木津川でカヤック体験~癒しと厳しさが混在する世界~

カヤックでのんびりと川下りをしたいひだち教室長の安藤です。

ラフティングやシャワークライミングといったウォータースポーツ経験のある生徒達。

付き合いの長い生徒となると、シーカヤックも経験したことがあります。

そんな生徒達でもまだ経験ないのが、川でのカヤック。

私はプライベートで何回かありますが、久しぶりです。

カヤックとは?

簡単に言うと小型の船。

カヌーに似ていますが、カヤックとカヌーは違います。

どう違うのか?

漕ぐための道具はパドルと言います。

そのパドルには漕ぐ面があります。

面が片方にしかついていないパドルを使うのがカヌー。

面が両方についているパドルを使うのがカヤック。

船の形状ではなく、パドルの種類によって呼び名が変わります。

木津川でカヤック体験

木津川でカヤック体験をするには、僻地に向かう必要があります。

最寄り駅は大河原駅。

京都と奈良の境目にある駅です。

大河原駅から徒歩で向かう私達。

快晴で、まさにカヤック日和。

日陰がどこにもない道をひたすら歩きました。

直射日光が結構きつかったです。

沈下橋を渡って川を横断。

そして村の中を歩いていくと、カヌーハウスと書かれた看板を発見。

なかなか年季が入った建物です。

スタッフが出迎えてくれて、さっそく受付。

家の住所や電話番号、名前を記入します。

こういう受付時に、私はさりげなくチェックをしています。

住所などをちゃんと記憶しているかどうか。

学年が高くても意外と覚えていないケースがあるからです。

陸上でカヤックの練習

水着に着替え、カヤック操作の説明を受けます。

と思っていたら、スタッフはカヤックにどう乗るかのクイズを出してきました。

説明を聞くだけではだれてしまうからでしょう。

生徒達は自分なりの乗り方をしてみせます。

正解するわけもなく、間違いを指摘されるだけで盛り上がる感じではなかった。

間違った生徒の中には、地味に心にダメージを食らった者もいました。

乗り方の説明を受け、次はパドル操作の練習。

パドル操作は仕組みを理解できると習得が早い。

しかし、その仕組みを理解しないで練習すると、訳が分からなくなります。

見て真似る力があると、仕組みを理解できなくても習得できます。

問題は、仕組みを理解できなくて、見て真似る力が弱い場合。

両方とも該当する生徒は、かなり苦戦していました。

こうなると、本番中に習得するしかありません。

協力プレイ

カヤックを道路の下にある川まで運びます。

二人一組で協力して運ぶが、相手の動きを意識しないと上手く歩けない。

カヤックは重くはないが、整備されていない道を歩くので、結構大変。

必然的に声を掛け合いながらゆっくりと坂道をおりました。

川に着くと、カヤックを並べます。

誰から乗るか、生徒達は相談して決めました。

川の浮遊感に驚き

川での浮遊感は独特です。

琵琶湖にはない流れがあり、引っ張られる感じ。

それが面白さでもあり、恐怖にさせる部分でもあります。

沈(チン)してこそ上達する

バランスを崩して、川に落ちることを沈と言います。

今回沈した生徒は1人いました。

沈するのは良くないと思う人もいますが、違います。

早い段階で沈を経験しておく方が、対応能力が身に着きます。

どうすればバランスを崩し、どう対処をすれば良いのか。

力加減も分かってきますし、また沈しても冷静になれます。

だから私は早く沈して欲しいと思っています。

鳥の鳴き声しか聞こえない

川の流れがゆっくりだと、静寂に包まれます。

聞こえるのは鳥の鳴き声だけ。

まさに非日常空間。

癒されます。

そんな中で私達は練習しました。

雄大な景色が広がる

普通では絶対見れない視点から自然を満喫できます。

見ているだけで感動します。

上流から下流へ進む場合は、漕がなくても進むので楽です。

雄大な自然を満喫でき、まさに天国。

行きだけは・・・・。

帰りに地獄の苦しみを味わうとは、生徒達は思ってもいませんでした。

行きは天国帰りは地獄

行きは川の流れに沿って進めましたが、帰りはその逆。

川の流れに逆らって漕ぐ必要があります。

比較的流れの遅い箇所を狙って漕ぐと進めます。

理論上では簡単だが、現実は難しい。

なかなか思った所に狙って進めないのです。

ちょっと方向を誤ると、流れの早い所に入ってしまい、押し戻されます。

生徒達は必死になって漕ぎました。

諦めたら本気で帰られないので、必死さが段違いだと思います。

10回以上押し戻された生徒もいましたが、なんとか無事に生還できました。

消耗しきった身体にはこたえる

無事、陸地に上がれた生徒達。

すごい疲労感に襲われていました。

しかし、気力を振り絞ってやることがありました。

それは、カヤックを上まで運ぶこと。

二人一組になって、カヤックを建物のある上まで持ち運びました。

結構きつかったです。

疲労で呼吸を合わせる余裕がないので、余計に体力と力を使いました。

非日常体験で、実に良い経験になったと思います。

もしまたカヤックをするなら、上流を上らないで済むプランが良いですね。

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