小学生達の初めての宿泊活動Vol.2~家でも色々起きました~

宿泊活動は生活スキルの習得具合が分かると思っているひだち教室長の安藤です。

引き続き、宿泊活動についてのお話しをしようと思います。

>>>初めての宿泊活動Vol.の記事

宿泊活動をする理由

宿泊活動は時間があります。

だからこそ、普段出来ないことに時間をかけることができる。

・現在、どの程度の生活スキル力があるのか?

・どういうことを苦手としているのか?

・長時間親元から離れるとどういう心理状態になるのか?

・自立心がどの程度芽生えているか?

といったことが見えてきます。

こういった情報は、指導方針や環境設定を作る時に役立ちます。

また、宿泊活動をする別の理由があります。

・保護者に休んで欲しい

ほんの少しでも、育児から解放されるというのは大事。

それが良好な親子関係を維持するのに役立つからです。

我が子が宿泊活動している間に、飲みに行こうと計画を立ててた保護者もいました。

どうぞどうぞって感じです。

家に荷物を置いて屋内活動スタート!

私の家に着くと、少し休憩時間をとりました。

自分の力で切符購入、買い物、慣れないバスに乗車。

緊張の連続だったためです。

休憩をしてから、看板犬クマラの散歩に出発しました。

宿泊活動の参加者は以下のメンバー。

Aちゃん(小学2年) Bちゃん(小学3年)

C君(小学2年) D君(小学3年)

犬散歩

Aちゃんは家で休憩をするということで、3人で散歩することになりました。

クマラの散歩はリードの取り合いからスタート。

誰からリードを持つか、その話し合いが始まりました。

その結果、まずはBちゃんとC君が持つことに。

D君は、どこかのタイミングで交代してもらうということになりました。

じゃんけんに頼るのではなく、話し合いで決められたのは良いですね。

夕食のおやつチーズフライ作り

夕食はカレーと唐揚げが基本。

それだけでは物足りない。

ということで、チーズフライを生徒達に作ってもらいました。

餃子の皮でチーズを包む。

巧緻性を高めるには、こういった作業経験はとても大事です。

生徒達はお喋りをしながら作りました。

餃子の皮を包むという作業は、経験の差が如実に表れます。

Aちゃん、Bちゃん、D君、私は、均等にヒダを作ることが出来ず。

むしろ、ヒダがないという状態。

ところが、C君は家庭で沢山経験を積んでおり、圧倒的なクオリティに仕上げていました。

凄く綺麗なヒダが出来ていますね。

自分のことは自分でやる

食事を用意してもらうばかりではいけません。

出来ることは自分でやってもらいます。

用意する中にも、学びというのは含まれています。

例えば、自分でご飯を入れてカレーも自分で入れるという行為。

・自己決断

・自己責任

・自己調整

・自己理解

こういった力を養う機会になります。

今回参加した生徒達は、これら4つを苦手としています。

ご飯をよそう場面で、生徒達は下記のような発言が多かったです。

「(量は)こんなもんで良い?」

このような発言があるということは、自己理解の低さがあるから。

責任を他者に委ねている意識があるのも分かります。

まだ小学生だから苦手さがあるというのは理解できます。

でも、私は生徒達には小さい内から求めます。

何故なら、発達障害のある子供はそういった力が積み上がりにくいから。

少しずつ、長い時間をかけて積み上げていきたいですね。

まだまだ一日目の話は終わりません。

続きはまた今度。

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