茶蕎麦専門店和束家~色々体験できてお得~【京都府相楽郡和束町】

そばが大好きなひだち教室長の安藤です。

京都府の南端に宇治市があり、お茶が有名です。

宇治市からさらに南に進むと、茶源郷があります。

それが和束町。

和束町は宇治茶の4割を生産している産地。

そんな和束町で、茶蕎麦作りをしてきました。

郷土料理体験教室の和束家情報

和束家は、日本で唯一和束茶を使った茶蕎麦を堪能できる店。

多くの方がそれを目当てに来店されます。

体験にも力を入れていて、様々なプランが用意されています。

蕎麦打ち体験を目当てに来店する方も多い。

JR加茂駅から車で15分ほどの所に店を構えています。

バスでも行けますが、本数が少ないので車がお勧め。

築150年を超える古民家。

実に趣がありますね。

体験と食事を同時にできる店内

フルリノベーションされた店内はとても綺麗。

同時に、広いスペースだなとも思いました。

それもそのはずで、食事処と体験所が一緒くたになっているから。

私達が入店した時には、既に蕎麦粉が用意されていました。

蕎麦粉は3つのテーブルにそれぞれ置かれています。

体験は3組だけかと思ったら、そうではないとのこと。

最近は土日になると体験者がドカドカっと来るそうです。

そこへ、食事だけをされるお客も来店。

だから、土日は目の回る忙しさになるそうです。

体験プランはいくつか用意されています。

生徒達は3種類の体験ができるという、和束セットを選択。

スタッフから体験の流れを聞いてから開始です。

柿の葉寿司作り

柿の葉寿司と言えば、奈良県の名物。

塩で締めた鯖を酢飯と一緒に柿の葉で包んだ押し寿司。

柿の葉はわざわざ奈良県まで買いに行くそうです。

柿の葉の上に酢飯を置き、酢飯の上に鯖を置く。

それを柿の葉で包む。

そして、用意された容器の中に入れます。

押し寿司なので、形を整えるために容器に入れます。

一見簡単そうですが、手先の不器用さがあると苦戦します。

柿の葉寿司の形を崩さずに、容器にピッタリと入れるというのが難しい。

①絶妙な力加減で包むのを維持。

②容器に入るよう、指先に力を加えて小さくする。

③2個入るように調整する。

これらをほぼ同時にしないといけない。

手先が不器用な生徒達は大苦戦でした。

最終的には入れられましたが、肩が凝ってしまった様子。

味はとても美味しかったとのこと。

私は生ものを食べられないので、生徒に上げました。

私の分を貰った生徒は、家に持って帰るつもりでしたが、全て食べちゃいました。

それほど、美味しかったそうです。

吉野葛餅作り

鍋に葛粉を入れて、ひたすら煮つめる。

焦げないようにヘラをを使って混ぜる。

生徒達は緊張感をもって混ぜていました。

一心不乱とはまさにこのことで、スタッフの言葉がけに反応していない生徒もいました。

出来上がった時は、「ふ~」と大きく息を吸っていました。

ドロっとしているけど、プルンともしている。

きな粉と黒蜜をかけたら、メッチャ美味しかったです!

ほどよい甘さで、いくらでも食べられますね。

個人的には、もっと沢山作って食べたかったです。

和束茶蕎麦作り

茶蕎麦作りは予想以上に重労働でした。

時間内に、蕎麦粉をこね続けなければいけません。

生徒達と私は息を切らしながらこね続けました。

こねたそば粉を丸く固めて、次は伸ばす工程。

理想は四角。

結構な大きさに広げないといけないので、均等に伸ばしていく必要があります。

均等に伸ばしていくというのは意外と難しい。

生徒達は苦労しながらも、なんとか伸ばすことができました。

切る工程は、普段家で料理をしているかというのが分かります。

包丁使用の経験が少ないと、太さがバラバラになります。

ただ、一つ例外があります。

過去にそば打ち体験をしたことのある生徒は、良い感じの太さに切れていました。

切り方のコツを体感レベルで理解していたようです。

本人も驚いていました。

やっぱ経験は大事ですね。

茹で上がった茶蕎麦はお茶の味がして、美味しかったです。

個人的には、太い蕎麦がより美味しく感じました。

生徒達も「美味しい!」と大満足な様子でした。

高いコミュニケーション能力に驚愕

和束家の店長(?)のお子さん(小学3年)が店にいました。

お手伝い要員なのかは分かりませんが、私は写真撮影をお願いしました。

快く引き受けてくれたので、さらに動画の撮影もお願いしました。

すると、

「手伝ったら、一緒に太鼓の達人をしてほしい」

そのように提案をしてきたのです。

小学生がそんな提案をするとは思っていなかったので、面食らいました。

その提案を承諾すると、積極的に手伝ってくれました。

雑談をしながら生徒達のお手伝いをし、指示までもする。

コミュ力が高いって、こういう人を指すんですね。

約束通り、太鼓の達人を一緒にプレイしました。

お子さんはとても嬉しそうな様子。

自然と生徒達も集まってきて、一緒になって太鼓の達人を楽しんでいました。

店を出る時も、お子さんは生徒達に声をかけていました。

最後まで、良い気分にさせてくれました。

この子がいれば、和束家は安泰。

そう思わせてくれますね。

ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にし、新しいことにもチャレンジしてもらいます。体験を通してこり固まった価値観が新たな価値観に変わるような体験も適時行っています。

活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ。

>>>お問合せフォームへ

アクセスと地図


バス:和束高橋から徒歩3分。

駐車場:10台駐車できます。

営業時間:11:00~15:00

定休日:月曜日と木曜日

電話番号:090-9982-1889

体験料:和束セット(茶蕎麦、葛餅、柿の葉寿司) 4730円

蕎麦打ち体験のみ 3630円

贅沢フルセット(茶摘み、茶蕎麦、茶天ぷら、柿の葉寿司、葛餅) 7480円

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