FMおおつラジオに生徒と出演
生徒と一緒に、FMおおつで放送している「こんばんは、おおつ」にゲスト出演をしました。
子育て相談会や学校の校内研修会で講師をしてきましたが、それとは違った緊張感があり、非常に貴重な経験となりました。
ラジオ出演
昨年の終わりころに、たまたま入った店の店主との出会いがラジオ出演のキッカケです。
店の名前は恐竜や。変わった店名ですが、アバレンジャーという戦隊もので出てきた店の名前からつけられました。
>>>占いカフェ恐竜やの記事
占いカフェというだけあって、店主は占いをされているのですが、ランチもやられています。
とても気さくな方で、料理を作りながら色々とお話しをしてくださいました。
会話の中で、ラジオのパーソナリティもしているという話がでてきました。
芸能界に携わっている人と関わったことがなかったから本当に驚きました。
占いやラジオのパーソナリティだけでなく、子供のための活動もしていることが分かり、その流れで私がやっている仕事の話になりました。
店主とは子育てや支援に関する考え方が似ていることもあって、教室のコンセプトや活動内容に共感してもらえました。
すると、「何か自分にできないことはない?」と訊いてきたので、無理を承知に生徒とラジオに出演できないかとお願いしたところ、快諾してくださいました。言ってみるものですね。
生徒の人選
出演する生徒は年齢が低くても良いと店主は言ってくださいましたが、さすがに幼児や小学生に活動内容の説明をするのは無理なので、中学生以上から選択することにしました。
中学生以上でも、長期記憶が平均的にあり、自己分析ができ、物事を客観的に見る力を持ち合わせ、言葉のキャッチボールを出来る力が必要なので、人選には相当悩みました。
候補に挙がった生徒は複数いましたが、最終候補に残ったのは大学生の生徒。
能力的にはクリアしていましたが、気持ちが落ち込んでいる状態だったため、果たして了承してくれるか不安でした。
ドキドキしながら出演交渉すると、あっさりと了承してくれました。
後に了承した理由を聞くと、私が良い経験になるからという言葉もありましたが、よく分かってなかったというのもあったそうです。
話の内容をモンモンと考える日々
早い段階で、教室の説明や参加した課外活動と一緒にしたバイトの話をメインに展開するという旨は伝えていました。
長期記憶に少し不安のある生徒は思い出せるか不安がっていましたが、脳科学的に人の記憶は一度覚えたことは突けば思い出せるし、私がフォローすると約束したことで不安が和らぎました。
教室の説明をするにあたって、発達障害についても触れます。
生徒自身の診断名をわざわざ言う必要はありませんが、生徒は日頃から、アスペルガー症候群を一括りされるのを嫌っており、もっと色んなタイプがいること知って欲しいと述べていました。ラジオは多くの人に知ってもらう絶好の機会。
そこで、「アスペルガー症候群という診断が自分にはおりているという話しをする?」と尋ねると、「それは構わないし、リスナーにアスペルガー症候群というのは一括りできないということを知ってほしい」と意気込みながら返答してきました。
その後、生徒は自身のこれまでのことを振り返りながら自己分析を始めました。
自分を見直す良いキッカケになりましたが、特性から深く考えすぎてしまい、モンモンと頭を悩まします。
ネガティブ思考になりがちなので、いかにしてポジティブに伝えるか、何度か私に相談の電話をしてきました。
ラジオ本番
ラジオ本番の日は、遅刻を絶対にするわけにはいかないということで、放送2時間前に教室に来ました。
意気込みが違いますね。
私と最終的な打ち合わせをしていると、パーソナリティの人にどういう事を聞かれるか分からないのが不安と打ち明けてきました。
必要以上にナーバスになっている様子。
ラジオ局に着くと、用意されたラジオの行程表を見ながら流れの説明を受けます。
そして本番開始。
私も生徒も一気に緊張が強くなったのを感じ、多量の手汗が噴き出ました。
緊張すると、人は発散しようと普段とは違う態度や行動をとります。
私は緊張すると身体が動くタイプ、生徒は緊張すると上半身が直立して固まるタイプという、真逆の発散方法をしているのが内心面白かったです。
パーソナリティはさすがプロですね。喋りが上手く、質問の引き出し方も上手です。
テンションも店内にいる時と違ってたから、変わりように驚きました。
無事ラジオを終えてから生徒に感想を聞くと、「良い経験になった」「緊張してたけど、途中から吹っ切れられた」「意外とまとめながら話せて、喋るのに自信がついた」「喋るのが楽しいと感じられた」「またやりたい」「ラジオって楽しい」と、ポジティブな言葉しか出てきませんでした。
ネガティブ発言が多い生徒が、これほどポジティブな言葉しか出ないのは初めてです。
生徒が一番驚いたのは、しっかりとまとめながら話せたこと。
ラジオは常に喋り続けるのではなく、歌やニュース、天気予報等が頻繁に流されるので、一回の喋りは5分~10分で区切られます。
その区切りが頭の中を整理するのにちょうど良く、生徒にとって非常に喋りやすかったとのこと。
生徒にとって新しい自分に気が付く機会となり、非常に意義のある経験になって良かったです。
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