銛で魚を捕まえてみたいと思っているひだち教室長の安藤です。

大阪や鳥取の生徒達は海で船釣りをしたことがあります。

＞＞＞海釣り初心者奮闘記の記事

滋賀や京都の生徒達はまだ船釣りの経験はない。

なかなか行くタイミングがなかったから。

今回、ついにタイミングが合ったので行ってきました。

釣竿もレンタルできる釣人家情報

今回体験したＡ君は頻繁に釣りをするわけではないので、釣竿を持っていません。

そこで、以前お世話になった釣人家というお店を利用しました。

時期的に体験できたのは

・アジ釣り

・タチウオ釣り

タチウオ釣りは出航が午前3時だったので断念。

アジ釣りなら14時～19時だったので、アジ釣りを選択しました。

受け付けをすませると、午前便が帰ってくるまで待機。

その間に釣り竿を借り（別途1000円）、クーラーボックスに入れる氷を購入。

一個が非常に大きかったので、割って使いました。

天気は快晴、絶好の釣り日和です。

基本的なことから学ぶ

午前便が帰ってくるとすぐに出発。

初めて乗る船にＡ君はソワソワしていました。

今回はサビキ釣り。

ほぼ初体験のＡ君には、出来るだけ自分で準備できるように教えました。

・新品の糸を紙から外す方法

・糸を釣竿につける方法

・コマセ袋にアミエビを淹れる方法

・休憩中に釣竿を入れる場所

・サビキ（餌）の分量

・糸のたらし方

・釣った魚の保管方法

正直言うと、やってあげた方が早いのもあります。

でも、Ａ君にはやってあげるというのはＮＧ行為。

Ａ君は体験することで学べ、身に着くタイプ。

自立や成長のためには、体験はとても重要な要素です。

自分で出来るという感覚を掴めれば、

「またやってみたい」と思いやすいタイプでもあります。

だから私は極力手伝わず、待つことを心掛けています。

なかなか釣れない！

爆音を鳴らしながら、船は走ります。

心地よい風が身体に当たり、気持ち良かったです。

スタッフは魚群探知機で釣りポイントを探し、何度も船を止めました。

スタッフ：「12m」

海底までの深さを教えてくれて、その通りに釣り糸を落とします。

最初Ａ君は何の事かさっぱり分からず、かなり戸惑っていました。

私はどういう意味かを伝え、メーターの見方も教えると、Ａ君はすぐに理解しました。

出港してから、1時間経過。

全く釣れない。

他のお客さんも釣れない。

こんなことは滅多にないそうで、私はボウズも覚悟し始めました。

釣り糸がよく絡んで悪戦苦闘

しばらく糸を垂らしていると、サビキはすぐになくなります。

その都度竿を上げてサビキを補充します。

補充してから再び釣ろうとすると、糸が上手く垂れないということがよく起こりました。

原因は、竿に糸が絡んだ状態で垂らそうとするからです。

先端部分をよく見たら絡んでいるのが分かるのですが、慣れないとなかなか認識しにくい。

Ａ君は後半になるまで悪戦苦闘していました。

とはいえ、それでイライラするようなことがなかったのは驚きです。

私や他の生徒達の時は、かなりイライラしたものです。

ついに釣れた！

夕暮れになっても、誰も釣れない。

重い空気が船内に流れていました。

Ａ君のモチベーションもかなり低下していました。

2時間経過した頃、ついにＡ君の竿に反応がありました。

めっちゃテンションが高まるＡ君。

釣れたのは、ガシラというカサゴの一種。

食べようと思えば食べられるが、一般的には食べない魚。

それでも、釣れた嬉しさで、Ａ君のモチベーションは再び上がりました。

その後、もう一匹ガシラを釣れました。

目標のアジも釣れた！

Ａ君の目標はアジ。

最低でも2匹釣ることを目標にしていました。

太陽が沈み、周りは真っ暗。

そんな中、待望のアジが釣れました。

Ａ君も私もテンション爆上がり。

そして、まさかのスタッフも大興奮！

スタッフはアジの写真をパシャリと撮りました。

スタッフの様子から、今回はどれほど釣れなかったのかが伺えますね。

スタッフは血抜きの方法を丁寧に教えてくれました。

エラの下側にハサミを入れて、脊椎（血管？）を切断します。

バツンという音が聞こえたら、成功です。

Ａ君はすぐに理解し、2匹目を釣れた時は自分で切断していました。

感覚を掴むのが早い。

川魚の内臓処理の手際の良さもそうですが、Ａ君は感覚を掴むのが早い。

Ａ君は釣りとの相性が良いと思います。

目標を達成し、成功体験を積めたＡ君は言います。

「釣れない時は人生終わったと思ってた」

「今度はタチウオ釣りをやってみたい」

今年は、そのＡ君の希望を叶えたいですね。