初めての清水寺~生徒が得られたものとは?~【京都市東山区清水】
神社仏閣が好きなひだち教室長の安藤です。
歴史が好きな小学生のA君。
歴史が好きなものの、プライベートで神社仏閣に行く機会がなかなかありませんでした。
歴史が好きなのにそれは勿体ない。
そこでレッスン時間を使って、私と一緒に清水寺へ行くことにしました。
A君は実際参拝しないと決して知りえない知識(現実)を3つ得られました。
・地図と実際の距離感
・景色の美しさ
・神様を近くに感じる
これらを知ることができ、A君にとって実に有意義な一日となりました。
清水寺参拝
京都駅でA君と合流してから、清水寺行の市バスに乗ることに。
ライフスキルを重視した活動なら、自分でバス停を探してもらいます。
しかし、今回はあえて目標等を設定しませんでした。その理由は2つ。
・純粋に歴史巡りを楽しんでもらいたい
・出来ることと出来ないことを観察したい
バスに乗ると、さっそくハプニングが発生。
バスで支払うのは初めてのようで、料金(230円)以上の金額を支払い箱に入れてしまったのです。
両替というシステムを知らなかったようです。
これはまたバスに乗る機会を設け、成功体験にする必要がありますね。
地図と実際の距離感にビックリ!
バスに揺られること15分、清水寺近くのバス停に到着。
地図上では結構遠い印象でしたが、意外と早く着いたことにA君は驚いていました。
バス停から清水寺までは徒歩で向かいます。
A君:「頑張ろ~!」意気込んで歩き出しました。
・・・15分後。
A君:「しんどい!遠い~!!」
地図を見るとそれほど遠い距離ではありませんが、A君は物凄く遠いと感じたようです。
A君は地図と実際の距離感には違いがあるということを学びました。
素晴らしき景色に感動
今回の活動は、記憶だけでなく記録も留める方が後々役に立つと思い、カメラを持参してもらいました。
A君は仁王門を撮影し、ふと後を振り返りました。
眼下に広がる京都の町を見、一呼吸を置いてから、
「物凄く景色が綺麗」と私の目を見て呟きました。
三重塔は引いた位置から全体を撮影するというより、近づいて迫力ある写真にしようと試みていました。
清水の舞台は修繕工事をしていたために舞台を歩く事はできませんでした。
その分景色をたくさん撮るA君。
舞台から見える景色は、A君の心を揺さぶるものがあったようです。
A君:「絵本で見るよりも、実際の景色の方が綺麗」
突然、そんな感想を私に言いました。
景色を見て感動できる感性があるとは、A君の新たな一面を知ることができました。
不思議な感性に目覚めた?
コロナ騒動もあって昨年と比べると参拝者は少ないですが、十分参拝者はいました。
舞台からの撮影を終えて少し歩くと、ある場所に人だかりができていました。
覗いてみると、人々はお線香をたいてその煙を浴びていました。
A君もさっそく挑戦。意味が分かっていたのかは不明ですが、見様見真似で煙を浴びました。
コロナ前でしたら音羽の滝には凄い行列ができていますが、行列はできていませんでした。
感染予防のために、流れ落ちる滝を酌ですくうことができないためです。
A君はただただ、流れ落ちる滝を眺めていました。
そんな時です。
A君:「神様が問いかけてくる気がする」
清水寺は不思議な空気が流れていますが、その空気にA君は感化されて不思議な感性に目覚めたのかも!?
と私は内心思いながら、A君の言葉に耳を傾けました。
帰宅する前に、A君は青龍のお守りや家族向けのお土産を買いたいと希望しました。
こういった形に残る物を買うと記憶に残りやすくなるので良いですね。
今回の活動で私はA君の見方が少し変わりました。
活動をするまでは単純に歴史が好きな子供と思っていたのですが、いざ歴史ある所に行くと関心(楽しむ)を持つポイントが違いました。
私と同じように雰囲気と景色を楽しむタイプなのです。
これなら私はA君に共感しやすい。
人は共感し合える人と一緒に行動すると楽しさが倍増し、「また出かけたい」という行動力にも繋がります。
一緒に歴史巡りをすればするほど良い効果が出るので、また一緒に行こうと思います。
次回は金閣寺又は鞍馬寺に行きたがっているので、そのどちらかを計画中。
ひだち教室では、生徒の「行ってみたい!」という気持ちを大切にし、行動しなければ知りえなかった知識(真実)を得られるようサポートします。そうすることで興味関心や行動範囲が広がります。
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