北陸地方でドタバタの旅~福井県と石川県~

宿泊活動は必ず何かが起きると思っているひだち教室長の安藤です。

福井県や石川県は、小旅行をするのに適しています。

私は何度も訪れている地ですが、意外にも生徒達は行ったことがない。

今回は、福井県と石川県での活動についてお話しします。

福井県と石川県に行くことになった理由とは?

活動に参加するE君とF君は大学生なので、自分達で計画してもらうようにしました。

活動時期は12月。

場所によっては雪が降る可能性があります。

だから私は、季節や天候を意識して活動場所を探すように生徒達に伝えました。

数日後、生徒達が提案してきたのは鳥取県。

12月の日本海側は雪が降る可能性が大。

その中でも、もっとも雪が降る確率が高い所です。

私が指摘して、初めて気が付いた生徒達。

生徒達は季節や天候を意識して計画を練ったことがないため、良い学びの機会になったようです。

四国や名古屋も考えたそうですが、一度行ったことがあるため却下したそうです。

最後に出てきたのが、福井県と石川県。

この2県なら、12月の初旬ならギリ雪が降らないと、生徒達は判断したそうです。

様々な情報から合理的に考え、決断する。

こういった機会は将来の力として役に立ちます。

福井県で観光&体験

今庄そば道場で蕎麦打ち体験。

蕎麦が好きな生徒達。

蕎麦打ちをしたいというので、福井県にある今庄そば道場という所へ行きました。

蕎麦打ち体験が初めての生徒達は、何気にドキドキした様子。

蕎麦打ちが始まると、生徒達は思ってた以上の重労働に驚いていました。

E君とF君はお互いをサポートし合いながら蕎麦を打ちました。

出来上がった蕎麦は非常に美味しく、大満足の生徒達。

詳細は、別ブログでまた書く予定です。

東尋坊。

福井県の定番スポットですね。

私も行ったことがない観光スポットなので、楽しみにしていました。

断崖絶壁は噂たがわぬ絶景。

断崖絶壁を見て怖いという思いがありましたが、それ以上に「寒い!」という気持ちが強かった。

冬に観光するなら、防寒対策は必須ですね。

私達はある程度写真を撮ってから、謎の神社へと向かいました。

大湊神社。

雄島という島に鎮座する神社。

見た目からして神聖な領域というのが伺えます。

陽が落ちる間際に参拝したので、敷地内は暗かったです。

どれが本殿か分かりづらかったですが、なんとか発見。

参拝した後、グルっと島を一周すると、海を一望できる所へ出ました。

運の良いことに、水平線に沈む太陽を目の当たりにすることができました。

感動的な光景で、私達は太陽が沈むまでズッと眺めていました。

石川県で観光&体験

ひがし茶屋街。

金沢市で一泊した翌日、本格的に石川県(金沢市)を観光。

ひがし茶屋街も定番スポット。

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている茶屋街。

昔ながらの街並みで良い雰囲気ですが、人が多すぎて少しウンザリ。

30分ほどでひがし茶屋街を後にしました。

箔一本店で金箔貼り体験。

金沢市と言えば金箔が有名。

箔一本店は老舗ですが、2018年にリニューアルされて建物は実に綺麗。

金箔の総合ミュージアムなだけあって、中は豪華です。

金箔貼りの体験時間はおよそ40分ほど。

一見すると簡単そうに見えますが、これが想像以上に難しい。

不器用ながらも様々な体験をしてきた生徒達。

そんな生徒達ですが、初めての動きに悪戦苦闘。

終わるのに、1時間30分もかかりました。

詳細については、別のブログに書きたいと思います。

福井県と石川県で堪能したグルメの数々!

ソースかつ丼。

福井県で有名なのはソースかつ丼。

多くの有名店がありますが、生徒達が選択したのは江戸屋というお店。

大きなカツが3枚ものっていて、見ただけでお腹が満腹になります。

もっさりした食感ですが、見た目に反してさっぱりした味。

簡単にペロリと食べられました。

個人的にはセットのうどんが凄く美味しかったです。

山さん寿司の海鮮丼。

金沢で一番人気の海鮮丼。

見た目から分かるように、値段は高いです。

でも、値段以上の最高品質。

大人気過ぎて、朝早くから行列ができています。

生徒達は早朝から店の前に並び、食べました。

朝早くから豪華な海鮮丼とは、なんとも贅沢ですね!

生徒が過去一と絶賛した宿

金沢家。

カプセルベッドとルームのある宿。

2019年にオープンしました。

私は生徒達にカプセルベッドを体験して欲しいと思っていました。

ところが、4人(当日1人欠席)で宿泊すると伝えたところ、トリプルルームを用意してくださいました。

しかも、特別に安い値段で。凄くありがたいことです。

生徒達:「これまでの宿泊活動で、過去一の宿やわ」

生徒達は大絶賛。

確かに、凄く豪勢と感じる部屋でした。

実は私は内心、「しまった~」と思っていました。

というのも、もっと不便さを感じる宿の方が教育的に意義があるからです。

・試行錯誤して対処する力

・気持ちに折り合いをつける術に気づく

快適に過ごす生徒達を見て、次はもっと不便さを感じる宿にしようと思った次第です。

ハプニングが起きてこそ学びになる

宿泊活動では、ほぼ100%ハプニングが起きます。

生徒達は金沢家で快適に過ごしていましたが、F君はやらかしてしまいました。

持参したゲームのケースをベッドの裏側に落としてしまったのです。

F君はそれを私に相談せず、何とかして自分で対処しようと試みました。

F君は夕食後にコンビニに寄り、大量の割り箸とセロテープを購入。

部屋に戻って、割り箸と割り箸をくっつけて長くしました。

F君はそれを使ってケースをとろうと試みましたが、結局はダメでした。

そこで私はF君と話をしました。

私:「さっきから何してたん?」

F君:「ケースが落ちたから、これを使ってとろうと思ったんです」

私:「結構深い所に落ちてるし、そりゃ無理やな」

F君:「どうしましょう・・・」

私:「F君な、今回の場合、良かった点と悪かった点がある」

私:「良かった点は、自力でなんとか解決しようと思ったところ」

私:「悪かった点は、一言も私に相談しなかったこと」

F君:「・・・」

私:「1人で解決する力も必要やけど、人に相談するってのはもっと大事なこと」

私:「社会に出たら、むしろ相談する力の方が大切」

私:「だから、まずは何が起きたかを伝えるようにした方が良いで」

F君:「はい」

私:「でだ。それで取れなかったんやな」

私:「後はどんな選択肢があると思う?」

F君:「分かりません」

私:「お店のスタッフに伝えるという選択肢があるからな」

F君:「あ~、なるほど」

ということで、F君は宿のスタッフに連絡。

F君はスタッフと一緒にベッドを動かして、無事にケースをとることができました。

ASD(自閉症スペクトラム障害)の人の中には、肝心な時ほど人に頼るという選択肢が浮かばない人もいます。

F君もそのタイプ。

F君にとっては、良い教訓になったと思います。

ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にしつつ、自信に繋がる活動も行っています。また、将来必要な力をつけられるようアドバイスやサポートをしています。

活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!

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