海津天神社は菅原道真公をお祀りする神社【滋賀県高島市マキノ町海津】
海津大崎の桜を見てから、帰りはバスではなく徒歩で帰ることにしました。
田畑や線路の風景がずっと続いているのですが、突然神社や建物が見えてきます。
ユースインが近くに!?海津天神社とは
海津天神社の名が刻まれた石碑の後ろに建物が見えますが、その建物は実はユースインです。
宿だけでなく、ホールも併設されており、剣道やコーラスといったクラブ合宿によく使われています。
ユースインとあって、値段は安く一泊二日で二食付きで5250円という格安。
いつか生徒達を連れて利用したいですが、何を目的で利用するか、それが問題ですね。
海津天神社の鳥居をくぐると、松の木があります。
何故こうなったと思ってしまうほど、グネグネと曲がっています。
思わず写真に収めたくなるほどのうねり具合です。
手水舎。
尻尾がこれでもかってぐらい長く、地面につきそうです。
拝殿へと続く道は砂利道になっていました。
もともとは階段だったのですが、昨年の台風の影響で階段が壊れたようです。
応急処置として砂利を敷いていると思われます。
砂利道の両脇には狛犬が配置されています。
せっかく威厳があるのですから、早いところ階段が修復されると良いですね。
拝殿には大絵馬が飾られています。
神輿と思しきものが置かれていました。近々使われるのでしょうか?
1191年に菅原道真公を勧請
水色の屋根が小野社(祭神天押足彦命)、真ん中が本社、その右が大鍬社(祭神大己貴命)が鎮座されています。
祭神の菅原道真公は1191年に勧請されたと伝えられており、入試合格、厄除け、家内安全等を願う人々で参拝者が絶えないそうです。
また、海津は北陸より京阪へ通じる西近江路の要衝で、朝廷や将軍家、諸大名、船仲間等、旅行の安全を祈願する人も多かったとのこと。
昔から人々にとって、ありがたい存在の神社だったのがうかがえます。
海津天神社には、紙本墨書法華経十巻という重要文化財、板絵著色絵馬という県指定の文化財など、鎌倉時代から室町時代初期にかけて奉納された物があります。
かつての海津の繁栄と天神信仰による天神社崇拝のあらわれでしょう。
小野神社。
本社。
大鍬神社。
大鍬神社の狛犬は愛嬌ある表情をしていて、好きです。
切り株にひょうたんがまかれています。
貴船神社。
小野社に向かって左にあります。
鳥や小動物の被害が多いのでしょうか、緑色の網が全体を覆っていました。
奥にある鳥居の先には、金毘羅社。手前は靖国社国挟槌社。
恵比寿神社。
昨年の台風の影響を一身に背負い、他の神々の社殿を救った尊い神様の社殿は、跡形もありませんでした。
大鍬神社に向かって右方向にある八坂社。
稲荷社。
稲荷社のすぐ横は林でしたが、そこには林はなく、台風の爪痕が刻まれていました。
太い幹が折れた木、根っこから倒れてしまった木、見ていて心が痛む光景でした。
出世の石段。出世を望んでいる人はぜひ登りましょう。
愛宕社。
出世階段を登った先にあります。
神牛。
丸まったフォルムがカワイイです。よく見ると、小さい牛の人形も置いてあります。
神馬。
気のせいでしょうか、こういうポーズをとった銅像は他にも見た気がします。
御朱印
拝殿の右横には社務所があります。
提灯がぶら下がっていて、少しお祭り気分。
御朱印やお守り等がズラリと並べて売られています。
御朱印は実にシンプルです。もう少し独自色を出して欲しいところです。
アクセスと駐車場
JR:湖西線 マキノ駅で下車し、徒歩12分。
バス:マキノ駅からコミュニティバスに乗り、海津で降車して徒歩5分。
車:名神京都東ICから西大津バイパス経由で約65分。
高速を使わずに303号線をひたすら走る方は、高島市北部消防署を目印にすると良いでしょう。
駐車場スペースは広く、60台は駐車できます。
拝観時間:6:30~19:30
電話番号:0740-28-0051
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