チャレンジは心が育つだけじゃない ASD編

発達障がい(疑い含む)のある子どもにチャレンジする機会を

長年、発達障がい(疑い含む)のある子どもと関わっていると、チャレンジする気概が薄く、チャレンジする機会が少ないと感じています。

何故そう感じるのか。環境による要因と障がい特性による要因が考えられるのですが、

ADHD(注意欠陥多動性障がい)とASD(自閉症スペクトラム障がい)とでは事情が違います。

ということで、今回はASD(自閉症スペクトラム障がい)の子どもがチャレンジしない要因についてお話したいと思います。

ASDの場合

※ASD全ての子どもが当てはまるわけではありません。

※ここで言うイメージとは、活動(例:サッカー)そのもののイメージだけでなく、トレーニングの流れ、人や物といった環境も含みます。

ASDの子どもはイメージがしにくいという特性があるため、なかなか新しいことにチャレンジしようとはしません。11年間今の仕事をやってきて、あまり知らない世界に子ども自ら飛び込んだという話を私は聞いたことがありません。

保護者が子どもに対して何かを習わそうとしても、イメージができず、不安が勝って頑なにやろうとしません。そこで保護者はイメージを持たせようと、習い事の体験をさせますが、それでも子どもは拒否することがあります。

そうすると保護者は怒る、諦めるといったことをしてしまい、チャレンジする機会が失われていきます。

また、ASDの子どもは興味の範囲が狭いことが多く、テレビ等で色々な情報が流れていても興味・関心を持ちにくいため、チャレンジする気概を薄めている要因の一つだと考えられます。

見方を変えてみましょう

保護者が良いと思ったことをさせたくても、イメージができないから拒否するという子どもの姿勢にとてもヤキモキすると思います。

しかし裏を返せば、イメージがしっかりできれば不安が和らぎ、チャレンジしようという意思が出てくることを意味しており、保護者や指導者がこの特性をいかに上手く利用するかが鍵となります。

はまり始めるとASDの子どもは強いです。ASDの特性である『こだわり』が発動し、とても深いところまで追求します。そうなると周りの人達から一目を置かれるようになり、社会に出てもやっていける可能性がグッと高まります。

このように、ASDの子どもにイメージを持たせることがいかに大切かが分かりますね。

では、そのイメージをどう持たせるのか、イメージを持たせる以外に何か方法はないのか等、次回お話したいと思います。

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