琵琶湖バレイでスキー~滑れるって素晴らしい~【大津市木戸】

スキー指導のコツを少し理解したひだち教室長の安藤です。

ひだち教室に通う生徒達のほとんどはアイススケートを滑れます。

しかし、スキーとなると滑れる生徒は少数派。

「スキーの練習をしにいこう」と言うと、多くの生徒は嫌そうな表情をします。

今回の記事は、嫌々スキーに連れて行かれ、帰る頃はスキー大好きになった生徒達が出てきたお話し。

そんなスキー体験活動に参加した生徒達は以下のメンバー!

A君(小学校高学年):スキー練習経験はあるが滑れない

Bちゃん(年長):スキー経験なし。今回は雪遊び。

E君(大学生):スキーで滑ることができる

F君(大学生):以前スキー練習をし、滑れなくて自尊心が著しく低下した

J君(小学校中学年):スキーで滑れるようになりたい気持ちが強い

琵琶湖バレイ情報

琵琶湖バレイはスキーの聖地と呼べる所。

滋賀県でスキーと言えば、真っ先に琵琶湖バレイが思い浮かびます。

シーズンとなると例年は凄い人手でですが、コロナ禍ということもあって少な目。

受付を済ませたら、スキーウェアやスキー板のレンタルです。

意外とこの準備が大変!

自分に合うウェアを自分で選ぶのですが、自分の身長を知らない生徒もいて時間がかかりました。

実は発達障害児あるあるの一つで、自分の身長や体重を知らない子供は意外と多い。

今回参加したE君やF君は、今でこそ自分の身長や体重は知っています。

しかし、二人が中学生だった時は自分の身長や体重、足のサイズを把握していませんでした。

発達障害児は自己理解が低いと言われていますが、こういった部分にも影響が出ることもあります。

準備を終え、昼食をとってから練習開始です。

ゲレンデで練習開始!

ゲレンデに出ると、スキーだけでなくスノボーの客も数多くいました。

E君は滑れるのでさっさと一人で滑りに行き、Bちゃんは雪遊びゾーンへ行きました。

J君も雪遊びゾーンの予定でしたが、「小学生だからスキーをする!」

と頑なに言うので、急きょスキーの練習グループに加わることに。

根拠のない自尊心の高さと自己理解の低さ故の言動ですね。

A君、F君、J君によるスキー練習が始まりました。

悪戦苦闘の生徒達!

人の邪魔にならないところで、スキー板を履いて歩くところからスタート。

全員の悲鳴やうめき声がスタート直後から響き渡ります。

J君はスキー板の重さに負けて、足を上げることが全くできず。

F君は壁に激突。

A君は私の指示に従わず、好きなように歩きます。

A君「重い!歩けない!!」

思うように進まず、ガツガツと地面を叩いて悔しがっていました。

J君は40分間頑張りましたが、さすがに無理と思ったようで、諦めて雪遊びゾーンへ向かうことに。

私はJ君を雪遊びゾーンまで送り、帰ってくるとF君がいないことに気が付きました。

周りを見渡すと、F君は遠くの景色を眺めてふてくされていました。

背中から郷愁が溢れ出ていますね(笑)

心が折れた状態でスキーを滑れるようになるのか、私も生徒達も不安がありました。

そんな不安を払拭してくれたのは、E君でした。

自信がついてスキー大好き人間なりました!

中級者コースを一人で滑りまくっていたE君に、私は滑り方のコツを聞きました。

E君:「足を思い切り開いたら滑れるで」

A君もF君も足は開いていますが、E君のように大きく開いていない。

その事に気が付いた私は、A君とF君に極端に大きく足を開くことを伝えました。

すると、二人とも滑れるようになったのです。

圧倒的にバランスを保ちやすくなったF君は、それからは何度も滑り降りました。

F君:「リフト代のもとをとるまで滑り続ける!」

滑るのを楽しむというより、リフト代のもとをとるのに躍起になっている印象を受けました。

もっとも、F君にとってはそれが楽しさの要因の一つになっていたようです。

A君は最初こそ足を大きく開いて滑っていましたが、徐々に自分に合った足の開き方をするようになりました。

時折こけることはありましたが、全くめげない様子で、何度も滑りました。

E君はスキーを滑れる自信がつき、また滑りに行きたいと帰り際に言っていました。

後日談として、家族とでも行ったそうです。

今回はスキーを滑らなかったBちゃん。

他の生徒達の様子を聞いて、自分もスキーをしたいと言うようになりました。

いずれスキー体験をさせたいですね。

ひだち教室では、生徒の「やってみたい!」という気持ちを大切にしつつ、自信に繋がる活動も行っています。また、出来ないことが出来るよになることで、趣味の一つに加えられることもあります。

活動に関するご質問、お問合せもお気軽にどうぞ!

>>>お問合せフォームへ

アクセスと地図

JR志賀駅からバスに乗り換え、10分程でびわ湖バレイに到着します。

車で来る方は「びわ湖バレイ口」経由で「ロープウェイ山麓駅」とナビに入力すると迷わずに行くことができます。

駐車場は1700台駐車することができますが、週末は午前中で満車になるので注意が必要です。

昼ぐらいに行く予定の方は、公共交通機関を利用して来る方がスムーズに遊べます。

駐車料金:平日1000円、土日祝2000円。

ロープウェイの営業時間と料金

営業日:4月27日~12月2日

平日:9:30~17:00

土日祝:9:00~17:00

11月12日以降は全日9:30~16:30

大人:2500円 ※登山者は片道1400円

小学生:1000円 ※登山者は片道600円

幼児:600円 ※登山者は片道400円

わんちゃん:500円

滋賀県民ならお馴染みの平和堂のPOPカードJAFカードを提示すると安くなります。

幼児と小学生は100円引き、大人は300円引きとなります。

これら割引を使わないと大損するので、どちらかを持っている方は忘れないよう、お気を付けください。

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