焼き魚が大好きなひだち教室長の安藤です。

以前、小6、中学3年、社会人を連れて魚さばき体験をしました。

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今回は、小4年、小5、中3の生徒達を連れて、魚さばき体験をしました。

魚をさばく体験の魅力とは？

魚をさばく体験の魅力は何か？

それは生徒達へのねらいとも重なります。

・自信がつく

・新しい世界を体感できる

・包丁の扱い方を学べる

・本当の食育を学べる

・五感を養える

・お互いを共感し合える

・達成感がある

・家庭で手伝いをする意識が高まる

・お片付けの必要性を知る

成長の場として、非常に魅力的な体験と言えます。

魚のさばき方教室スタート

魚のさばき方を指導して頂いたスタッフは、西日本さかなのさばき方研究所に所属されています。

テレビにも出るほど有名な方。

これまで、1000人以上もの人を指導してきた猛者です。

有名な方ですが、生徒達に気さくに話しかけてくださいました。

クレオ大阪西という施設内にあるキッチンスペースで開催。

私達以外に大人の受講者達がいました。

午前にも指導されたらしく、部屋内には魚の匂いが漂っていました。

生徒達はその匂いに少し驚きつつも、準備を始めます。

ソワソワする生徒達

今までに経験のない空間。

上手くさばけるのか？

手を切らないのか？

不安な要素がいくつもあるので、生徒達の不安が強めでした。

しかし、スタッフの明るい声につられて、不安は少しずつ緩和されました。

魚に興味津々

出てきたアジは前回よりも小ぶり。

それでも生徒達の興味を引くには十分でした。

魚を持ち上げて全身を見る生徒。

ペシペシと叩いている生徒もいました。

しっかりサポートで一緒に切る

前回よりも年齢が低い。

それもあって、スタッフはとても慎重になっていました。

生徒が持つ包丁にスタッフは被せるように手を添えます。

そして一緒にスっと切る。

生徒が切ったという実感が持てるよう、絶妙なサポートしてくれました。

切れた瞬間、生徒達は驚きの表情。

それを見ていた生徒達は「おお～」と声をあげていました。

内臓処理、3枚におろす。

生徒達はスタッフと共に切りました。

１人でやることにこだわる

基本的にはスタッフと一緒に切ります。

しかし、中学生の生徒は１人で切ると強く主張。

頭を落とす部分だけはスタッフと一緒にやる。

後は自分でやりたいという事なので、尊重しました。

自分でやりたいという気持ちは大事。

そういう気持ちを尊重することは、自分が認められているという思いにも繋がります。

とはいえ、魚さばきを自分流でやり過ぎると危険なので、スタッフは釘を刺していました。

苦手な人は苦手

内臓処理をするにあたって、魚のエラを除去する必要があります。

魚のエラ周辺を切り、指をつかってエラを引きちぎる。

エラの感触は生々しいのでゾワっとする人はいます。

そしてゾワっとしたまま、エラを引きちぎる。

感触と見た目のグロさに、ある生徒はリバースしてしまいました。

マスクをしていたので、大惨事は免れました。

指導経験の多いスタッフですが、目の前でリバースされたのは初めてのもよう。

ちょっと動揺していました。

やり遂げたことを褒めたい

リバースした生徒は続行不可能かと、誰もが思いました。

ところが、生徒は心を整えて、魚さばきを続行しました。

その丹力にビックリです。

心が折れなかったのは本当に素晴らしいですね。

過集中が発揮される骨取り作業

アジには細かい骨がたくさんついています。

それを除去するために、ピンセットを使って抜いていきます。

凄く細かい作業。

細かい作業だが、やることが明確です。

そのため、全員凄い集中力を発揮。

過集中の域にまで達している生徒もいました。

焼き魚にする

魚のさばき方教室では、基本的にさばいた魚をお刺身にして食べます。

しかし、刺身を苦手としている生徒もいます。

刺身が苦手な生徒は、焼き魚にして食べることに。

調理室だから、調理器具には不便しません。

調味料などはスタッフが用意してくださいました。

せっかくの機会なので、生徒自身で焼いてもらいました。

フライパンに油をひいて、魚を投入。

魚を焼くこと自体初めての生徒にとっては、これも良い経験ですね。

焼けたかの判断はまだできない様子だったので、そこは教えました。

シンプルに塩をふりかけるｏｒ醤油をかけて食べる。

どちらにせよ新鮮なアジなので絶品。

生徒達は喜んでいました。

焼きよりも揚げに近い

中学生の生徒は、油を多めにひいて、魚を投入。

何故そんなに油をひいたのかを聞くと、

生徒「パリパリにしたいから」

とのこと。

焼きよりも揚げに近い状態になった魚。

部屋中に香ばしい匂いが充満しました。

生徒は取り除いた骨まで投入し、パリパリに揚げていました。

揚がった骨を少し貰いましたが、まさにお酒案件。

とても美味しかったです！

刺身美味い！

刺身を食べたいという生徒もいました。

そこで、生徒はスタッフのサポートを受けながら3匹目の魚もさばきました。

ピンセットによる骨抜きをしない手法をしたので、あっという間に終わりました。

自分で盛り付けをし、実食。

刺身は予想通り美味しかったようです。

アジ本来の味を堪能できて良かったですね。

片付けは色々見えてくる

体験中、何度もまな板を洗う場面がありました。

キビキビ動ける生徒、動きがぎこちない生徒。

家庭でどれほどお手伝いを経験しているかが、見え隠れしますね。

机を拭くという動作には、どういう意識で拭いているのかも分かります。

机の上にある魚の残骸を拭きながら床に落とす。

これはＮＧですね。

拭きはするが、拭き取るという意識を持っていないのが分かります。

そこで、私は生徒達に拭き取るということを教えました。

生徒達は初めて知ったという表情をしていたのが印象的でした。

こういう事は決して珍しいことではありません。

私に教えられて初めて知ったという生徒は多いです。

片付けスキルを身に着ける活動。

そんな活動をしてみるのもアリかもです。