東寺の弘法市は時間をかけて見てまわろう【京都市南区九条町】
奥さんは毎年行っているのですが、私はなかなか時間がなくて行くことがなかったのですが、今年は時間ができたので、ついに行くことができました。
空海の月命日(ご縁日)に行われる弘法市とは
弘法市は、真言宗の開祖である弘法大師空海の月命日である毎月21日に開催されます。
弘法市では1000店以上もの出店が立ち並び、お祭り気分に浸れますが、お祭りと違うことがすぐに分かります。
12月の終い弘法と1月の初弘法
弘法市は毎月21日に開催されており、1月は初弘法、12月は終い弘法と呼ばれ、他の月と比べると賑わいが段違いです。
昔は空海の命日である3月21日にのみでしたが、1239年以降は毎月開催されるようになったそうです。
これほど長く続くとは、いかに人々に親しまれているかが分かりますね。
さて、私が行ったのは12月の終い弘法です。
奥さんからは、毎年参拝者や観光客の数がすごいと聞いていました。それを覚悟して行ったのですが、11時頃という少し遅い時間帯ということもあって、思ったよりも参拝者や観光客は予想よりも少なかったです。
9時頃に行くと気が滅入るぐらい凄い人手だそうです。
毎月出店や屋台でいっぱいです
東寺の外側にも露店が並んでいます。
骨董品も扱われていて、目利きのある(?)客がマジマジと見て購入していました。
高級そうなものも数多くありました。
6800円という値札がついた鞄等があり、露店でそんな高い物が売られているのは初めて見ました。
石碑の前にサギがおり、全く動かないので石像かと思って視線を変えようとしたら、動き出したので驚きました。
古代のガラスや天然石を扱った店です。
翡翠色でとても綺麗です。
南大門から入りました。
客層を見ると、お年寄りが断然多いです。客層を見るだけでお祭りとは違うことが分かります。
奥さんに案内されるがまま進むと、修行大師像がありました。
その周りにたくさんの参拝者が集まり、手を合わせていました。
ゆっくり手を合わせたかったのですが、次々と人がやってくるので、ゆっくりは出来ませんでした。
奥さんの用事が済んでからは、屋台巡りです。いやはや物凄い人です。
これで少ないというのだから、早い時間帯だったら身動きがとれなかったことでしょう。
屋台を見ると、お祭りでは見ないような屋台が多く、お年寄りをターゲットにしているのが一目瞭然でした。
丹波の干し柿。
一袋1000円と少し高く感じますが、量と質を考えるとおそらく安いのでしょう。
熨斗するめ。
こんな漢字は初めて見ました。これで熨斗(のし)と読みます。
するめが屋台で売られているとは、好奇心旺盛な私にとってはたまりません。
迷わず、甘い味のするめを購入しました。
期待を持って食べましたが、紙を食べているような食感でした。
味は噛めば噛むほど甘味が出てくるのですが、正直食感が私には合いませんでした。
うなぎのかば焼き。
安いので1900円、特大で2900円。屋台でこの値段の食べ物が売れるのか?と思っていたら、目の前で売られていくのを見ました。お年寄りってやっぱりお金を持っています。
お漬物。
上賀茂名産のすぐきは美味しいけど、高いで有名なお漬物。
他の漬物の屋台では、豪快に巨大バケツの上に置かれていました。まるで外国の屋台のようです。
快頭ずきんという珍しい物が売られていました。ターバンキャップとも言うそうです。
キャップ、ターバン、ヘアバンドの代わりにもなるという便利な頭巾です。
パンダ柄がカワイイですね。これはUSJ等のアミューズメントパークに置いたら売れそうな気がします。
焼印。
おじいさんに大人気で、人だかりができていました。
私は焼印=奴隷or動物というイメージが強いので、一体現代ではどういう事に使われているのか気になるところ。
木製のボタンや木製の食器類。
色んな種類のボタンがありましたが、そんなに売れるものなのでしょうか?
まあ、売れるから置いてあるのでしょうが・・・。
木製の食器は手作り感があって、良いですね。
なかがわ養蜂場でとれたはちみつ。
はちみつは基本美味しいですが、なかがわ養蜂場は特に美味しいので有名です。
ワンちゃん、ネコちゃんの肉球のお手入れにも使える商品があり、とても気になりました。
私の犬は嫌がりはしないが、舐め続ける情景が容易に浮かんだので買うのを控えました。
甲賀の里のよもぎもち。
食べ歩きもできるとあって、行列ができていました。
よもぎもちが陳列されているすぐ側の缶コーヒーがすごく気になりました。
食感は適度な硬さで、モチモチしていました。
中の粒あんは控えめな甘さで、食べやすかったです。口周りにきな粉がつくので、要注意。
竹炭を使った商品。
フェイスシャンプーのを使ったことがありますが、確かに汚れがゴソッととれます。
水虫が消えた、頭に毛が生えた、シミが消えた等の感想が書かれた張り紙がありました。
これが実証できたら、ノーベル賞ものです。ぜひ、実証して欲しいです。
伏見稲荷の七味唐辛子。
奥さんが弘法市に来る度に購入します。私は違いが分かりませんが、奥さんいわく、全然質が違うそうでう。
辛党の方はご賞味あれ。
反物や着物。
結構乱雑に置かれていましたが、購入者は多かったです。
というのも、破格の値段で売っていたからです。
野菜。
弘法市で一番印象に残った屋台は、野菜です。
採れたて感満載の野菜類がとんでもない値段で売っていました。
こんなに大きい白菜が100円、あわじ玉ねぎが一盛100円、万願寺唐辛子が一袋100円とありえない値段で売っていました。
気持ち的には買いたかったですが、抱えて持ち帰ることはしんどいのでやめました。
そう考える人は意外と多いようで、私の隣で見ていたお年寄り達も「欲しいけど、持って帰れないわね~」と喋っていました。
アクセスと地図
JR:京都駅から徒歩15分。
京阪線:近鉄東寺駅から徒歩10分。
駐車場はありますが、弘法市の時はすぐに埋まります。
市バス:市バス16,19,42,71,78で東寺西門前、東寺南門前、東寺東門前のいずれかに着きます。
ただし、弘法市の時は、当時東門前のバス停は運転を見合わせることがあるので、注意が必要です。
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