うさぎで人気の三尾神社【滋賀県大津市園城寺町】
すっかり料理に魅了されたにしおでランチをとる前に、もう少しお腹を空かせようとフラリと三井寺方向へ歩くことに。
春とあって、桜を目的に三井寺(園城寺)へ参拝する方が多く、久しぶりに活気のある光景を見ました。
三井寺周辺には神社が点在していて、その中にウサギで有名な神社があります。今日は久しぶりにそこへ行きました。
ウサギ推しの三尾神社とは
三尾神社の近くには、琵琶湖疎水があります。
長らく琵琶湖疎水を船が行き来することがなかったのですが、昨年、67年ぶりに観光船が復活したと大々的にテレビで取り上げられました。
琵琶湖疎水沿いに桜並木があり、満開になると幻想的な光景が広がるので、満開になるのが楽しみです。
そんな満開の桜並木を船上から眺めるのは、感動を覚えることでしょう。
三尾神社も賑わっており、多くの参拝者が行き交っていました。
三尾神社の名が刻まれた石碑にはウサギのオブジェが付けられていて、女性達が写真を撮っていたので、つられて私も撮ってしまいました。
御祭神は伊弉諾尊
鳥居をくぐり、参道を歩いていると、舞殿が見えてきました。
周辺には桜の木があるのですが、まだ五分咲きといった感じです。来週には満開になるでしょう。
三尾神社手水舎は龍ではなく、ウサギです。
う~ん、あまり可愛くないです。もうちょっと愛嬌がある像が良いですね。
イタズラをよくされるからでしょうか、檻の中に入れて守られています。
灯篭には、三尾神社は卯年生まれの守り神と書かれています。
卯の日まいりというものもあり、卯年生まれの、卯年生まれによる、卯年生まれのための神社ということです。
ここまで贔屓されると逆に清々しいです。
本殿へと続く表門はこじんまりとしていますが、個人的には好きです。
表門を抜け、右に振り向くと、親子のウサギ像が置かれていました。
可愛いくて、ほっこりする造形です。
拝殿にはうさぎに関するものがそこかしこにあるので、探してみるのも楽しいです。
拝殿の後ろには本殿が控えています。
近年、1426年に建立されたという古文書が見つかり、歴史的価値があるということで、平成24年に重要文化財に指定されました。
見た目以上に歴史のある神社に驚きです。
三尾神社の御祭神は伊弉諾尊。うさぎとどういう関係があるの?と思っていたら、その由来が書かれた案内が拝殿に貼られていました。
伊弉諾尊がつけていた赤、白、黒の腰帯の形が三つの尾を引くのに似ていたことから、社名が付けられました。
三つの腰帯は赤尾神、白尾神、黒尾神となり、赤尾神が卯の年、卯の月、卯の日、卯の刻、卯の方から出現されたという言い伝えにより、神紋は「真向きのうさぎ」とされ、卯年生まれの守り神として崇められるようになりました。
拝殿の前には夫婦うさぎが鎮座されていて、うさぎを前面に推してきます。
三尾神社は安産や子授かり祈願にご利益があります。さすがうさぎですね。
本殿の裏には裏門があり、昨年の台風の影響なのか、屋根が壊れていました。
その屋根に向かって右側に、「見返りうさぎ」という見返り美人を真似たうさぎがありました。
少し分かりづらいので、注意して見てください。
御朱印や御朱印帳、そしてお守り
普通の卯の日まいり限定の御朱印が存在します。可愛いうさぎの印が特徴です。
色々な御朱印を頂いてきましたが、可愛い部類の御朱印は初めてです。
御朱印から始まり、御朱印帳、お札、お守り、絵馬にもうさぎ絡みの絵が描かれています。
うさぎ好きは網羅したくなる物ばかりです。
ここ三尾神社の宮司さんは、蝉丸神社の宮司も兼ねているため、蝉丸神社の御朱印も頂けます。
蝉丸神社へお参りした方は忘れずに訪れたい神社ですね。
アクセスと駐車場情報
JR:大津駅から徒歩20分。
京阪線:石山坂本線 三井寺駅から徒歩10分。
駐車場:舞殿の近くに500円で利用できる駐車場があります。ただし、駐車スペースが狭いので利用できない可能性も高いです。
拝観時間:9:00~17:00
定休日:不定休。
電話番号:077-522-3044
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