3Dプリンターでできること

3Dプリンターでパワードジムを作ってみたいと思っているひだち教室長の安藤です。

近年、3Dプリンターは注目を浴びています。

注目は浴びているが、まだ身近な装置ではないと感じます。

どこかで体験ができないものかと探していたところ、発見しました。

ということで、生徒達を連れて体験してきました。

3Dプリンターとは

3Dのデジタルデータをもとに、立体的な物を作る装置です。

1980年代には既に装置が開発され、実用化されました。

実用化されても、取扱いに特殊な技術が必要。

専門業者が扱う業務用の大型機器が中心でした。

ところが、ここ数年で事態が変わりました。

お世話になった講師曰く。

数年前に特許権の期限が切れたのをキッカケに、各社一斉に開発を進めた。

一般市民も手が出せるほどの値段にまで価格が下がりました。

かつては数千万円も超える価格だったのに、10万円程度にまで下がったとのこと。

今回お世話になった所には、2台の3Dプリンターがありました。

青色に光っている3Dプリンターはみるからに高そう。

きっと100万円は下らないと思っていたのですが、なんと30万円でした!

下画像の3Dプリンターは、10万円は下らないと思っていたのですが、予想外なことに4万円程!

テレビゲームと同じぐらいの値段でビックリしました。

こんなに身近な物になっていたんですね。

3Dプリンターフィギュア

3Dプリンターを初めて耳にしたキッカケは、情報番組で特集されていたフィギュアでした。

私の中では3Dプリンター=フィギュアというイメージでした。

最近は車が作られたり、家までも作られるようになったそうです。

技術の進歩に驚かされます。

体験した部屋にも、フィギュアがありました。

スターウォーズのファルコンやストームトルーパーの顔、恐竜の骨格なんかもありました。

ファルコンは手の平サイズ。

3Dプリンターで作ると出来上がるまでに10時間もかかったそうです。

色々な立体物を作れるのは素晴らしいですが、出来上がるにはそれ相応の時間がかかります。

3Dプリンター体験はおすすめ

生徒達と合流してから、体験所の最寄り駅の心斎橋駅で降りました。

地下から外に上がると、御堂筋のイルミネーションが点灯していて、町全体が眩しかったです。

体験所のあるビルの名前は、IBC心斎橋WESTビルです。

IBCビルとナビ検索して案内されるまま進むと、それらしいビルはなく、迷子になりました。

どうやら、IBCビルは複数あるようです。

最終的には講師に電話して案内してもらいました。

ビル内に入ると、狭い空間にいくつもの部屋があり、色んな事務所が入っていました。

案内された部屋の扉には「CUE デザインサービス」と書かれていました。

部屋の中に入るとさらに狭く、6畳ほどの空間。

大人4人で丁度よく、それ以上になれば息苦しくなります。

狭い空間が苦手な人には適していません。

本来でしたらパソコンは2台あります。

運が悪いことに1台の調子が悪いため、急遽2人で1台を使うことになりました。

手持無沙汰で困らないか、少し心配しました。

自己紹介をしてから、さっそく3Dモデリング指導が始まりました。

3Dモデリングのできるソフトは初めて見ましたが、驚きの連続でした。

最初は平面で大まかな形を描くのですが、ある所をクリックしたらボン!と急に立体的になるのです。

思わず「おお~!」と唸ってしまいました。

実は今回、部屋の狭さもあって、2グループに別れて時間をずらして体験を受けています。

第一グループは小学5年生と高校生、第二グループは中学生と大学生です。

使用するソフトは同じなのですが、学年に応じて、指導方法や作り方を微妙に変えてくださいました。

共通した教え方として、まず講師がどうするかをやってみせてから、やらせるようにしていました。

勿論一回教えたぐらいでは難しいので、生徒が困る度に丁寧に教えてくださいました。

少人数だからできる指導ですね。

小学生や中学生を指導する時は、簡単で必要最小限の能力で作れるような指導をしている感じ。

本来大学生が学ぶこと。

専門的な事をズラズラ言うより、感覚で教えた方が良いと判断してのことだと思います。

逆に、高校生や大学生相手の時は、少し専門的に教えていました。

理数系が得意な大学生に至っては、

スタッフ「ここが10πで・・・・」

生徒「ああ~、なるほど」

等といったやり取りが展開されていました。

天井人同士の会話のようで、私にはチンプンカンプンでした(笑)

データ作成だけなら家でもできる

データを作りあげ、3Dプリンターにデータを送ると、装置が動き出しました。

植物性のPLAという材料を使用します。

そして、モーター音を鳴らしながら装置はせわしなく動いて、少しずつ形作っていきます。

モーター音はファミコンのような音をしていて、とても懐かしかったです。

また、その音は心地よく、中学生の生徒はモーター音に聞き入っていました。

大きさや形によって製作時間は変わり、最短で15分、最長で40分かかりました。

待っている間、講師と色々お話しをしました。3Dプリンター業界の話、講師自身の話等です。

話の中で、使っている3Dモデリング用のソフトは安く、データだけなら家でも作れるという事を知りました。

確かに、言われればそうですね。言われるまで、プリンターとセットでないとダメだと思っていました。

作ったデータを送れば、3Dプリンターで製作してくれるという会社もあるそうです。

人々のニーズに沿っていて、儲かっていることでしょう。

出来上がったら、余分な部分を削りとらなければいけません。

手やペンチを使用しながら余分な部分をとるのは、不器用な生徒には大苦戦でした。

私も苦戦すること間違いないでしょう。

高校生の作品。

最初はネコなんて作れないと言っていました。

しかし、指導してもらうと変わりました。

「意外とできるものなんだな」と気が付いたようです。

小学生の作品。

尻尾の形にこだわっていました。

イメージ通りの形になって、満足していました。

きっと兄妹に見せびらかすでしょう。

ズルイといって、喧嘩にならないことを願うばかりです。

中学生の作品。

笠を被った人型オリジナルキャラクターです。

初体験で、いきなりオリジナル作品を作るとは凄いです。

自己流にこだわってしまうASDの特性かもしれませんが、その特性が良い風に活かされた瞬間です。

大学生の作品。

パソコン上では間違いなかったのですが、何がどう間違ったのか。

出てきた作品の大きさが小さかったです。

原因が分からず、講師と生徒は首をひねっていました。

でも、生徒はとても満足していたので良かったです。

3Dプリンターの面白さを知り、さらに3Dプリンターの値段(4万円程)を聞いて、買うか少し悩んでいる様子でした。

また一つ、生徒の可能性が広がったと思います。

また後日、別グループを連れて行く予定です。どんな感想を言うか楽しみです。

アクセスと地図


地下鉄:心斎橋駅から徒歩2分。

1番出口から出て、DOUTORを右に曲がり、商店街近くにあるauショップ周辺にあるビル内にあります。

ナビ検索で住所を入れれば問題ないのですが、IBCビルと入力すると違う所に案内されます。

また、IBC WESTビルと検索すると出てきませんので、注意が必要です。

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