味の種類を学ぶ

味覚についてのブログの続きです。

情報の精査

何の味なのかを知るには、味覚だけでなく、視覚、嗅覚からの情報も必要になってきます。

何も情報を得られていないということはないので、まずは情報の精査から始めます。

視覚からの情報

見て気づいたことを全て言うように伝えると、肉がある、野菜がある、スープがある、麺がある。最初はそれだけでした。

色や形といった情報が出てこなかったので、それをたずねると「あ~、なるほど」と気づき、答えていきました。

すると、シッタ君(仮名)は確信を得て言いました。

シッタ君「B(醤油)には肉が入ってるし、茶色やから、やっぱカレー味やわ」

肉+茶色=カレーという認識なのか?

確かに醤油なので茶色っぽいではあるが、そうではない。また、カレー固有のとろみの有無については気付いていなかったようなので、聞きました。

私「家のカレーって、こんな色なん?」

シッタ君「・・・違う。もっと濃い色」

私「こんなにシャバシャバした感じかな?」

シッタ君「・・・違う」

私「じゃあどんなん?」

シッタ君「ドロっとしてる。あっ!」

一つ一つ聞いていくと違うことに気づいたようです。

嗅覚からの情報

匂いは難しかったようで、意識しで嗅ぐものの首をかしげていました。嗅いだことのある匂いはあるかと聞くと、どれもないとのことでした。

匂いをかぎ分けることができるかも疑問に思うようになってきたので、また次の課題としてやってみようと思います。

それでも、カレーの匂いは分かりやすいので、そこは確認しました。

私「カレーの匂いってこんな匂いやった?」

シッタ君「カレー違うし、カレーの匂い違うわ」

匂いを嗅いで分かったというより、カレーではないという認識になっていたから、分かったといった感じです。

情報の統合

正答率を高めるために、今回使用したラーメンは塩味、しょうゆ味、味噌味しかないと伝えた上で、確認作業をしていきました。

匂いは情報としてあまり利用できなかったですが、塩はしょっぱい、塩の色は白色という情報から、正解しました。

味噌は濃い味、色は濃い茶色という情報を得たことにより、正解しました。

醤油は残ったものだからあまり深くは考えず、正解しました。

皆正解して、喜んでいましたが、「は~、疲れた」という声が聞かれました。普段意識していないことを意識したために、私が考える以上に頭を使い、疲れたようです。

このように情報の統合が苦手な子どもはいますが、全くできないわけではないです。一つ一つ確認することで出来るようになります。

ただ、苦手な子どもは無意識に統合することが出来ないので、情報統合トレーニングでまずは意識的にできるようになり、いずれ無意識でも情報を統合できるようにしていきたいですね。

関連記事

  1. 言葉の遅れについて 言葉の発達のためにできること
  2. 先生と保護者の隔たり
  3. 信じる心が芽生えるには
  4. 絵の描き方を本やアニメからではなく体感して学ぶ
  5. 誤解されやすい人
  6. 発達障害を理解するよりもその子の特徴を理解してくれる方が大切
  7. 発達障害者と一緒にアルバイト
  8. ソーシャルスキルトレーニングはゲームを活用しよう

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ひだち教室 Facebook

PAGE TOP