パピエで赤いわらび餅作り~旨さの秘訣とは?~【東近江市小脇町】
餅類が大好きなひだち教室長の安藤です。
わらび餅と言えば無色で半透明をイメージしますが、東近江市には変わった物があります。
赤色のわらび餅という非常に変わったわらび餅。
しかもそれを作らせてもらえると聞き、生徒達と一緒に体験をすることに。
ところが、赤色わらび餅を食べると生徒達に告げると、生徒達の反応はいまいちでした。
なぜなら、
A君はわらび餅が苦手(食感が苦手)。
Bちゃんは初めての物が苦手。
そんな二人なのでどうなるか心配しましたが、帰る頃には満面の笑顔で終えることが出来ました。
美味しくいただけた理由は3つ。
・湖東でしか栽培されていない珍しい果物を使っている
・希少な砂糖を使用している
・ヨーグルトという馴染みのあるものを使っている
洋菓子工房パピエ(papier)情報
滋賀県東近江市の有名観光スポットの一つに、太郎坊宮という神社があります。
山と一体化している不思議な神社。
そんな太郎坊宮全体を見渡せる所にパピエがあります。
オシャレな外観で、洋菓子屋というのが一目で分かります。
店で働くパティシエは全国洋菓子コンクールで第3位に輝く実力者。
控えめな甘さと素材の甘さが調和したケーキをウリにしています。
そんな方がパティシエをしているから創業19年というのも頷けます。
店内に入るとすぐに、今大人気の鬼滅の刃のイラストが飾られていました。
生徒達は嬉しそうに眺めていました。
子供心を掴むのは最初が肝心ですね。
超オシャレな雰囲気に緊張
店内はオシャレで、セレブが集ってお茶を楽しみそうな雰囲気。
私達はそんな雰囲気に馴染めず、ソワソワしながらスタッフを待ちました。
オシャレな雰囲気と言いましたが、実は地域に根差したお店。
というのも、ご近所のおじさまやおばさま方が堅苦しくない服装で普通にお茶を飲んでいたからです。
洋菓子屋ということもあり、たくさんのケーキやプリンといったものが販売されています。
シュークリームが目玉商品らしく、一日に750個も売れたことがあるそうです。
私達が行った時は売り切れていたので、食べてみたかったです。
赤色わらび餅作り開始
わらび餅を最初から作る体験かと思っていましたが、わらび餅自体はスタッフが作ります。
熱々のわらび餅をキンキンに冷えた水に切って落とすという作業を私達がします。
それだけかと思うかもしれませんが、実はこの作業が意外と大変。
絞り器を片手で握りながら、ニュルっと出てきたわらび餅をナイフで切ります。
わらび餅を絞り出す際、加減が難しく、出し過ぎることがしばしば。
A君は何度も出し過ぎてしまい、その度に「あっ!」と悲壮な表情をしていました。
Bちゃんも試しに一人でやってもらいましたが、幼児にはとてもじゃないが片手では無理です。
大人にサポートしてもらいながらやる事をお勧めします。
わらび餅に弾力はありましたが、スっと切れます。
切ったわらび餅を冷水につけていくと、桶いっぱいになりました。
予想以上の量に驚きです。
食べられるまでに40分近くを要しました。
さあ実食です。
と、その前に赤色わらび餅の秘密を教えちゃいます!
白下糖とオウミ木イチゴ
わらび餅が赤色の理由は、オウミ木イチゴ(分かりやすく言うとラズベリー)が練り込まれているため。
オウミ木イチゴは湖東でしか栽培されていない滋賀県生まれの果物。
ナワシロイチゴとラズベリーの交配種だそうです。
酸味があり、わらび餅を新たな領域へと引き上げています。
使用されている砂糖にもこだわりがあり、白下糖という和三盆になる前の砂糖。
一般の人には売りに出されない砂糖です。
普通の砂糖よりも栄養価が高く、上品な甘さが特徴。
ハマる美味しさ
貴重な物ばかりを使われているので、不味いわけがありません。
わらび餅が苦手なA君は神妙な顔をして口に入れると、もごもごと噛みしめるように噛み続けました。
そして飲み込むと一言「美味しい」と言いました。
私は心の中でガッツポーズをしました(笑)
そのまま何もつけずに食べても美味しいですが、黒蜜、きなこ、ヨーグルトが用意されています。
まさかのヨーグルトに皆驚きました。
赤色わらび餅は酸味があるので、ヨーグルトとの相性が抜群です。
ヨーグルトとの相性に気が付いたパティシエ、さすがです。
初めての物が苦手なBちゃんはヨーグルトという見慣れた物が出てきたことにより、緊張が緩和されました。
Bちゃんは黒蜜ときなこに目もくれず、ヨーグルトオンリーでわらび餅を食べました。
因みにA君は黒蜜がお気に入りとのことでした。
味が良ければ、苦手な食べ物も食べられるようになる。
そんな光景を目の当たりにした活動でした。
ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にし、新しいことにもチャレンジしてもらいます。苦手な食べ物でも、変わった味付けにすることで食べられることがよくあります。「意外と美味しいな」と思ってもらえるような働きかけも行っています。
活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ。
>>>お問合せフォームへ
アクセスと地図
近江鉄道八日市線:太郎坊宮前駅で下車。徒歩5分。
駐車場:あり。駐車場は広く、止めやすい。
営業時間:10:00~20:00
定休日:月曜。祝日の場合は営業。
赤いわらび餅作り体験料:1650円。※飲み物付き。
電話番号:0748-26-2111
駐車場は広く止めやすいです。
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