武田尾廃線跡ウォーキング後の昼食は、畑熊商店（はたくま）に寄るのが定番となっています。

今回もはたくまに寄り、郷土料理を堪能しました。

畑熊商店（はたくま）情報

6年以上昔にはたくまで食事をした時とは全てが違いました。

2014年8月の台風の影響により、土石流が一帯を襲って地形が大きく変貌。

何もかも流されました。

当時ニュースでもその様子が放送されましたが、見知った所故に結構ショックを受けたものです。

もう復活はない。そう思っていましたが、友人からはたくまが復活したという情報を聞いた時は嬉しかったです。

以前は昭和の感じをそのまま残された店が立ち並んでいて、もっと川に近かったです。

しかし、現在のはたくまは川から数メートル上の高台に建造され、周辺はコンクリートで覆われています。

一気に近代化が進んだ印象を受けました。

店構えは以前と同じで平屋で、綺麗ということもあって入りやすくなっています。

前回来た時は入店するのに結構勇気がいる外観だったもので・・・。

武田尾廃線跡という観光スポットが近くにあるため、多くの客はハイキングを終えた人達です。

私達が着いた時も、リュックサックを背負った客が数多くいました。

少し肌寒かったですが、生徒達の判断でテラスで食べることになりました。

川は見えませんが、武庫川のせせらぎを聞きながら食事を出来ます。

はたくま周辺は山に囲まれているので、夏は避暑地として活躍します。

その代わり、冬は冷え込みが厳しく、雪が積もります。

そんな雪景色を見て熱燗を頂くってのも良いかもしれないですね。

充実のジビエ料理を写真付きで紹介

はたくまと言えば、なんと言ってもジビエ料理が有名です。

他では見かけないジビエ料理もあるので、ぜひ食べて欲しいです。

勿論他の料理も美味しいです。

味噌煮込みうどん　1100円。

肌寒い日にはうってつけの料理。

温かいだけでありがたみを感じ、味噌の香りが食欲を増進させてくれます。

ご飯と一緒に食べると、味噌の味が一層際立ちます。

ミックス串カツ定食　950円。

猪の肉が2本、鹿の肉が2本という組み合わせ。

猪と鹿の肉を串カツにした料理は、近畿ではここ以外見た事がありません。

猪と鹿の肉はクセが少しありますが、良い感じに揚がった衣がクセの部分を打ち消してくれます。

猪肉丼　1100円。

猪の肉、卵、タマネギ、ネギ、ノリが入った丼。

卵とタマネギの方が味のインパクトが強く、猪の肉の味が少し朧気でした。

味は当然美味しいのですが、量が物足りなかったです。

焼肉カルビ定食　950円。

カルビが何切れかお皿にのっている程度の定食と思っていたら、まさかの野菜と肉の味噌炒めでした。

予想外でしたが、これがまた美味しかったです。

ご飯何杯でもいける味付けで、おかわりをするだろうと思いながら食べていました。

ところが、予想以上にご飯の量があり、むしろカルビが足らなくなりました。

卵焼き、キムチ、漬物、みそ汁でご飯を食べようと試みたのですが、それでもご飯の方が多かったです。

少食の人は、注文時にご飯の量を少な目と言っておく方が良いでしょう。

焼きボタン定食　1600円。

はたくまに初めて来たなら、まず注文することをお勧めします。

一枚一枚が大きい猪の肉が6枚もあります。

猪の肉を一番堪能でき、猪を食べた！思える料理です。

脂身が苦手な生徒も食べていましたが、猪の肉の脂身は美味しかったとのこと。

時間をかけて食べていると徐々に肉が固くなってくるので、早めに食べると最後まで美味しくいただけます。

周辺の観光スポット

武田尾廃線跡。

武田尾に訪れる多くの人は廃線跡を歩きます。

真の暗闇を体験できるトンネルもあり、非日常を味わえます。

＞＞＞武田尾廃線跡ハイキングの記事

武田尾稲荷神社。

はたくまの向かいにある神社。

はたくまと同じ時期に再建されたのでしょう、鳥居や本殿は綺麗です。

ハイキングに行く前かハイキングを終えた後に参拝したいですね。

武田尾温泉。

武田尾は温泉でも有名で、ハイキング後に温泉を堪能される人もいます。

今回は行きませんでしたが、過去に一回だけ訪れたことがあります。確かマルキ旅館の温泉です。

連絡すると車で送迎してもらえたのですが、徒歩で行ける距離かと思いきや、意外と遠かった記憶があります。

そして、秘湯と呼ぶに相応しい自然に囲まれた温泉を堪能できました。また訪れたいですね。

アクセスと地図

ＪＲ：武田尾駅から徒歩10分。

営業時間：11:00～18:00。

定休日：毎週月曜（祝日は営業）。

電話番号：0797-91-0239。

駐車場：3台駐車できます。