琵琶湖博物館が2018年にリニューアルオープン!【滋賀県草津市下物町】

滋賀県と言えば琵琶湖ですが、そんな琵琶湖に生きる動物、植物を展示している博物館があります。

人気スポットなので行ってきました。

滋賀県立琵琶湖博物館情報

琵琶湖博物館の駐車場は琵琶湖が一望でき、思わず写真を撮りたくなる景色です。

駐車場から博物館へ向かう途中に、小さな池があり、その側には看板が畳んで置かれていました。

風が強い日だったので、転倒防止だと思います。

道を歩いていると木製で魚の形をした立て看板がいくつもあり、そこには様々な問題が書かれていました。

時間に余裕があれば一つ一つ見るのも良いですが、博物館はとても時間を要します。

見るなら、博物館を観終えてからの方が良いと思います。

多くのお客さんがいて、場内は混雑していました。

滋賀県在住者は優遇されていて、常設展の観覧料が無料。羨ましいですね。

私が行った時はどこかの吹奏楽部の演奏が終わり、片付けをしていたため、出入り口周辺は楽器を運び出す生徒でごったがえしていました。

ホームページで大々的に紹介されている ディスカバリー

おとなのディスカバリーという気になる展示室があります。

大人というだけあって、結構生々しいものが見られます。

鳥、オコジョ、狐、カエルといった色んな種類の剥製が展示されています。

亀の剥製は初めてみました。今にも動き出しそうです。

カラスはゴミを漁ったりするので、人間に嫌われています。

そんなカラスがカッコイイと思ったのは初めてです。

剥製を作っている様子をビデオで流されていました。

ボカシがかかっておらず、鳥の目玉をブニュっと取り出すシーンを見てしまいました。

私でも気持ち悪いと感じたので、こういうシーンを見るのが苦手な人は見ない方が良いです。

博物館の研究や資料整理の作業を目の前で見ることができます。

そんな研究をしている人に、質問ができるマイクが常設されています。

研究者になりたい人にとっては、研究者の話を直接聞ける貴重な体験ができます。

顕微鏡で植物を観察できます。植物とあって、あまり人気がないようです。

動物の何かを顕微鏡で観察したかったです。

ディスカバリールームは行列ができるほどの人気展示室です。

五感で学び、体験することができます。体験型なので、人気があるのは納得。

ザリガニの動きを体験できるという巨大なザリガニがあり、その中に入ることができます。

サイズ的に子供しか無理ですが、大人気です。ディスカバリールームに来たら必ず体験したいですね。

水族展示室はふなずしの匂いとアザラシは必見です

おとなのディスカバリーを見たら、次は水族展示室に向かいます。

琵琶湖博物館の紹介写真としてよく使われるトンネル。

確かに綺麗です。

下から眺める魚の群れは神秘的で、テンションが高まります。

湖魚料理の文化を知ってもらおうと、湖魚料理が展示されていました。

魚そのものに興味がない人でも、こういう料理となると興味を示す人は多いと思います。

ゴリやギギといった聞き慣れない魚を使った料理。

せっかくこういうコーナーがあるなら、どこかで試食したいものです。

えび豆はスジエビと大豆を甘辛く炊き合わせた湖北地方の郷土料理。

京都のおばんざいとしても使われています。見た事ありますが、食べたことはないです。

滋賀県で伝統的な食品と言えば、ふなずしです。

ニゴロブナを塩漬け、飯付けの2段階の熟成を行って漬け込みます。

とても手間暇がかかるので、値段が高いです。

しかし、それが万人向けかと訊かれれば、そうでもないです。

発酵食品なのでとにかく匂いがきつく、味よりも臭いということで有名です。

そんな臭いをかぐことができます。

勇気を振り絞って、容器の蓋を開けて匂ってみました。

意外なことに、私は平気でした。もっと臭いと思っていたから拍子抜けです。

その後に匂った若い人達は悶絶していたので、歳のせいで平気だったのかもしれません。

子供は逃げると思いますが、思い出として残ることは間違いないので、必ず子供にも匂わせましょう。

琵琶湖博物館の研究成果は目覚ましいもので、多くの賞をとっています。

古賀賞、繁殖賞といった由緒ある賞をたくさん授与されているので、琵琶湖博物館の功績ははかりしりません。

研究の一端を見ることが出来たのですが、大規模な設備が整っていることが分かります。

研究者の憧れの場所ですね。

バイカル湖に生息し、世界で唯一淡水にすむバイカルアザラシ。

可愛すぎます。丸すぎる体のフォルムがたまりません。

普通のアザラシと違うので、ぜひ見て欲しいです。

昨今流行りのふれあい体験室。

かなり期待して入ったのですが、正直な感想を言えば残念でした。

ふなとザリガニしか触れることができなかったのです。

最近の子供はザリガニに触れる機会がほとんどないので、意義はあると思います。

しかし、可愛いというより恐怖の方が勝っている子供が多いように見受けられたので、子供が喜ぶような生き物も置いた方が良いのにと思いました。

プランクトン登場

展示を見て回っていると、突然謎のオブジェが出てきてビックリしました。

まがまがしくもあり、どこか神々しさも感じる形。

こんな生き物を見た事がなかったので、深海生物と思ったのですが、実は身近にいるプランクトンです。

ノロという、日本で一番大きなミジンコの仲間。

大きな一つ目(複眼)が特徴で、小さな動物プランクトンを食べます。水中では透明で、ほとんど見えません。

顕微鏡でミクロの世界を初めて見た幼児は、驚きのあまりとても騒いでいました。

それは大人も同じで、久しぶりに見るミクロの世界に感動していました。

ミクロの世界を上映するルームがあり、そこに置いてあるイスは変な形のイスばかりです。

何でだろうと思っていたら、全てプランクトンの形とのこと。

1階にある展示室を見てから、外の空気を吸おうと思い、樹冠トレイルに出ました。

寒かったので長時間いることが出来ませんでしたが、暖かい日なら散歩すると気持ちが良いでしょう。

そんな樹冠トレイルに、謎のオブジェがありました。

不気味な形をしたそのオブジェは、琵琶湖に生息するスタウラスツルム アークチスコンという長い名前のプランクトンをモチーフにしています。

琵琶湖の歴史を学ぶかと思いきや・・・アレ?

琵琶湖がどういう風に作られてきたのかを学びます。

琵琶湖の地層についての説明があり、発掘中に出てきた化石も展示されています。

琵琶湖から出てきた化石の中に、ナウマンゾウもありました。

こんな大きな象が近畿にいたことに驚きです。

琵琶湖は多くの人間の命を育んできました。

琵琶湖の周辺に住むと飲み水や食べ物にもあまり困らないので、昔から多くの人々が生活をしており、歴史も長いです。

そんな歴史を学べるのが、人と琵琶湖の歴史コーナーです。

昔の人々の生活に触れ、学ぶことができるので、大人は楽しいです。

しかし、子供は興味を持ちにくい事が多いので、さっさと見て回るコーナーかもしれません。

林業をしている方の装備が置いてあり、そこは子供も喜ぶと思います。

琵琶湖関連の展示だけかと思いきや、突然昭和文化の歴史を時代ごとに紹介しているコーナーがありました。

琵琶湖と関係ないやん!と思う人は多いと思いますが、私は懐かしくて一番テンションが高まりました。

マクロスのオモチャ、懐かしいです・・・。

琵琶湖に生息する寄生虫が展示されています。

寄生虫の世界は奥が深く、怖い世界でもあります。そんなことを感じられる展示です。

半端ない数の水鳥の剥製がズラリと並んでいて、圧巻です。

ランチやカフェテリア情報

博物館の中には、にほのうみというレストランがあります。

湖魚、地元野菜、近江米などの滋賀県の食材を使った料理を提供しています。

ガラス壁面から琵琶湖を一望できるので、優雅な気持ちになります。

こういう所のレストランというのは、値段が高めに設定されているものですが、思ったほど高くありません。

650円~1340円の範囲で食事できます。

ハンバーグやカレーといった定番料理も良いですが、お勧めは「湖の幸の天丼」。

琵琶湖固有種のビワマスと外来種のブラックバスを使った天丼。こんな天丼は他の地域では食べられないでしょう。

2階には、カフェテリアがあります。

お弁当の持ち込みも出来るので、家族で来られた方にとってはありがたいスペースです。

休日は混むので、長時間の利用はお控えください。

アクセスと駐車場


JR:琵琶湖線 草津駅で下車。西口2番乗り場から、近江鉄道バス 琵琶湖博物館行のバスに乗車。

琵琶湖博物館で下車、徒歩すぐ。

タクシー:JR草津駅から20分。

駐車場は420台駐車できます。料金は普通車 550円ですが、博物館利用者は総合案内所で駐車無料サービス券を頂けます。

開館時間:9:30~17:00 ※最終入館 16:30。

休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)

電話番号:077-568-4811。

博物館の料金は無料になることもある

観覧料:一般 750円 高校生・大学生 400円 小学生・中学生 無料。

琵琶湖博物館とみずの森共通券:一般 850円 高校生・大学生 520円 ※中学生はみずの森で別途購入。

団体観覧料(有料の方が20名以上):一般 600円 高校生・大学生 320円 小学生・中学生 無料。

年間観覧券:一般 1500円 高校生・大学生 800円。

無料の日

家族ふれあいサンデー(毎月第三日曜日)。

滋賀県在住者で、滋賀プラスワン、スマイルカード、免許などの現住所が確認できるものがあれば、常設展の観覧料が無料になります。

体験学習の日(毎週土曜日)。

滋賀県の高校生は学生証を提示すると、常設展示観覧料が無料になります。

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