須佐神社はパワースポット【島根県出雲市佐田町】

島根県と言えば出雲大社が有名ですが、須佐神社という神社がパワースポットとして有名なのはご存知でしょうか?

日本神話に興味がある私と生徒は、宿泊活動で島根県に訪れた際、参拝してきました。

出雲国風土記に出てくる古社 須佐神社情報

出雲大社からほぼ真南に位置する須佐神社。

閑静な住宅街に囲まれています。平日だというのに、駐車場には数台の車が駐車されていました。

石の鳥居には黒く変色している箇所があり、汚れているというよりも、歴史を感じます。

そんな鳥居のすぐ目の前には、不思議なマンホールが設置されていました。

方位を示すように十二支が書かれているマンホール。

様々な神社に参拝してきましたが、こんなマンホールが神社前に設置されているのは初めて見ました。

鳥居をくぐると、視界が開けます。

住宅街の中にあるわりには敷地が広く、不思議な空間です。

手水舎。

屋根もなく、簡素な造りで少し驚きました。

亀の石。

手水舎のそばには、石を集めて亀の形を模っています。

何かご利益があるのか、亀の頭にはお賽銭が置かれていました。

随神門。

随神門は、神域に邪悪なものが侵入するのを防ぐ御門の神をまつる門です。

豊磐間戸神と櫛磐間戸神が祀られています。

須佐之男命が御祭神

拝殿。

御祭神である須佐之男命は面白いというか、クセのある性格というか、とにかく難しい側面があったようです。

須佐之男命は海原を治めるように命じられたがそれを断り、イザナミ(母神)のいる根の国に行きたいと我を通したがために、イザナギの怒りを買って追放。

神々が生まれるとされる高天原では、たくさんの粗暴を働いたことにより、恐れた天照大御神は天の岩屋に隠れてしまいました。当然のごとく、須佐之男命は高天原を追放されました。

一見荒くれもののように見えますが、出雲の烏髪山を荒らしていたヤマタノオロチを退治し、苦しめられていた人々を助けたという英雄的な側面もあります。

本殿。

各地を開拓し、この地を気に入った須佐之男命は自らの御魂を鎮められました。

ゆかりの神社はいくつかありますが、土地に須佐という名がつけられ、その魂をお祀りしている由緒ある神社です。

本殿の造りからもその神聖さが伺えます。

1554年に現在の本殿が造られたのですが、最も古い建築様式である大社造。出雲大社と同じ造りです。

屋根が黒く塗られているという視覚的な影響もあるのでしょうが、目の前にすると圧倒され、何か迫ってくるような不思議な力(?)を感じました。

須佐神社はパワースポットとしても有名とは聞いていましたが、本殿を見ていると納得できます。

大杉を中心としたパワースポット

須佐神社は昔からパワースポットとして知られていましたが、多くの方に認知されるようになったのは、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之氏が「日本一のパワースポット」と紹介されたことがキッカケです。

私自身はヤマタノオロチを倒した神様が鎮座されているということから神社の存在を知ったので、パワースポットであると知った時は少し驚きました。

御神木の大杉。

本殿の裏手にある大きな杉は、樹齢1300年を超えており、日本でも指折りのパワースポットです。

昔、加賀藩から金800両という大金で欲しいと言われた時、須佐国造は断りました。

それほど大切にされている御神木です。

現在は囲いがあるため、御神木に触れることは出来ませんが、近くにいるだけでもパワーを貰えるでしょう。

塩の井。

須佐神社には七不思議があります。神馬、相生の松、陰無し桜、落ち葉の槇、星滑、雨壺、そして塩の井。

塩の井はパワースポットと言われていて、この水を飲めば万病に効き、産湯に入れると幼児が健康に育つそうです。

中を覗くと綺麗な水が湧き出ていました。聞くとこによると、20キロも離れた伊佐の浜と繋がっていて、少し塩味がするそうです。

御朱印と天照社

御朱印の受付所から向かって左手にしめ縄があり、その下の扉が大きく開いています。

中を見ると、黄金の龍の鏡が飾られていました。

鏡に自分を写し、自身に内在する神様と向き合うための鏡だそうです。

自分自身と向き合いたい方は鏡に写ってみてはいかがでしょうか?

御朱印。

シンプルな御朱印。てっきりヤマタノオロチや草薙剣の印が押されているのかと期待してしまいました。

とはいえ、なかなか来れない場所でもあるので、十分価値はあります。

須佐神社の真向かいに、天照社が鎮座しています。

須佐之男命の姉である天照大御神は、どんな時も弟を見守り続けたい。

そういう意味もあるのかもしれないですね。

須佐神社を参拝したら、必ず天照社も参拝しましょう。

アクセスと地図

JR:出雲市駅からバスに乗車。40分ほどでかけて須佐バス停で降り、3キロ程(約40分)歩くと着きます。

須佐バス停からタクシーを利用すると5分で着きます。

駐車場:20台ほど駐車できます。

拝観時間:自由。

定休日:なし。

電話番号:0853-84-0605

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