近江神宮とちはやふる【大津市神宮町】
近年、若い世代を中心に近江神宮の認知度が高まっています。認知度が高まるキッカケとなった要因は漫画『ちはやふる』です。
子供の頃に何度か来ていますが、『ちはやふる』を知ってから来てみると、また違った印象を持ちました。
近江神宮情報
神武天皇即位紀元2600年を記念して、1940年に創祀された新しい神社です。
近江神宮の御祭神天智天皇は、小倉百人一首「秋の田のかりほの庵のとまをあらみわが衣手は露にぬれつつ」と御製を残されました。それもあり、近江神宮は「かるたの殿堂」と言われ、競技かるたの大会が盛んに行われています。
神社としては比較的新しいため、全体的に重厚な雰囲気というより気軽に参拝できる軽い感じの雰囲気がありました。
楼門は見事な朱色をしており、多くの参拝者が写真を撮っていました。また、見事な外観だからという理由だけでなく、アニメ『ちはやふる』のオープニングの冒頭に出てくるからという理由で写真を撮っている人も数多く見かけました。
楼門をくぐると、外拝殿が目の前に広がります。中には、おみくじ結びや絵馬かけがあります。
奥にこのまま真っすぐ行くのも良いのですが、私は寄り道をする性格のため、周りを先に確認しました。
内拝館は中には入れませんが、神聖な空気感が漂ってきています。
栖松遙拝殿は、かつて高松宮家の邸内社・御霊殿として有栖川宮家以来の御霊を祀っていた建物です。
この敷地に入った瞬間、空間に違和感を感じました。私は霊感があるわけではないのですが、神社巡りをしていると、時々違和感を感じる空間に出くわします。あくまで違和感なので、心地よいわけではないため、早々に引き上げました。
時計館宝物館
子供の時にも時計館宝物館に入りましたが、改装されたみたいです。子供の時は薄暗いという印象でしたが、現在は明るくなっていました。
室内は撮影禁止のため、昔の時計をお見せすることはできませんが、昔の人はよくこんな装置(時計)を作ったなと驚きと尊敬の念を抱きました。
日時計は太陽の動きによって棒の影の位置がかわることから時刻を知るものです。
この日時計は精密日時計で、5分刻みで世界最高の精度をほこります。大ざっぱな時間しか計れないものと思っていたので、驚きました。
漏刻とは、水時計のことです。天智天皇が671年に近江大津宮に初めて設けたそうです。1目盛りがおよそ10分刻みで示すように作られています。
写真にあるように石橋を渡って見る必要があります。もっと気軽に見られるようにしてほしいと思いました。
御朱印
御朱印所には御朱印帳を手に持った参拝者がズラっと列をつくっていました。
神紋を押し、サラサラっと近江神宮と今日の日付を書かれました。列をなしているということもあって、一人一人丁寧な対応をしている暇がないようで、書いたら次っという感じでした。
御朱印を書く方は達筆な方が多く、読めないこともしばしばありますが、近江神宮の御朱印は読みやすいです。
かるたの聖地 近江勧学館
『ちはやふる』での試合会場がある近江勧学館です。アニメだととても大きな建物で表現されていましたが、思ったより小さったです。
玄関は『ちはやふる』ファンでごった返していました。袴を着た方が多く、『ちはやふる』の影響を受けているのが分かります。
『ちはやふる』の登場人物で私の一番のお気に入りキャラクター駒野勉、通称机君です。
見た目は偏屈そうで人気が出るようなキャラではないですが、マンガやアニメを見ていくととても愛おしいキャラクターと気づきます。幸せになってほしいと心から思えるキャラです。
人気は予想以上にあるようで、このパネルの横に立って写真を撮る人が多かったです。
机君と同じぐらいお気に入りの西田優征、通称肉まん君。
一見悩みなんてないように見えますが、悩みを持っています。その悩みを打ち明け、実は周りから評価、認められていることが分かったシーンを読んだ時は涙腺崩壊でした。
そんなキャラのパネルを部屋の隅に置いてあるのは若干の不満がありました。パネルの横で写真を撮っている人いましたが、様子を見ているとどうやら子供に人気があるようです。
競技かるたの試合会場として使われています。不思議な空間で、広いのか、狭いのかよく分からなくなります。
時間が合えば、競技かるたの試合を見に行こうと思っています。
アクセスと駐車場
京阪電車:近江神宮駅前から徒歩5分
200台収容可。
平日でも十分混んでいたので、混雑が予想される場合は電車で来る方が良いと思います。
参拝時間:6:00~18:00
御祈祷:9:30~16:00
お守り・御朱印など:9:00~16:30
時計館宝物館:9:30~16:30
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