サイコロの旅Vol.2~名古屋で宿泊活動~
サイコロの旅ほど見守り姿勢が大事だと思っているひだち教室長の安藤です。
今回は1日目の続きです。
Contents
SSTとして有用なサイコロの旅
サイコロの旅は非日常な活動ですが、同時に日常的な活動と言えます。
求められる知識やスキル等は日常生活で頻繁に使うからです。
サイコロの旅をするにあたって、私は下記のねらいを設定しました。
・知らない世界に触れる
・瞬間的に計画を立てる力を養う
・意見を言う意識を高める
・相手の発言を聞く意識を高める
・社会性を養う(例:折り合いをつける)
・調べるスキルを養う
・違う視点から物事を考えることを知る
・勇気を出して行動をする力を養う
・「ま、いいか」精神を身に着ける
・共感力を高める
社会人のA君とB君は上記の6~7割を出来るようになりました。
大学生のC君と就労移行支援を受けているD君はそれほど多くない。
C君とD君はどのような変化が見られるか、楽しみです。
サイコロの旅のルール
今回は、近畿全域を対象としたサイコロの旅のお話しです。
サイコロの旅ルールは下記のようになっています。
・1~6の欄に観光地や店名を書く
・均等にサイコロを振る人を決める
・決定は全てサイコロに委ねる
・どんな事があっても、決定には従う
・予想外なことが起きた場合は話し合いをして決める
さっそく迷子
味噌カツを食べるために店を探す生徒達。
名古屋駅は迷路のように複雑です。
歩き出して5分もしない内に迷子になりました。
迷子は一見すると悪いこと。
しかし、別の見方をすると良い面があります。
・必然性のある話し合いが始まる
・解決した時に共感性が生まれる
・調べる意識が高まる
社会性の部分が自然と養えるのです。
生徒達はスマホを活用しながら活発な意見を交換した後、再び歩き出しました。
名古屋名物味噌カツ美味い!
「キッチンなごや」というお店に到着。
人気店なため、行列が出来ていました。
30分ほど待ち、ようやく入店。
味噌カツ定食を注文する者。
味噌カツ丼を注文する者。
皆一様に美味しいと絶賛していました。
観光スポット選び
味噌カツを食べた後、観光地の行先を決めることに。
時間に少し余裕がありました。
ここで、生徒達の中で2つの意見に別れました。
・名古屋市以外で少し遠くの観光地を巡る
・名古屋市内で複数の観光地を巡る
それぞれの意見があって、実に良いですね。
サイコロを振った結果、名古屋市にある観光地になりました。
コニカミノルタプラネタリウム
「なんじゃそれ?」
サイコロの目が出た時、1人を除いた全員が思いました。
まさか男5人でプラネタリウムに行くことになるとは思いもしませんでした。
プラネタリウムの上映内容は、可もなく不可もない感じ。
そのせいか、生徒達の何人かは睡魔と戦っていました。
まだ時間がある
プラネタリウムから出ると、さっそく次の観光地を決めました。
一投目はノリタケの森。
目と鼻の先にあるノリタケの森に決定。
これではまだ時間に余裕があるから、もう一つ行こう。
生徒達は話し合って決めました。
二投目はスカイプロムナード。
まさかの超高層ビルです。
ノリタケの森
「よく分からない」
「ホンマにここ?」
生徒達は素直な感想を述べました。
なので、5分ほどで観光終了。
次は超高層ビルです。
高所恐怖症の私は不安しかありませんでした。
続く。
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