2年連続でびわいちを経験したひだち教室長の安藤です。

自転車で琵琶湖一周。

普段サイクリングをしない人にとっては狂気の沙汰かもしれない。

しかし、そんなことをするからこそ得られるものも大きい。

だからひだち教室では、生徒達と共にびわいち（琵琶湖一周）をします。

昨年に続いて今年もびわいちをやってきました。

＞＞＞びわいち再びの記事一日目

＞＞＞びわいち再びの記事二日目

今回びわいちを経験したのはＡ君。

近畿外の大学に通い、一人暮らしをしている生徒。

Ａ君はびわいち前哨戦である南湖一周を3回も経験しています。

じゃあ楽かと言えばそうではありません。

南湖一周は約50キロ。

今回の北湖一周はその3倍以上の170キロ。

楽なわけがありません。

そんなこともあり、北湖一周だけで「ビワイチ達成」とする人も多いようです。

Ａ君は北湖と南湖、両方達成したので「ビワイチ制覇」と言って良いでしょう。

私はそう思っていました。

ところが、Ａ君はびわいち後にあることを言って私を驚愕させました。

それは二日目の最後に書きたいと思います。

それでは、Ａ君とのびわいち一日目をお話しします。

びわいちする前の不安要素

Ａ君は野球経験があるので体力がある。

そして、南湖一周もを回も経験しているので体力がある。

というのは過去の話。

１人暮らしを始めてからめっきり運動をすることがなくなりました。

食生活も偏ってしまい、体重はかなり増えました。

たまに大阪に帰ってきたら、私と一緒に登録バイトを8時間ほどします。

バイト中に、体力的にしんどいと言うことは一度もありません。

でも、バイトとびわいちは違います。

体力がもつのかという不安要素がありました。

守山市のジャイアントストアからスタート！

びわいち（琵琶湖一周）をするにあたって、スタート地点はかなり重要。

スタート地点によっては、かなりしんどい思いをするからです。

前回、びわいちを実施した大学生の生徒達と同じスタート場所。

守山市にあるジャイアントストアという自転車レンタル屋。

守山市から出発する利点は2つ。

・湖北で一番賑わっている木ノ本で、およそ半分（約70キロ）を走ったことになる

・木ノ本には大きめのスーパーがある

びわいちで一番キツイ湖北を走る前に、体力を回復できるというのはかなり大きな利点。

湖北にはあまり宿や店がないので、大きめのスーパーのある木ノ本で宿をとるのが吉です。

出だしから予想外のスピード！

サイクリングガチ勢は平均時速は25キロ以上。

サイクリングに慣れていない生徒達は時速12～15キロ。

それが当たり前だったので、Ａ君も15キロぐらいかなと思っていました。

ところが、時速23キロを出すのです。

どこかでペースダウンするかと思いきや、ダウンしない！

まさかの展開に、私は必死にＡ君についていきました。

上級者コースでリバース

長命寺周辺で、初心者コースと上級者コースとで分かれます。

前回は頑張り屋の生徒がいたので、上級者コースへ。

今回は初心者コースを選択するだろうと予想していました。

ところが、Ａ君は上級者コースを選択したのです。

Ａ君「この感じだったらいけるやろ！」

私は愕然としました。

そこで提案。

私「私は登り坂で歩き出す。だから、待ち合わせ場所を決めておこう」

Ａ君「どこか良い所ある？コンビニあるやん、ここにしよう」

二人でマップを見ながら、コンビニで待ち合わせをすることにしました。

Ａ君は物凄い勢いで上級者コースを走り始めました。

私はなんとか食らいつきたいと必死に漕ぎました。

しかし、登り坂でもスイスイ走るＡ君と、瞬く間に距離が離れて行きました。

体力を削られていた私は、ガス欠を起こしました。

足が動かないではなく、身体が動かなくなりました。

そこで、自転車を止めて豪快にリバース。

初めてびわいちを経験して以来です。

ある程度リバースすると、不思議と楽になりました。

無理せず、マイペースで進もう。

そう心に誓って、ペダルをこぎ始めました。

余裕をみせる生徒

私がコンビニに着くと、余裕な態度で私を待っていました。

Ａ君は私がリバースしたのを聞くと、驚きと共に心配もしてくれました。

Ａ君から話を聞くと、途中で写真を撮ったりしていたそうです。

そのため、20分ほどしか時間の差はありませんでした。

びわいちでこんなに余裕な表情をみせる生徒は初めてです。

このままの調子でいけるのか？

いや、絶対彦根辺りでガス欠か筋肉疲労を起こすはず！

私はそう思いながら、コンビニを後にしました。

続く。