落ち着かない子供が落ち着く方法

子供が落ち着きがなくて悩んでいる方は多いと思います。今回は、落ち着かない原因、対処方法、言葉の理解と落ち着きの関係性についてお話したいと思います。

落ち着かない原因

子供が落ち着かない原因はいくつかあり、その内の2つをご紹介します。

特性:落ち着かないと言えば、真っ先にADHDと疑われます。それほどADHDの人はよく動きます(大人しいタイプもいます)。

不安がある:言葉の理解が出来ないから不安になり、落ち着かなくなる。これは幼児期が最も多いです。

症状

落ち着かないというと、動き回ることをイメージしますが、前兆があります。

そわそわする:イスに座っているとよく分かりますが、手や足がよく動きます。

イライラする:そわそわが長引くと、イライラしているのが表情として表れます。私の経験では、頬がピクついていることが多いです。

問題行動:イライラが絶頂に達すると、問題行動として現れます。

離席:突然、席を立ちます。その後の行動は子供によって違いますが、幼児に多いのは机の下にもぐります。

教室内をウロウロする:教室内をウロウロし、気になる物を触ったりします。イライラから意識を遠のけようという考えを持っての行動です。

対処法の紹介

落ち着かない子供には、私は2種類の方法をよく行います。また、保護者に頼んで学校でやってもらったりすることもあります。

代替え法

落ち着けないから、その発散方法として離席や教室内をウロウロしているにすぎません。ただ、目立ちますし、授業の妨げになることもあります。

そういった行動の替わりとして、何か物を持たせるように私はお願いしています。

実例

・テニスボールをにぎにぎする。

・子供お気に入りの人形を持たせる。

・柔らかいボールをにぎにぎする。

・鉛筆をくるくる回す。

・消しゴムのカスを指先でにぎにぎする。

視覚的提示

言葉の理解が難しい子供には、端的に順序立てて話すことが重要ですが、写真やイラストといった物を提示すると、理解しやすくなります。

そうすると不安が緩和され、動き回ることが減少、もしくは動き回らなくなります。ASDの子供は特に視覚的提示が有効です。

成長を促す

落ち着きがない子供は成長するにつれて、落ち着いてきます。ADHDのように特性の場合も落ち着いてきますが、完全に落ち着く事はありません。目立たない形で動いています。落ち着いてきたからといって、ADHDが治ったなどと考えないようにしてください。

成長を促すというのは、言葉の理解のことを指します。

言葉を理解できないから不安になって落ち着かないという子供には、言葉の理解を図ることで落ち着きが出るようになります。

短い文の理解

ここから、前回のブログの続きになります。https://hidachi.net/about/mijikaibunn.html

問1~問3まで載っていますが、この中で最初に正解するのは例外なく問3です。生徒の頭の中では「お母さん」と「ハンカチ」の2択になるのが大きな要因なのでしょう。

次に正解しやすいのは、問2です。子供にとって動物は馴染みがあるから理解しやすいからと考えられます。

最後は問1です。問1に対して苦手意識が芽生えていることもあるので、やり過ぎには気を付ける必要があります。

促し方

問3のように、偶然正解することもありますが、そこは気にしません。大事なのは、生徒が正解したという事実と褒めるチャンスが出来たことです。

幼児と小学校低学年には、オーバーアクションで褒めることが有効です。口頭で質問に答えられた経験がない生徒にとっては、このオーバーアクションは新鮮で衝撃的なようで、とても嬉しそうな表情をします。生徒の中で何かが芽生え始めてきたなと感じ取れます。

理解力がつくと変化が表れる

この課題をやり始めた時、大方の生徒は離席、癇癪、机の下に潜る、違う所に注意が向いたりします。しかし、問2を正解できるようになると、この課題を受ける姿勢が変わってきます。

問題行動が減少する

課題に対して、自分は出来るんだという自信が出てくるようで、離席等をすることが無くなり、理解しようという姿勢が見られます。

因みに、そういた姿勢が現れやすい時期が、年中頃です。

問1を解けるようになると、一気に言葉の理解が進むことが多いです。それまで遅々として進まなかったのが、問20ぐらいまで答えられるようになります。理解力がついたというのもあるのでしょうが、やはり自信がついたのが大きいと思います。

その頃になると、園や学校でも変化が出たというお話をよく聞きます。

特によく聞くのが、落ち着いてイスに座って先生の話を聞けるようになったというお話です。

人との関わり方に変化が出る

生徒同士の関わり方にも変化が出てきます。オモチャを介しての関わりが主だったのが、言葉を交わしての関わり方が多くなります。関わる回数が増えてくると言葉を交わす機会も増え、理解力がついてくる様子が見られるようになります。

年上の子供と関わる機会を増やす

ある程度言葉の理解力がついてくると、停滞期が訪れることが多いです。何故なら、発達障がいのある子供は、同程度の言語力の子供と関わることが多くなるのと、友人がいないという状況が出てくるからです。

同程度の言語力の子供と関わることはとても気楽なので、それはそれで大切なのですが、言葉力が滞ってしまいやすいです。

そうならないように、可能ならば少し年上の子供と関わる機会が欲しいです。言葉の理解力や表現力をより高みに引き上げてくれます。

関連記事

  1. 趣味がないなら、趣味探しを一緒にしよう
  2. 過換気症候群の治療
  3. 挑戦する意味はやってから気づく
  4. 勇気づける言葉を考えましょう
  5. 子供の反抗期と発達障害
  6. テーブルゲームは子どもにも高齢者にもお勧めです
  7. 成功体験を積むための実践例
  8. 選択肢を広げるには経験が必要

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ひだち教室 Facebook

PAGE TOP