海津大崎の桜は開花情報を確認してから向かおう【滋賀県高島市マキノ町海津】

桜の時期になると、必ずと言って良いほど取り上げられる海津大崎の桜は今年も見事でした。

日本のさくら名所100選に選ばれた海津大崎の桜情報

日本の桜はどこで見ても美しいものですが、海津大崎の桜は一味違います。

樹齢80年を超える老桜から、次世代へ引く継ぐ若木まで約800本のソメイヨシノが琵琶湖岸約4キロに渡って咲いています。

実はこの地は私と大学生の生徒にとって、とても思い出深い所でもあります。

自転車に乗ってびわいちをしている時に、咲いていない桜の木がズラっと並んでいるのを見て、「桜が咲いたら綺麗だろうな~」と声を掛け合いながら自転車をこいでいました。

その時は結構心身共にきつい状態だったのですが、桜に思いを馳せながら走っていると、不思議と心に余裕が生まれたのを感じました。実に不思議な体験でした。

あまり知られていませんが、桜がなくてもこの一帯はとても綺麗です。

特に湖北の琵琶湖はとても水が澄んでいるので有名です。

桜のシーズンだけでなく、それ以外の季節に来るのも良いと思います。

見頃を狙って花見客もやってくる

海津大崎の桜を全て見るには、時間に余裕を持たせる必要があります。

京都から最寄り駅のマキノ駅までは1時間11分。

こんなものかと思うかもしれませんが、そこからバスに乗り、海津大崎の桜を端から端まで見るとなるとかなりの時間がかかります。

電車内には装備万端の人達がたくさん乗っていて、端から端まで歩く意気込みが伝わってきました。

観光案内所の看板も桜一色。

お花見バス乗り場という案内があったので向かってみると、運が悪いことに私が着いた時間帯(13時)には運行していませんでした。

このシャトルバスはマキノ駅から大崎並木口間を開花状況に合わせて運行しています。片道300円。

そこで、コミュニティバスに乗ることにしました。

マキノ駅から海津大崎口まで向かいます。料金は大人220円、小人110円。こちらの方がお得ですね。

バス内は混んでいましたが、平日とあってまだ余裕はありました。

因みにレンタサイクルもあるのですが、あまりお勧めできません。

というのも、海津大崎の桜並木には自転車を置く所がなく、道路に沿って進みたくても道路が狭いので非常に危険だからです。

5分もかからない内に海津大崎口に着きました。

目の前にはコンビニがあるので、そこでおにぎりを購入してから桜の所へ向かう人が多かったです。

徒歩で7分程の距離ですが、道路は狭いので要注意です。

途中でカフェを見かけました。

残念ながら店は閉まっていましたが、建物と建物の間から望む琵琶湖の景色はとても綺麗でした。

もっと奥に入りたかったのですが、人の敷地内かもしれないので止めておきました。

これほどまで積まれた薪は壮観です。この地域の方は薪がまだまだ現役なのかもしれませんね。

薪が積まれた建物の前には手作りジャムが販売されていました。

880円と結構な値段ですが、それだけの味と自信があるのでしょう。

桜の状況は運次第

さて、ここからが桜並木です。

運が悪いことに前日に雨と強い風が吹いたため、満開の桜が少し散っていました。

事前に調べていた桜開花情報で状況を把握しており、覚悟もしていたので心理的ダメージは少な目です。

前日の天気の名残でしょうか、この日も風は強かったです。

琵琶湖も波うっていました。

散り始めとはいえ、まだまだ桜は見頃です。花見客は満足している様子でした。

帰りのバスはここから出ています。

この日ですら長蛇の列が出来ていたので、時期によってはえげつないことになるでしょう。

海津大崎湖岸園地には大勢の花見客がいました。

中には酒盛りをしているグループもあり、陽気な笑いが園内にこだましていました。

時期によっては屋台も設置されているようですね。

日本のさくら名所百選に選定された記念碑です。

テレビ局のスタッフと思しき男性が、桜と琵琶湖、花見客を撮影していました。

やはり湖北の琵琶湖は澄んでいますね。

ゆったりと桜を眺めながら歩けます。ところが・・・。

突然道がなくなりました。壊れた感じなので、昨年の台風の影響でしょうか?

岩を登ったりもしたので、都会で歩くような格好ではいけませんね。

義経隠れ岩です。

義経が大津より北陸に都落ちする時、敵に知られないよう隠れていたと伝えられる岩とのこと。

真偽は定かではないですが、こんな狭い所に隠れていたとすると、義経がいかに必死だったかが伺えます。

ところで、義経はともかく、巨体な弁慶はどこに身を潜めていたのでしょうか・・・。

水色の建物は別荘だったのでしょうか。現在は使われていないようで寂れています。

ピクニックシートを敷いて花見をしている客がちらほらといました。

ピークの時期ならばきっと大勢の花見客がいることでしょう。

学校の卒業記念として桜を植えるのが恒例なようで、桜は少しずつ増えています。

湖岸沿いを歩いていたら、気づかない内に車道に出てしまいました。

見て分かる通り、道幅は狭くて危険です。

小さい子供連れの方は、安全を考慮して、おんぶや抱っこをして歩きましょう。

琵琶湖産のわかさぎは食べないと!

大崎寺というお寺を発見。既に歩き疲れて寄ることは避けましたが、その周辺にあるお土産屋には入りました。

ひと際賑やかです。

お土産屋の前では、琵琶湖産のわかさぎの天ぷらが販売されていました。

目の前に揚げられる天ぷらを食べないわけにはいきません!

一尾一尾が大きくて量もあるのに、1パック300円とはお得です!

美味しい!と思いながら食べ進めていくと、塩が振られていないために徐々に飽きてきました。

食べきるのに結構苦労したので、皆で分け分けして食べることをお勧めします。

琵琶湖関連のお土産がズラリと並んでいます。

そんな中で一番の売れ筋は、老舗キュウザの草もちだそうです。1個150円。

スタッフ曰く、14時までに500個売れたそうです。凄い人気です。

食べてみると、甘さ控えめの私好みの草餅です。

チビチビ食べながら、帰路につくことに。

このトンネルの先もまだまだ桜並木は続いているのですが、そうなるとますます帰る時間が遅くなるので、止めておきました。

また来た時にチャレンジしたいと思います。

船に乗る客も多かった

海津大崎湖岸園地の近くには、船に乗って桜並木を一望できるお花見船が出航しています。

15分1000円、40分2000円。安いのか高いのかよく分かりません。

利用客は多く、ひっきりなしに船が行き来していました。

個人的な考えですが、初めて来たなら船に乗らず、湖岸沿いをゆったりと歩きながら桜を見る方が思い出になると思います。

勿論、足腰や体力に自信がないなら船の方が良いとは思いますが、そうでないなら、ぜひ自分の足で思い出を刻んで欲しいです。

アクセスと駐車場


JR:湖西線 マキノ駅からバスに乗車。

コミュニティバス:マキノ駅からバスに乗り、5分程で海津大崎口に着きます。

そこから徒歩7分で桜並木の入り口です。大人220円、小人110円。

シャトルバス:マキノ駅から開花状況に合わせて運行し、海津大崎湖岸園地の近くまで運んでくれます。片道300円。

徒歩:マキノ駅から大崎並木口まで、30分ほどで着きます。

ただ、思った以上に遠く感じるので、体力に自信がない方はお勧めしません。

サイクリング:マキノ駅から大崎寺まで30分で着きますが、道幅が狭いのでお勧めしません。

また、落ち着いて桜を見る余裕がありません。

車について 2019年度版

花見客でごった返すので、交通規制が実施される日があります。

開花状況により、交通規制日や時間帯が変更することはありますが、今年度は4月6日と7日に交通規制が実施されました。

大崎並木口→長浜市西浅井町二本松で一方通行規制が実施されたので、何も知らない人は痛い目にあったようです。

駐車場は基本ありません。

写真にあるように、花見客の中には空いたスペースに駐車していますが、これは違反なのでルールを守りましょう。

びわ湖高島観光協会は、車で来られる方はマキノ駅前にある臨時駐車場(無料)に駐車してから、バスで向かうことを推奨しています。

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