滋賀県 日吉大社【大津市坂本】

大津市坂本にある、「おうち食堂」で昼食を食べてから、有名な日吉大社へ行ってきました。

日吉大社情報

2100年前、比叡山の麓に創祀されました。全国3800余の分霊社の総本宮です。

訪れた日は暑かったですが、木々に囲まれて光が遮られているため、歩いていても汗をかくことはなかったです。

山王鳥居は通常の鳥居とは形が違います。「合掌鳥居」とも呼ばれており、神仏混合の信仰を表す独特の形をしています。

もし中学生以上の子供と来ることがあるなら、何が違うか質問をしても面白いかもしれないですね。

西本宮に向かう前にトイレに行ったのですが、扉を開けてびっくりしました。靴を脱いで入る仕様になっていたのです。しかも最近作られたのか真新しく、快適なトイレでした。

重要文化財の西本宮楼門は改修工事をしており、少し情緒が失われていますが、面白い楼門です。

軒下には屋根を支える「棟持ち猿」がいて、楼門を守っています。

現在の西本宮殿殿は約430年前に建てられました。

「日吉造」という独特の形で、床下には仏事を営んだ「下殿」と呼ばれる部屋があります。

東本宮楼門には御朱印所があり、御朱印やお守りなどが売られています。

東本宮楼門に向かう途中、人だかりができていたので見に行ってみると、聞きなれない鳴き声が小川から聞こえてきました。

カエルの可能性が高いのですが、誰も見つけることができませんでした。後ろ髪を引かれる思いでその場を去りましたが、また行きましたら、見つけたいと思っています。

塗り直しがなされた東本宮本殿は、西本宮本殿と比べて華やかな雰囲気があります。

参拝の所要時間はおよそ30分ほで終えられます。ただし、金大巌に行く場合は片道30分かかるので要注意です。

紅葉の時期は60分程みていただくと良いとのこと。

厄除け

神猿とかいて「まさる」。なんだそれ?と思いますが、説明が書かれていたのですぐに分かります。

猿は神様の使いで「神猿」と呼ばれ、魔が去る・何よりも勝るとして、魔除けの象徴、縁起の良いものとされてきました。

神猿舎(まさるしゃ)は古くから存在し、神猿が常にいる状態です。丁重に扱われていることが『日吉山王権現知新記』に記されています。神猿には、当時としては異例とも言える量(大人が一年に食べる米の量)をあてられていました。

そんな神猿ですが、私が見た時はちょうどノミ取りをしていて、威厳も何もありませんでした。

山王祭

湖国三大祭の一つに数えられ、天下泰平・五穀豊穣を祈り、7基の神輿を中心に様々な神事が執り行われます。

その内4基の神輿は神輿収蔵庫に展示されていました。厳かな雰囲気の建物の中に鎮座している姿は歴史と伝統を感じます。

どういう装飾が施されているのか、もっと近くで見たいものですが、神聖な物だから致し方ありません。

山王祭は4月に行われており、行った時は5月だったので、残念ながら既に終わっていました。来年は絶対見に行こうと決意しています。

紅葉のライトアップ

日吉大社は紅葉の名所としても有名です。

境内にある3000本のもみじやカエデの木が一斉に紅葉する様子は、参拝者の心を奪います。

11月初旬から色づき始め、紅葉したもみじがそろうのは20日以降です。

11月11日~11月26日の期間中は17:00~20:30までライトアップされます。幻想的で温かな光に包まれる境内は、まるで異世界にいるかのような錯覚にさせてくれます。

ありがたいことに、ライトアップ時間中は無料拝観となっているので、行く事をお勧めします。

アクセスと駐車場、参拝時間


京阪石山坂本線:坂本駅から徒歩10分

JR湖西線:比叡坂本駅から徒歩20分

最大50台ほど止められます。

参拝時間:9:00~16:00

※紅葉時期などは混雑するので、公共交通機関を利用することをお勧めします。

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