琵琶湖一周サイクリング~初心者が達成する方法~
琵琶湖一周を達成できてホッとしているひだち教室長の安藤です。
自転車で琵琶湖一周。
普段サイクリングをしない人にとっては狂気の沙汰です。
しかし、大学生であるE君とF君、そして私の3人は、先日琵琶湖を一周をしてきました。
琵琶湖一周と言うものの、厳密には北湖一周。
じゃあ楽かと言えばそうではありません。
2人が経験したことのある南湖一周は約50キロ。
今回の北湖一周はその3倍以上の160キロ。楽なわけがありません。
そんなこともあり、北湖一周だけで「ビワイチ達成」とする人も多いようです。
しかし、2人は北湖と南湖、両方達成したので「ビワイチ完全制覇」と言って良いでしょう。
さて、今回はサイクリングに馴染みのない人向けの記事です。
サイクリング初心者がビワイチ(北湖一周)を達成するためにどうすれば良いか、経験をもとにお話しします。
Contents
自転車で琵琶湖一周
琵琶湖を一周するためには体力が必要。
おそらくそう考える人が多いでしょう。
確かに体力は必要です。
しかし、普段運動をしないE君とF君を見ていると、絶対ではないと感じます。
琵琶湖一周を達成するために何が必要かと問われれば、『準備』と『補給』です。
スタートは守山市から
ビワイチ(北湖一周)をするにあたって、スタート地点はかなり重要。
スタート地点によっては、かなりしんどい思いをするからです。
私は6年程前に他の生徒とビワイチ(北湖一周)を経験したことがあります。
その時は彦根駅からスタートしました。
彦根駅からスタートすると、ちょうど半分の地点は高島市という所。
湖北でかなり体力をもっていかれ、ヘトヘトな状態で湖西側を走る羽目になりました。
その反省を踏まえ、守山市にあるジャイアントストアというレンタサイクル屋からスタート。
守山市から出発する利点は2つ。
・湖北で一番賑わっている木ノ本で、およそ半分(約70キロ)を走ったことになる
・木ノ本には大きめのスーパーがある
ビワイチで一番キツイ湖北を走る前に、体力を回復できるというのはかなり大きな利点。
湖北にはあまり宿や店がないので、大きめのスーパーのある木ノ本で宿をとるのが吉です。
自転車はクロスバイクが安全
クロスバイクかロードバイクかで悩まれると思いますが、初心者はクロスバイクがお勧め。
ロードバイクよりもスピードが出ないけど、タイヤが太めなのでパンクがしにくいからです。
タイヤ修理のできない初心者は安全を重視した方が良いです。
エネルギー切れとお尻の激痛に要注意
昼休憩は中間地点の彦根が良いです。
守山市からかなり距離(35キロ)があるので、エネルギー切れを起こす危険性があります。
実際、朝食を普段通りの量しか食べてこなかったE君はエネルギー切れを起こしかけました。
E君は小休憩中にボ~とする様子が何度か見られました。
朝食は多めに食べてきましょう。
10時に出発した私達は、13時頃にカインズモール彦根店で遅めの昼食をとりました。
モール内には、うどん、たこ焼き、カレー、ハンバーガーなどが揃っています。
体力低下や筋肉疲労も起こしているので、タンパク質と炭水化物をしっかりとりたいですね。
彦根からさらに北へ進んで長浜市に入ると、太ももが悲鳴をあげ始めました。
E君とF君も、今までに感じたことのない痛みに悶えました。
また、お尻の激痛にも耐えられなくなり、小休憩の回数が増え始めました。
クロスバイクやロードバイクのサドルには衝撃を和らげるためのピストンがついていません。
そのため、衝撃がダイレクトに伝わるのでお尻が痛くなるのです。
痛くならない姿勢はありますが、初心者にはなかなか難しい・・・。
宿で超回復の準備をしよう
守山市からスタートして7時間で、木ノ本駅近くにある草野旅館に到着。
生徒達の第一声は喜びではなく、まさかの言葉でした。
E君とF君:「お尻いた~い!!」
素泊まりで7500円という少し値が貼りますが、かなり落ち着く仕様。
和室でこじんまりとしていますが、疲れ切った身体を癒すのにはベストの部屋です。
既に布団が用意されていて、生徒達はゴロンと横たわると、一瞬で眠りの世界に入りました。
眠たいのは分かりますが、それでは回復しません。
翌日に悪い影響が出てくるので、無理をしてでも食べる必要があります。
身体に鞭打って近くの平和堂まで歩き、夕食を購入しました。
しかも大量に・・・。
身体が食料を欲しているためか、生徒達は大量の食材をペロリと完食。
食事を終え、風呂に入り、翌日のルートを確認してから21時頃には就寝。
F君:「テレビ見る気力もないわ」
テレビ大好きなF君の発言から、本気で限界を超えているのが伺えます。
よく動き、よく食べて、よく寝るを実践した生徒達は、翌日超回復しました。
超回復することで体力もサイクリング仕様になりました。
二日目は体力的にはだいぶマシになります。
頑張り過ぎないのがコツ
サイクリングをしていると、つい頑張ってしまいます。
ただ、その頑張りは下手したら自分の首を絞めかねません。
特に注意点がいくつかある湖北~湖西のサイクリングロードは、危険性を孕んでいます。
・湖北は上り坂が多い
・ローソン西浅井塩津浜店からコンビニがない
・安曇川の道の駅で食事をとらないとエネルギー切れを起こす
湖西や湖東は基本的には平地が多いのですが、湖北は山を越えたりするので、上り坂が多い。
ここで結構体力を奪われるので、頑張らずに歩くことをお勧めします。
西浅井塩津浜にあるローソンでパンやおにぎり、飲み物を必ず買いましょう。
ここで買わないと、下手したら4時間近く補給することができません。
ここで補給しなかった私は、その後エネルギー切れを起こしかけました。
湖西のサイクリングロードを走っていると、店がほとんどありません。
サイクリングロードから少し外れますが、高島市に入ったら安曇川の道の駅に寄った方が良いです。
大きな道の駅なので、ご飯もしっかりと食べられるからです。
道の駅でエネルギーを補給したらラストスパート!
残り35キロなので、気持ち的には随分楽になります。
それとは反対に、お尻の痛みはMAX状態になるので、そこだけは頑張ってください。
ゴールした瞬間は達成感よりも、ホッとすると思います。
しかし、時間が経過するにつれてジワジワと達成感を感じるようになります。
役に立つお勧めアイテム
スピードメーター。
自転車をレンタルすると、スピードメーターはついていないので、自分で用意することになります。
平均時速15キロをキープするためにはあった方が良いです。
距離や時間も分かるので、モチベーションにも繋がります。
スプレー式サロンパス。
一日目は必ず筋肉痛に襲われます。特に太ももやヒザ周辺。
その時にこのスプレー式サロンパスで冷却したら、痛みが8割ほど減りました。
値段は約2000円とお高めですが、値段以上の効果があると感じました。
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