英語の勉強法は様々です
前回お話したように、カップラーメンの味利きのはずが、脱線しました。
シーフード味と書いてたので、念のためにシーフードとはどういう意味かと確認しましたら、「魚や貝などの魚介類」と全員が言ったので、そこは理解しているのだと分かりました。
英語で書こう
次は英語でSea Foodと書けるかを確認するために、一人ずつ前に出てきてもらい、他の子どもに見えないようにホワイトボードに書いてもらいました。因みに中学生2人と高校生です。
カッタ君(仮名)の答え:Cefd
シッタ君(仮名)の答え:分からない
パッタ君(仮名)の答え:SHE Food
英語が苦手とは知っていましたが、ここまで苦手とは初めて知りました。Sea Foodは日常でもよく出てくる単語なので、しっかりと覚えてもらわなければ。そのためにはどういう指導方法が有効かを考えました。
指導方法を考える時は独特です
指導方法を考えるために情報を整理するのですが、学校で教わるような方法では身に付きにくいようなので、色々な要素を踏まえて考える必要があります。
そこで、私は常に心掛けているのが、以下のようなことです。
『生徒達の検査の数値と傾向を思い出す+日ごろの行動や言動を思い出す+間違いの傾向を分析』
検査の数値や傾向というのは学習の時に役立つことがありますが、それ以上に大切なのは普段の様子です。普段の関わりの中に指導のヒントが隠れていることが多いからです。
生徒達の検査の数値と傾向は似ていて、言葉からの指導が有効、日頃の会話からエピソードとして記憶していることが多い、単語を見て記憶しているというより、音として記憶しているために、間違いが生じている可能性がある。
上記のことをその場で分析し、一つの指導方法を思いつきました。
これで記憶できました
その指導方法とは、音声とエピソード記憶を活用した指導方法です。
Seaの場合
私「海で気を付けることってなんやろう?」
生徒「落ちる」
私「落ちるってどこからやねん。そうじゃなくて、他にないか?」
生徒「溺れる」
私「そうやね。溺れるよな。溺れる時に人ってどういう事を言うと思う?」
生徒「助けて~と言う」
私「それも言うわな。あとな、人ってパニックを起こすねん。そういう時の人の叫び声って分かる?」
生徒「分からない」
私「シ~~ア~~(Sea)!!って叫ぶねん」
生徒「へ~~」
Foodの場合
私「日本語に訳すと食べ物やんか。食べ物ってどこから入ってどこに落ちると思う」
生徒「口から入って、お腹にいく」
私「そうやな。実はフードってその時の音やねん」
生徒「?」
私「口から食べ物が入るやん。で、喉を通って胃に落ちるんやけど、その時の音がフ~~~~~~ド(Food)!って音やねん」
生徒「へ~~~~!!」
なんだこれ?って思うかもしれませんが、二週間後もう一度Sea Foodを書いてもらったら、完璧に覚えていました。こんだけ期間を開けたのに覚えているということは、長期記憶にまで落とせたと思います。
今回の生徒達の目標は英単語の習得ではないので、教える機会はあまりありませんが、また機会があったら、英単語を楽しく教えたいと思います。
次回はカップラーメンの話に戻します。
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