猫猫寺は猫好きの聖地【京都市左京区八瀬近衛町】
これまで多くの寺を参拝してきましたが、今回紹介するお寺は異質です。
というより、ネタなお寺です。
カテゴリーを分けるのに果たして神社仏閣に含めて良いのか悩みましたが、「寺」という文字を使っているのと御朱印があるので含めました。
世界初!本格的寺院型テーマパーク 猫猫寺情報
以前、課外活動で訪れた京都ライフル射撃場の側の道路を進むと、猫猫寺(にゃんにゃんじ)があります。
周辺はとても静かで、お寺にはピッタリの雰囲気。
もしお寺を想像しているなら、到着した時にどこにもお寺が見当たらなくて焦ることでしょう。
あるのは築100年になる古民家を改築した店のみ。実はこれが猫猫寺です。
縁台が店の前に置かれていて、外でお茶を飲める仕様になっています。
窓を見ると、猫の屏風に目がいきます。
七福神を模した猫の屏風は斬新だけど、どこか懐かしさを感じます。
扉の前には、大きめの猫の人形が参拝者をお出迎えしてくれます。
既に猫だらけなので、期待が膨らみますね。
猫グッズをチェック!
2016年にオープンとあって、古いけど新しい感じの店内は期待以上に猫猫しており、どこを見渡しても猫がいます。
目を丸くしている私達にスタッフが声をかけてくれ、店内は写真撮影OKと教えてくれました。
ということで、遠慮なく写真を撮りまくりました。
どこかで見たことのある猫の像。
よくよく見ると、お腹はハート型にくり抜かれていて、中に金色の猫の像が入っています。
金運のご利益がありそうですね。
羊毛フェルトで作られた猫の顔、猫のポストカードやシールといったグッズが陳列。
よくよく見ると、犬のグッズも少しありました。
羊毛フェルトで作られた等身大の犬と猫。
本物のような出来栄えです。ご飯を欲しているような猫のなんとも言えない表情がグッドですね。
この羊毛フェルトは飼い猫や飼い犬の写真を持っていけば作ってもらえるので、記念にオーダーしてみてはいかがでしょうか?
小判を持たない招き猫。これを見た瞬間、何故か「吾輩は猫である」を思い出しました。
昔の小説の挿絵に使われそうな古い感じの猫だからかもしれません。
猫なのか?とてもインパクトのある人形です。
不気味ではあるが、愛嬌があるとも言える。個性があるので芸術としては良いのでしょう。
巨大な猫の絵。
この独特なタッチな絵を描いたのは、猫作家の加悦雅乃さん。
フランスパリの国際公募展の最高峰と言われるサロン・ドートンヌ展に、最年少で入賞された方です。
猫猫寺に描かれている絵は彼によるものがほとんどだそうです。
余談ですが、帰る間際に作家さんに会えました。
写真よりも生で見た方がイケメンだなと思ってはいましたが、奥さん曰く、アイススケートの羽生選手寄りのイケメンとのこと。
猫だるま。
どこかで見た事があるのですが、思い出せません。
非常に親近感を覚えるだるまです。
150cmはある猫を擬人化した人形。
大きさ故に、結構圧を感じます。
目力があって今にも動き出しそう。暗い部屋ではあまり見たくはないかな(笑)
猫住職や見習い住職
ご本尊は大日猫来(だいにちにゃらい)。
ライトの当て方が絶妙なせいか、妙に神々しい。
この大日猫来様は参拝者がどの位置から拝んでも目が合います。目が合うことで「喜」を招いてくださるそうです。
大日猫来様の脇侍には猫観音様と猫不動様がいます。細密な彩色を施されているため、威厳と神々しさも感じます。
猫の住職という徳の高い猫がいます。
残念ながらこの日はおりませんでしたが、現在は3代目までいます。
見習い猫住職には会うことはできました。
見習い猫住職の龍(ろん)。
別室にいた龍はスタッフに抱えられて登場。
猫なのでそれほど人なつっこくはないですが、触れたり餌を上げたりでき、参拝者の心を癒してくれました。
見習い猫住職の小夏。
寝起きということもあり、参拝者がいる部屋から出たがっていましたが、餌の誘惑には勝てなかったようで、喜んで魚を食べてくれました。
龍も小夏も触られるのはイヤではないようで、結構ガッツリと触ることができて満足です。
猫カフェと御朱印
猫猫寺内には猫カフェもあります。
牛肉をふんだんに使った猫猫寺カレーやベジカレーが人気ですが、初めて来たならデザートのプリンにゃらモードは外せません。
インスタ映えを意識したデザートで、見た目が非常にカワイイ。女性ウケが良いのが分かります。
味は普通ですが、猫のシッポを模したクッキーは食感が面白いです。
御朱印は通常版と3月限定版があったので、3月限定版を購入。
色々な御朱印がありますが、これほどカワイイ御朱印はそうはないでしょう。
御朱印を書く人は皆達筆ですが、これを書いた人はただの達筆者ではありません。
大日猫来の「猫」の文字が猫にも見えるセンスを持ち合わせています。素晴らしいの一言です。
アクセスと地図
叡山電鉄:八瀬駅より徒歩20分。
京都バス:神子ヶ渕で降車し、徒歩3分。
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜日
電話番号:075-746-2216
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。