ハロウィン~カボチャのランタン作り①~

カボチャのランタンに強い魅力を感じるひだち教室長の安藤です。

今年もやってきました、ハロウィン。

2年前は、ハロウィンクッキーを作りました。

今年は久しぶりにカボチャのランタン作り!

カボチャのランタン作りを経験していない生徒が増えたためです。

カボチャのランタン作りの意義

昨今では、ランタン作りは折り紙を使用など、安価で手軽な方法で行われている事が多い。

しかし、私はカボチャで作ることにこだわっています。

それは、カボチャだからこその意義があると思っているからです。

・巧緻性の向上

・身体の使い方を学ぶ

・カボチャの触感を知る

・カボチャの匂いを知る

・達成感を得る

社会を知る

・社会性を養う

カボチャという生の物を使うので、五感を養えます。

特に触感と嗅覚は非日常を味わえます。

初めて体験した子供はエピソード記憶として残りやすい。

人間は経験から学ぶ生き物なので、カボチャを使う意義は大きいです。

ハロウィン用のカボチャはどこで手に入れるか?

きっと経験がなければ知らないでしょう。

今回はそういったことも学びます。

過去のランタン作りとは違う様子

今回のランタン作りは、少し変化を加えました。

男の子グループは、重いカボチャを運ぶという工程を加えました。

女の子のグループは時間的に運ぶ工程は入れられず。

過去のランタン作りとは違う様子を観られました。

両グループ共に印象に残る活動となって良かったです。

まずは、男の子グループからのお話。

まさかのお店で購入!

カボチャを買いに行く前に、こんな質問をしました。

私「ハロウィン用のカボチャはどこで買えると思う?」

A君「う~ん、畑!」

B君「スーパーかな。なかったら畑」

畑は予想外でしたが、やはりスーパーで買う物と思います。

教室から徒歩で向かうこと10分。

着いた店は、花屋。

B君「花屋なん!?」

A君「ここなん?!」

予想だにしてなかった店で二人とも驚いていました。

良い反応ですね。

直径30cmもあるカボチャを購入し、運ぶことになりました。

責任もってカボチャを運ぶ

私は生徒達には自己責任能力を求めています。

自分のことは自分で責任もってやり遂げる。

大きなカボチャを持って運ぶのもその一つ。

カボチャの重さは約5キロ。

持つだけならそれほど苦にはなりません。

しかし、持ち続けて運ぶとなると話しは別。

腕にかかる負荷は凄く強いです。

生徒達は持ち方を色々変えたり、小休憩をとりながら運びました。

手伝ってを言えることは大事

責任もって自分の力で運ぶ。

それはそれで素晴らしいこと。

でも、私はあるスキルも生徒達には求めています。

「手伝って」を言えること。

これを言うことに抵抗感を持つと、大人になった時に本当にしんどくなります。

下手したら心を病みます。

ささいなことは「手伝って」を言える。

でも、肝心な時に「手伝って」を言えない。

過剰適応や頑張り過ぎるタイプはそのような状態に陥りやすいです。

生徒達には、自分でカボチャを運ぶように言っています。

同時に、限界と思ったら「手伝って」と言うように伝えています。

それを伝えた上で、生徒達はどのような行動をとるか、私は見守りました。

A君は何度も小休憩を挟みましたが、限界が来たようです。

A君「も~無理。先生手伝ってください」

A君は少し照れ笑いをして助けを求めてきました。

私はそれを聞いてホッとしました。

A君は肝心な時に「手伝って」を言えると・・・。

B君は明らかにしんどそうにしていましたが、教室まで運びきりました。

やり遂げるというのは素晴らしいこと。

自分を誇らしくも感じるでしょう。

でも、そればかりの経験だと、「手伝って」を言えなくなる可能性があります。

やり遂げる力と他者の力を借りる意識をバランス良く高めることが肝要。

活動の中にどのように組み込んでいくか、今後も考えていきたいですね。

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