大津市は銭湯天国

今日もひだち教室の準備のために、大津市を車で走り回りました。前々からどうも気になっていたのですが、大津市では銭湯をよく目にするのです。そして、料金が安いという印象を受けます。

銭湯の思い出

私は高校時代に銭湯巡りをするのにはまったのですが、自転車で行ける範囲だけで軽く5件はありました。しかし、現在では昔ながらの銭湯はあまり見かけなくなり、代わりにスーパー銭湯をよく目にするようになりました。といっても、スーパー銭湯も自転車で簡単に行けるような所にはありません。

大津市には銭湯がたくさん残っていることを知った時は、驚きと嬉しさがこみ上げました。

今回は行ってみようと思っている銭湯をご紹介しようと思うのですが、車に乗っていたために写真は撮れていないので、また撮ったら更新します。

おおつ銭湯めぐり

大津市のHPにおおつ銭湯めぐりマップをダウンロードできます。それを見る限り、大津市は14(内2つは廃業)もの銭湯があるようです。

やはり銭湯が多い市なんですね。大津で働くなら、網羅しなければと思っています。

マップをダウンロードできるアドレスを載せておきます。

http://www.city.otsu.lg.jp/kenko/kenko/se_eisei/1387788077827.html

神楽湯情報

ひだち教室から徒歩1分もしない所にある銭湯です。今後お泊り活動をする時に使う銭湯だと思います。現代の子どもの多くはスーパー銭湯世代だから、さぞカルチャーショックを受けるでしょうね。

周りにある店は閉まっているので、夜は看板が目立ちます。

物凄く大きな扇風機がありました。回っているところを見たいですが、さすがに古くて現在は使われていません。代わりに小さな扇風機が2~3個使われていました。

今時こういうカゴが使われているのは珍しいです。番頭さんいわく、閉店した店から頂いたとのこと。

番頭さん(女性)にお願いして写真を撮っていると、番頭さんが男の湯と女の湯のタイル絵が違うから写真を撮ったらと言ってくれました。男湯の方はお客がいたので撮れませんでしたが、女湯はお客がいないから撮って良いとのこと。さすがに女湯に入るのは躊躇して戸惑っていると、笑って「行きなさい」と言われたのでサササっと入って撮らさせて頂きました。

中に入った時は男性の番頭さんでした。第一印象は少し怖そうな人だと思いましたが、喋ると全くの逆でした。とても気さくな話し方で、ホッとしました。

お風呂から上がると女性の番頭さんに代わっていました。ぶすっとした表情でテレビを見ていたので、写真の許可を貰えるだろうかと心配でしたが、全くの杞憂で、快諾して頂けました。

お勧めポイント

お勧めすべきポイントはいくつかあります。

ジェット風呂

勢いが少し強めかなと思いますが、私は好きです。

スチームサウナ

サウナを利用しようとすると、入浴料とは別に70円がかかるので注意が必要です。

営業時間と料金

平日:16:30~22:30

日祝:15:00~22:00

定休日:金曜日

大人(12歳以上の者):430円

中人(6歳以上~12歳未満):150円

小人(6歳未満):100円

スチームサウナ使用料:70円

小さなタオルは無料で貸してくれます。

アクセスと駐車場

京阪線島ノ関駅から徒歩約3分。

ひだち教室から徒歩約1分。

周辺の有料駐車場を利用してください。

感想

70年以上もの歴史があるため、改装された箇所もありました。スチームサウナは比較的新しいと思います。

番頭さんに生徒達を連れてきても良いかと聞いたら、許可して頂けたので、必ず利用しようと思います。

気難しそうに見えますが、とても人情味のある方です。ぜひ、お話をしてみてください。印象が変わります。

高見湯情報

ここは教室から徒歩5分程の所にある銭湯です。

ここもお泊り活動をする時に使うと思います。薬湯や電気風呂、泡の風呂があったりと、種類が多いですね。

夜の外観はまた雰囲気が違いますね。少しワクワクします。

店内は昔ながらの内装です。

番頭さんはお婆さんでした。とてもお話好きで、初めて来た私にお勧めポイントを教えてくれました。お勧めはスチームサウナとのこと。

外観からも分かるように、二階建てだったので当然階段がありました。ただ、使われていないと思っていたのですが、上からドタドタと音がしていました。気になったのでお婆さんに聞いてみると、学生が下宿しているとのこと。銭湯に下宿て、なんか昭和のドラマみたいです。

番頭さんは見た目通り、とても優しい番頭さん(女性)でした。

常にニコニコしていて、話しかけやすい方です。お喋り好きで、喋り始めると色々と教えてくださいました。

インタビューをしたらたくさん情報を提供してくれるタイプですね。

お勧めポイント

お勧めすべきポイントはいくつかあります。

薬湯

決まった薬を使うわけではなく、その日によって違うようです。今回の薬は塩関係(詳細は忘れました)で、腰痛にも効くということで私にうってつけでした。

電気風呂

これはネタとして入るだけの方が良いと思います。というのも、他の銭湯よりも電力が強いと思うからです。足を少し浸しただけで、ふくらはぎがつりそうになりました。長時間入ったら危険かも。

スチームサウナ

サウナを利用しようとすると、入浴料とは別に50円がかかるので注意が必要です。

スチームサウナはどこか故障しているのか、熱湯が漏れていてサウナ室に入ることが出来ませんでした。困り果てていると、親切なおじさんが入り方を教えてくれました。床と座る所まで熱湯が浸っているので、水を撒いてから入るとのこと。

考えれば分かることかもしれませんが、そんな入り方を経験したことがないので、思いつきませんでした。

全体的に懐かしさがありますが、新鮮な体験もすることができたので、テンションは上がりっぱなしでした。

営業時間と料金

15:30~22:30

定休日:火曜日

大人(12歳以上の者):430円

中人(6歳以上~12歳未満):150円

小人(6歳未満):100円

スチームサウナ使用料:50円

アクセスと駐車場


京阪線島ノ関駅から徒歩約5分。

ひだち教室から徒歩約3分。

周辺に駐車場があります。

感想

昔懐かしい銭湯を味わいたい方にお勧めです。

スチームサウナの入り方が分からず困っている時に、見知らぬ方がさりげなく教えてくれ、大津市住民の優しさに触れることができました。

番頭さんも優しくてお喋りなので、店を出た後はお風呂よりも番頭さんの記憶の方が強く残ると思います。

湯~トピアきりしま情報

ここは教室から徒歩10分程の所にある銭湯で、大津駅周辺の銭湯の中では一番大きな銭湯です。

近所には居酒屋等の店があり、周囲は明るいのですが、湯~トピアは看板が大きいこともあり、ひと際目立ちます。

駐車場があるので、車で来られるお客さんをよく見かけました。

ビルの入り口を入るとすぐ目の前に体重計が設置されています。こんな所で体重を量る人がいるのでしょうか?

人の出入りの激しい玄関前で、体重を量る勇気を私は持ち合わせていません。

受付は2階にあります。靴箱の数が多いところをみると、来客数は多いようです。

大きめの受付カウンターには、5種類程のシャンプーやボディシャンプーが売られていました。

カウンターの両脇には男湯と女湯と書かれた暖簾がかかっていて、私が行った時にはちょうど男湯と女湯から出てくるお客さん達がいました。

気持ちよかったのでしょう、満足げな顔をしていました。

休憩室もありました。ソファーやマッサージ機、テレビ、自動販売機が設置されていて、入浴の余韻に浸りながらゆっくり過ごすのに良いです。

雰囲気としては昭和です。歴史はそれほどないかと思ったのですが、番頭さんに聞くと80年以上の歴史があるとのこと。大津界隈では一番古い銭湯だと仰っていました。ということは、どこかのタイミングで一度内装工事をしているのかもしれませんね。

カウンターを見ると男性と女性がおり、見た感じでは息子とお母さんといった感じでしょうか。

第一印象は話しかけづらい雰囲気をまとった人達。笑顔もなく、気難しそうな顔で接客をしていたので、話しかけるのも難しそうと感じました。

ビルの入り口には撮影禁止という張り紙がありましたが、ブログ用として一部分でも良いので撮影許可を頂こうと、勇気を出して声をかけました。すると、笑顔を見せながらOKを頂けました。第一印象とあまりにも違う反応で、ふり幅の大きいギャップです。

店内(浴槽以外)を撮っていると、「ブログに使うん?」と聞いてきたので、「そうです」と答えると、「今時やね~」と嬉しそうに仰っていました。

お勧めポイント
ジェット風呂

ジェットと言うだけであって、浴槽の側面から勢いよくお湯が出ています。勢いが強すぎて、油断すると押し出されてしまうので、押し出されないよう踏ん張る必要があります。

高さの違う浴槽があり、1.15mの浴槽は身体全体にジェット噴射を浴びることも出来、心地よいです。

スマホが普及するにしたがった、背中、肩、首といった筋肉が固まる方々が増えています。そういう箇所を和らげるにはうってつけのお風呂です。ある意味時代を先取りしたお風呂と言えます。

薬用風呂

週に一回入浴剤を変えるそうです。私が行った時は、京都宇治抹茶でした。

宇治抹茶なだけあって、浴槽は緑色です。匂いは緑茶っぽくなかったですが、健康に良さそうと思えます。

滋賀県は自転車で琵琶湖一周(びわいち)をする方が多いです。びわいちは疲労との闘いでもあるので、疲労が溜まった身体を癒すのにうってつけのお風呂だと思います。

営業時間と料金

15:30~22:50

定休日:月曜日

大人(12歳以上の者):430円

中人(6歳以上~12歳未満):150円

小人(6歳未満):100円

スチームサウナ使用料:100円

アクセスと駐車場

京阪線浜大津駅から徒歩5分

ひだち教室から徒歩10分

駐車場があり、10台とめられます。

ビルの1階が駐車場になっています。

気持ちよく入浴したのに、雨が降っていて濡れてしまい、せっかくの入浴が台無しという経験はありますが、この駐車場だと雨が降っていても濡れることなく、車に乗れるのでありがたいです。

感想

大津の銭湯の中で一番歴史が古いですが、広い銭湯で色々なタイプのお風呂もあり、駐車場も完備。現代人向けの銭湯だと言えます。

他の銭湯と比べて懐かしさはあまり感じられませんが、子供とお風呂を楽しみたいならここが良いと思います。

番頭さんの接客態度に最初は良い印象を受けないかもしれませんが、話すと良い方なので一度話しかけてみるのも良いかもしれません。

薬湯は随時同じというわけではないので、また違う入浴剤を使った時は行ってみたいと思います。

小町湯情報

教室から自転車で10分ほど、JR大津駅から徒歩8分ほどの所にあります。

教室からは距離があるので、生徒達と利用するかは分かりませんが、とても気になる建物だったので行ってきました。

交通量の多い道路沿いにあり、周りに店もないということもあって目立ちます。車で通り過ぎる人は「こんな所に銭湯!?」と思う方が多いと思います。

店内にはいると、第一印象が「戦前からある銭湯」でした。それもそのはず、明治時代から営業されています。

他の店と比べて、天井が高い。4~5mはあると思います。全体的に新しい感はなく、歴史を感じます。

天井近くには色褪せた謎の木人形(大黒天?)が鎮座されていて、来る客を男女分け隔てなく見下ろしています。

靴箱の上には乱雑に風呂桶やタオル、シャンプー等が置かれていました。整理したくなりますね。

番頭さんは少し雰囲気が怖かったです。仲良くなったら印象が変わるでしょう。

お勧めポイント

お風呂はシンプルで、大きい浴槽と小さい浴槽があり、サウナは設置されていませんでした。

高い温度のお湯

他の銭湯と比べて、お湯の温度は高く設定されていると思います。入った瞬間、熱すぎて一度出てしまいました。何度かチャレンジしたら入ることができました。熱いお湯が好きな人にはうってつけです。

雰囲気

タイル絵に囲まれているためか、独特な雰囲気がありました。

大きい浴槽と小さい浴槽だけなので、余分なものはなく、お風呂場が広々と感じます。

営業時間と料金

平日:15:30~22:00

日曜・祝日:15:30~21:00

定休日:月曜日

大人(12歳以上の者):430円

中人(6歳以上~12歳未満):150円

小人(6歳未満):100円

アクセスと駐車場


JR:大津駅から徒歩8分程

京阪:浜大津駅からは徒歩10~15分程。

駐車場はありません。

自転車は駐輪場ではないですが、店の前に置きやすいと思います。

感想

歴史を感じる銭湯と言う意味では、一番感じる銭湯だと思います。それ故か、他の銭湯と違う点がありました。

タオルの貸し出しがあったのでタオルを借りたのですが、自宅の洗濯機で洗っているようなゴワゴワした感じのタオルでした。

ミニシャンプーの販売はありましたが、ボディソープはなく、石鹸だけでした。たまたまなのかは分かりませんが、少し驚きました。

そしてなんといっても驚いたのは、エアコンがないことです。

大きい扇風機は他の銭湯にも設置されていましたが、動いておらず、代わりにエアコンが稼働していました。

ゴーゴーと音を鳴らしながら回る扇風機の威力は予想以上です。全裸のまま浴びる強風は開放感を感じさせてくれます。思わずにやけてしまいました。

現役で稼働しているのは現時点で分かっているのはここだけです。お風呂から上がって、大きな扇風機の風を全裸で浴びるのは子供・大人共にウケること間違いないと思います。

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