見晴らし工房で田舎体験~生徒達の学び編②~

ひだち教室長の安藤です。

見晴らし工房では、数多くの貴重な体験ができました。

>>>見晴らし工房で田舎暮らし体験の記事

>>>見晴らし工房でタケノコ掘りの記事

活動を通して、生徒達は自己理解が深まったり、色々な学びをできました。

今回は、見晴らし工房での生徒達の動向をもう少し詳しくお話しします。

参加したメンバー。

Aちゃん(小学3年) Bちゃん(小学4年)

C君(小学3年) D君(小学4年)

E君(中学2年) F君(中学2年)

田舎暮らし体験の意義

田舎暮らし体験はどんな意義があるのか?

それは生徒達へのねらいとも重なります。

・新しい世界を体感できる

・得意不得意を知る

・チャレンジ精神を養う

・助け合う意識を高める

・お互いを共感し合える

・身体の動かし方を学べる

新しい世界を体感できるというのは、今回は特に大きなねらい。

ノコギリの難しさを知る

ノコギリをゲームなどで見た事はあるが、使ったことがない。

現代っ子はそんなケースが多いです。

生徒達も該当しました。

大人は簡単にやっているから簡単。

ゲームでも簡単に切れるから簡単。

そのように思っている子供はいます。

いざ体験してみると、生徒達は難しいことを知りました。

・どこを切ったらいいか決断できない

・引く時に力を入れる

・意外と体力を使う

どこを切るかを教えられたら分かりますが、自分で決断するとなると話は別。

最初に切り込みを入れることになった生徒は、だいぶ悩んでいました。

引く時に力を入れるといのは、大人でも難しい人は難しい。

力の加減を掴むまで、生徒達はだいぶ苦労していました。

力を入れるので、必然的に体力を消耗します。

10回も切ったら、次の生徒に交代していました。

戸惑うハンマー使い

ひだち教室には、驚異的なハンマー使いがいます。

そのハンマー使いはAちゃん。

Aちゃんは幼児の頃から、ハンマー使いとしての才能を私に見せてくれました。

>>>レザークラフト体験の記事

目と手の協応+豪快な振り下ろし。

そんじょそこらの幼児にはできません。

大人でも、そうそういません。

だから、Aちゃんなら豪快に杭を打ち込むことができる。

私はそう思っていました。

ところが、腰が引けて杭を打ち込む力が弱かったです。

・横打ちが難しい

・全身を使って打つのが難しい

机上では、上から下に、重力に沿っての縦打ちです。

木に杭を打ち込む時は横打ちでハンマーを振ります。

横打ちは重力がハンマー側面にかかるため、より高度な操作が求められます。

上手く木に杭を打ち込むには、手先の巧緻性はあまり関係がありません。

全身を使ってハンマーを振ることで、強く打てるのです。

Aちゃんは今回のことで一つ学びました。

ハンマーを使うなら、机の上でやる方が自分には合っている。

これは一つの自己理解です。

記憶を引き出すトリガーになりえる

木が倒れる様子を生で見るのはなかなか経験できません。

生徒達は離れた所で見ていましたが、それでも音と迫力が凄かった。

無意識に耳を抑える生徒もいました。

木が倒れ、生徒達はしばし呆然。

実体験だからこそ見ることができる姿ですね。

その様子から、私は記憶を引き出すトリガーになりえると思いました。

今後、「木が倒れる」というキーワードをどこかで見聞きした時、その他の記憶が同時に思い出される。

それは雑談をする上で必要なこと。

結果的に、コミュニケーション能力にも影響を及ぼすようになります。

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