる

③デコレーション用の毛糸を苔玉に巻きつける

④目や足などのパーツをつける

多肉植物についた土を落とす作業は生物の授業を受けている気分になります。

竹串で突っついて土を落とす作業は簡単。

しかし、失敗に敏感な人にとっては緊張する工程でもあるようです。

実際、トレイから少量の土をこぼしてしまったBちゃんは軽く泣きました。

トレイから土がこぼれる=失敗。

Bちゃんにはこのような思い込みがあったからです。

失敗に敏感な子供が作る場合は、「トレイから土がこぼれても失敗ではない」

と、伝えると良いでしょう。

多肉植物を苔玉の穴に入れるには、穴を大きく拡げる必要があります。

拡げるにはどうするか?

実は指で強引に拡げます。

苔玉は軽いので、本気で力を入れたらバリっと割れそうと、普通は思います。

しかし、苔玉は見た目に反して頑丈で、本気で力を入れても割れません。

安心して全力を出しましょう!

毛糸で苔玉をデコレーション。

2種類の糸をグルグル回しながら巻きつけていきます。

巻きつけるのは簡単ですが、隙間なく巻いていくとなると難易度が上がります。

生徒達は一つ巻き終えるのに15分以上はかかりました。

毛糸を巻きつけたら、パーツを取り付けていきます。

帽子、リボン、メガネといった可愛いパーツが沢山用意されていました。

これにはBちゃんとCちゃんのテンションは爆上がり。

Cちゃんは遠慮し過ぎる性格をしており、何度も私に訊いてきました。

Cちゃん:「これ使っていいの?」

私:「使うかどうかは自分で決めたら良い」

ささいなやり取りですが、こういったやり取りを繰り返すことで自己決断する力はついていきます。

こうして完成に近づくにつれて、私は作品に不思議なことが起きていることに気が付きました。

モスペットの不思議とは?

作品が生徒達の顔にそっくり!

上記の画像の生徒の顔を隠していますが、モスペットの顔にそっくりです。

A君は大爆笑し、Bちゃんは嬉しそう、Cちゃんは「ほんまや」と驚いていました。

1人2個作った生徒達。

どれも個性的で可愛いです。

メガネを額にのせるという表現をしたのはCちゃん。

私には全くでてこない発想で、私はその部分を褒めました。

するとCちゃんは意外そうな表情をし、その表情から信頼関係が構築された手応えを私は感じました。

作品を褒める時は全体よりも部分を褒める方が、子供にとって意外性があって喜びますよ。

ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にしつつ、自信に繋がる活動も行っています。また、職人の世界に触れる機会を設けることで、新しい自分を発見できることもあります。

活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!

>>>お問合せフォームへ

アクセスと地図


京福電鉄:北野白梅町駅から徒歩45分

駐車場:1台

体験所は奥地にあるため、車で向かう方が良いです。

営業時間:9:00~18:00

定休日:なし

電話番号:090-6666-2593

体験の予約は、アソビューというサイトから予約できます。

関連記事

  1. 岡山県旅行~楽しめたのは皆がいたから~
  2. 滋賀県で宿泊活動~忘れることの大切さとは?~
  3. 爬虫類カフェふぁにくり~可愛いさに気づく~【京都祇園】
  4. 琵琶湖のサイクリングはレンタルで十分楽しめます!
  5. まほろばで学んだ火の大切さと必死に生きること
  6. 六甲アウトドアステーションフォトン~吹雪に負けないBBQ~
  7. あきんどの里でレザークラフト体験【滋賀県近江八幡市】
  8. まぼろし博覧会の紹介~これぞB級スポット~【静岡県伊東市】

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ひだち教室 Facebook

PAGE TOP