ハロウィン~カボチャのランタン作り③~

カボチャのランタン作りは楽しいと思っているひだち教室長の安藤です。

前回までは、男の子グループがカボチャのランタンを作っている時の様子をお話ししました。

>>>かぼちゃのランタン作りその1

>>>かぼちゃのランタン作りその2

今回は女の子グループ+男の子のお話しです。

カボチャのランタン作りの意義

昨今では、ランタン作りは折り紙を使用など、安価で手軽な方法で行われている事が多い。

しかし、私はカボチャで作ることにこだわっています。

それは、カボチャだからこその意義があると思っているからです。

・巧緻性の向上

・身体の使い方を学ぶ

・カボチャの触感を知る

・カボチャの匂いを知る

・達成感を得る

社会を知る

・社会性を養う

カボチャという生の物を使うので、五感を養えます。

特に触感と嗅覚は非日常を味わえます。

初めて体験した子供はエピソード記憶として残りやすい。

人間は経験から学ぶ生き物なので、カボチャを使う意義は大きいです。

ハロウィン用のカボチャはどこで手に入れるか?

きっと経験がなければ知らないでしょう。

今回はそういったことも学びます。

過去のランタン作りとは違う様子

今回のランタン作りは、少し変化を加えました。

男の子グループは、重いカボチャを運ぶという工程を加えました。

女の子のグループは時間的に運ぶ工程は入れられず。

過去のランタン作りとは違う様子を観られました。

両グループ共に印象に残る活動となって良かったです。

予想以上の重さに困惑

花屋でカボチャを受け取りにいきました。

予想通り、花屋でカボチャを買えることに驚いた生徒達。

カボチャを受け取った時は、さらに驚きました。

Aちゃん「重い~」

Bちゃん「おもっ!」

C君「こんなん軽いやん」

C君は5年生で、力に自信があります。

AちゃんとBちゃんは流石に重すぎた様子。

なので、車でカボチャを運びました。

教室に到着。

車から教室へは生徒自身で運んでもらいました。

とはいえ、短い距離でも重労働だったもよう。

無事教室に運べたAちゃんとBちゃんは、少し腕が痛そうでした。

身体の使い方が上手くなっている

Aちゃんは経験者なので、問題なくカボチャを切れる。

C君は入会したてなので、未知数。

Bちゃんは不器用なので、苦戦すると予想していました。

ところが、Bちゃんは私の指導を一度受けただけでカボチャを切れました。

ギコギコと切るにはコツを掴む必要がありますが、それもクリア。

以前なら、苦戦していた。

ひだち教室で色々な経験を積んだことで、身体の使い方が上手くなったのでしょう。

上手い・早い・綺麗の三拍子

アセスメントをとった時に、C君は器用という情報はありませんでした。

いざランタン作りをスタートすると、切るのが物凄く上手い。

そして、とても早い。

普段の活動では、多動性・衝動性が見られ、落ち着きはないタイプ。

しかし、ランタン作りにおいて、無駄な動きが一切ない。

そのため、完成したランタンはとても綺麗でした。

保護者に動画や画像を送ると、保護者も驚愕。

我が子の意外な能力を見れて、とても喜んでいました。

こういう発想力は好きです

C君は早く完成したとはいえ、楽しんでなかったわけではありません。

作成中に突然ノコギリ2本をカボチャに突き刺しました。

C君「牙が完成した」

私は一瞬分からなかったのですが、なるほどと思いました。

私「良いね、そういう発想は先生好きやわ」

C君は単純に褒めてもあまり良い反応をしないタイプ。

そこで、私は発想力が好きということを伝えました。

この言い方は自己肯定感にも繋がります。

C君は私の発言を聞いて、照れ笑いをしていました。

こういった発想力は周りに電波するので、持ち続けて欲しいですね。

経験からくる発想力

Aちゃんは今回で3回目となるカボチャのランタン作り。

慣れた手つきで切っていきます。

しばらくすると、ノコギリを2本使いだしました。

まさに二刀流。

はたから見たら、手術しているようにも見えます。

素晴らしい発想。

何故このような発想に至ったのか?

ある推測ができます。

Aちゃんはひだち教室に在籍して5年になります。

多種多様な体験をしてきました。

その中には、2種類の道具を同時に使うということも経験してます。

レザークラフト体験や化石発掘体験が最たる例。

発想力というのは、知識だけでなく、経験という要素も大事です。

今回の二刀流は、まさにそれらが結実した発想と言えるでしょう。

カボチャのランタン作りは大変な一面もあったけど、生徒達は楽しんでいました。

また、いずれやりたいですね。

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