おうじの冒険の森でハッスル!恐怖が成長の糧に【奈良県北葛城郡王寺町】
非日常を体験するのが大好きなひだち教室長の安藤です。
毎年一回訪れ、ひだち教室では恒例になった『冒険の森』へ行ってきました。
自粛中ですっかりなまってしまった身体を目覚めさせるために、参加したメンバーはこちら。
スーパーのバイトに勤しむイケメン。最近オシャレに目覚めたE君(大学生)
地理を勉強中のお話し好き。最近は信長の野望にハマり中のF君(大学生)
運動神経抜群の不安先行タイプ。受験を前にリフレッシュを希望のI君〈高校3年生〉
Contents
油断大敵!自分との戦い冒険の森とは
みなさんは冒険の森と聞いて、どんな場所を想像しますか?
きっと自然豊かな森の中で探索したり、宝探しをするような面白おかしいイメージがあるかもしれません。
しかし、いくつもの『冒険の森』を経験した私から言わせてもらうと・・・
「冒険の森は自分との戦いの場」と表現したくなるような場所です。
街中にあるようなアスレチックとは比較にならない難易度!
ハーネスト(命綱)をつけているとはいえ、約10mもの高さを綱渡りするのはすごく怖いです。
『冒険の森』は近畿圏には子供向けを除いて3箇所あります。
難易度が簡単な順に、
おうじ(王寺)→山添村→能勢。
山添村と能勢の『冒険の森』の詳細は過去の記事を参照ください。
>>>山添村の冒険の森の記事
>>>能勢の冒険の森の記事
冒険の森の魅力とは?
今回で冒険の森は3回目ですが、何がそんなに良いのか?
冒険の森の魅力4つ。
・自信がつく。
アスレチックは難易度が高く、普段感じることのない非日常の”恐怖”を自分の力で乗り越えるので自信がつきます。
・新しい世界を見ることができる
興味・関心を持ちにくいASD(自閉症スペクトラム障害)のある人も興味を持たせる魅力が冒険の森には詰まっています。
興味を持たせる程強い魅力があるのが、高所からターザンのようにして降下していく『ジップライン』。
初体験時は顔を引きつらせるほど恐怖しますが、一度できるとハマります。
・自然にコミュニケーション力が育まれる
難易度の高いアスレチックは自然と助け合いの精神が生まれます。お互いにアドバイスを送りあう雰囲気が自然と沸き起こります。
最初は相手に上手く伝わらない言い方をしていても、徐々に相手に伝わる言い方をするようになり、短い時間でも成長を感じられます。
・お互いを共感し合える。
“共感”はコミュニケーションを図る上で非常に重要な要素。
参加した仲間と苦労と達成した喜びを分かち合うことで、お互いに”共感”することができます。冒険の森はそんな共感力を高められる素晴らしい場所です。
菩提キャンプ場にある冒険の森inおうじ情報
今回訪れたのは、近隣の『冒険の森』の中では難易度が低い「おうじの冒険の森」です。
奈良県にある信貴山のどか村から車で20分ほどの所に菩提キャンプ場があり、その中に冒険の森inおうじがあります。
これまで2つの冒険の森を経験している生徒達は、おうじの冒険の森に少し違和感を感じました。
I君:「こんな住宅地周辺にあるん?」
F君:「電車で行けるやん」
と、口々に驚いていました。
というのも、生徒達が経験している2つの施設は車以外では到底行けない、山の奥地にあるからです。
おうじの冒険の森の受付所で参加登録を済ませ、さっそく準備開始。
私達が着いた頃には、アスレチックを体験するお客さんが既に数組みいました。
皆さん初めてなのでしょう、不安と期待が混ざった表情をしていたのが印象的です。
生徒達は既に山添村、能勢と経験しているのでイメージは出来ています。
そのため今日の活動に不安は一切なく、純粋に楽しみだけといった様子でした。
老若男女が楽しめる自然共生型のアスレチック
『おうじの冒険の森』にはアドベンチャーコースとディスカバリーコースがあります。
まだ体験したことのない方に、少しだけコースの解説を。
アドベンチャーコース
大人向け(身長140cm以上対象)で難易度の高いアスレチック。
ディスカバリーコース
子供向け(身長110cm以上対象)で、難易度は易し目。ちょっとコワイと感じる子もいるけれど、子供一人でも参加できます。
私達は、他の冒険の森を体験したことがあるので、アドベンチャーコースを選択しました。
冒険の森に入る前には、スタッフからハーネストの装着指導があります。
他の2施設ではハーネストに足を通すだけで、後はスタッフがやってくれるのを待つだけですが、ここでは自分でベルトを締めました。
もちろん、ちゃんと締められているかスタッフが確認してくれましたが、全てやってくれることに慣れてしまっている生徒達は少し不安に感じた様子でした。
おうじの冒険の森は受付からアスレチックまでの距離が近いです。
その点も初心者向けと言えますが・・・
コロナ騒動で運動不足の生徒達は、アスレチックへ続く階段で疲れてしまい、
E君は「しんどっ!」と太ももを手で持ち上げながら階段を登ります。
I君も「もういいんちゃうん?十分運動したし帰ろうか~(笑)」と笑いながらボヤいていました。
アドベンチャーコースへ出発!
アドベンチャーコースは5つのコースが用意されているのですが、第1コースと第2コースは5m程の高さ。
アスレチックとしての難易度もそれほど高くなかったので、
「あれ?難しくないぞ」
とE君は首をかしげていました。
他のグループは初体験の高さに恐怖し、悲鳴を上げまくっていました。
小学生ぐらいの子供は一歩も動けなくなり、スタッフに助けられる場面も。
山添村では途中で助けられることは出来ませんでしたが、ここでは助けてもらえます。
老若男女関係なく安心して楽しめるのは良いですね。
本気で”コワイ”恐怖を感じ、”どうしよう?”と不安になれるのが、冒険の森の魅力。
体の動きも大切ですが、普通の生活では体験できない”心”の動きも体験できます。
第3コースから一気に難易度が上がりました。
生徒達も必死になり、お互いアドバイスを送り合いながらクリアしていきます。
初心者向けの冒険の森とはいえ、油断はできません。
運動神経の良いI君はあえて難易度の高い方を選択しました。
その結果、I君は悲鳴を上げてしまうほど本気で焦り始める事態に。
I君:「うぉぉぉ~!?」
F君:「そこで右足をのせる!」
I君:「こんなん無理やって~!!」
E君:「いけるって!!」
I君は必死でしたがE君とF君はその様子を見て笑っていました。
後でI君にその時の感想を聞いたら、焦ったけど非日常で楽しくもあったそうです。
第5コースには池を飛び越えるジップラインが用意されています。
約7m程の高さからのジップラインに、生徒達はテンションが上がりまくっていました。
ジップラインがどれほど楽しくて気持ちの良いものかを経験しているので、テンションが上がるのは無理もありません。
「やっほ~~」
と言いながら滑り落ちるE君とI君。よりスリルを増そうと足をばたつかせるF君と、思いっきり楽しんだ様子。
私は徒歩でジップラインのゴール地点へ向かいました。
全てのコースを終えた生徒達は皆一様に笑顔でした。
「所要時間2時間って嘘やん!」
とI君は私にクレームが・・・。
冒険の森のHPには、全てのアスレチックを終えるのに所要時間は2時間と記載がありました。
だから私は生徒達に2時間かかると伝えていました。
きっと2時間とは、初心者が体験した場合の所要時間だったのでしょう。生徒達みたいな経験者は1時間程でクリアできました。
おうじの冒険の森を体験して
体験後に生徒達に感想を聞くと、
「楽しかったけど物足りない」
という言葉が全員の口から出ました。
生徒達は能勢や山添村の冒険の森でもっとレベルの高いアスレチックを経験しています。
ジップラインにいたっては、17mの高さから関西最長となる500mのジップラインを経験しているので、難易度の低い「おうじの冒険の森」では物足りなさを感じるのは無理もないでしょう。
しかし、生徒達の活動中の反応を見ていると、お互い共感し合いコミュニケーションを頻繁にとっていたので、活動をした意味はあったと感じています。
帰りの車内でE君は
「もっと難しくても大丈夫やで」
と言ってきました。
つまりもっと難しい所に行こうということを暗に言っているのです。
来年の冒険の森は近畿外かもしれませんね。
冒頭にも書きましたが、冒険の森を全て行こうと考えているなら、おうじ(王寺)→山添村→能勢の順を強くお勧めします。
徐々に難易度を高くする方が自分自身の成長を感じられると思います。
ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にし、一般的に指導側が「体力的にきつい」と思われがちなことも率先して行っています。その体験によって自信や自己肯定感が高まるようサポートと勇気づけをしています。
活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!
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アクセスと地図
JR:畠田駅から徒歩15分。
能勢や山添村は最寄り駅から徒歩で向かうことは難しいので、その点においては王寺の冒険の森は容易いです。
駐車場:あり。
営業時間:平日 10:00~17:00 土日祝日 9:00~17:00
定休日:なし
電話番号:090-8821-4010
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