七黒で水引結び体験 2018【大津市中央一丁目】
6月2日・3日は宿泊活動でした。
2日に集合し、教室に荷物を下ろしてから、結納の七黒というお店に行き、水引体験をしました。
結納の七黒とは
大津市にある丸屋商店街内に店があります。
80年もの歴史ある店ですが、現代風の店構えは入りやすいです。ショーウィンドウの結納のお飾り、水引の色鮮やかな配色は、道行く人たちの目を楽しませ、商店街の活性化に寄与し、素晴らしい景観を作り出しているとして、平成7年に「煌めき大津賞」を授与されました。
結納の飾りなどを販売しているだけでなく、水引体験も行っています。
水引体験プログラム
水引とは、ご祝儀等の際に用いられる飾りのことで、贈答品の包み紙や封筒などにかける帯紐のことです。
と、生徒達は説明を受けましたが、いまいちピンときませんでした。「お年玉の袋についてなかった?」と聞くと、「あ~、あったわ!!」と理解しました。
名前は馴染みがないですが、意外と身近な物だと分かると、俄然やる気が出てきたのが目に見えて分かりました。
水引は簡単なものもあれば、難しいものもあります。事前の打ち合わせ、生徒の状態を見てから決めるという事だったので、柔軟な対応をして頂きました。
水引の結び方
体験した生徒の多くは不器用ということをお伝えしていたので、いきなり本番ではなく、まずは簡単な結び方にチャレンジしました。
簡単とはいえ、水引は細いので苦戦するだろうと思っていたのですが、やり方さえ分かったら苦戦する生徒はいませんでした。
スタッフさんも予想外だったようで、とても生徒を褒めてくださいました。これに気をよくした生徒達は本番を早くしようと急かしてきました。
あわじ結び
水引の色は10種類ほどあり、好みの色をそれぞれ選びます。その後、水引結びの基本である、あわじ結びの説明を受けました。
ゆっくりと丁寧に結び方をやってみせてくれたのですが、生徒も私もポカーンでした。基本のはずなのに、難しい!!
専門的に考えると、視空間認知と動作記憶がある程度高くないとすぐには理解できないと思いました。
生徒達の戸惑いを見て、スタッフさんは見せながら指導するという方法を止め、手伝いながら指導する方法に切り替えてくれました。
手伝ってもらって、なんとか全員完成しました。ある生徒はあわじ結びを見て「なんか怒っているみたい」と怒った顔に見立てていました。
手伝ってもらったので、一人で出来たという満足感がある生徒はいませんでしたが、来年のお年玉はこれに入れてもらおうと意気込んでいる生徒はいました。
感想
水引という聞きなれない言葉と普段意識したことのない物を知る機会になりました。生徒達の記憶に残ることでしょう。
ということで、後日何を体験したかを聞くと「お年玉のやつ」と言っていました。単語としては記憶になかったようですが、概念としては入っていたので、良しです!
因みに、私もあわじ結びにチャレンジしましたが、なかなか出来ませんでした。ネクタイと一緒で、頭で理解するよりも何度も経験して体で覚えるものだと思います。
アクセスと地図
JR:大津駅から徒歩8分ほど
京阪線:びわ湖浜大津駅から徒歩5分ほど
専用駐車場10番かナカマチパーキングに駐車できます。
営業時間:10:00~18:00
定休日:水・木曜日
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