過換気症候群の治療

過換気症候群というのをご存知でしょうか?

最近では歌手の徳永英明さんが過換気症候群と診断を受けたと話題になりました。

当教室には心がしんどいという生徒もおり、鬱病や過換気症候群と診断を受けている生徒もいます。

私自身も過換気症候群で苦しんだことがあるので、苦しみは知っています。

今回は具体的な症状と一般的に言われている治療方法、私個人的な対応方法について話したいと思います。

過換気症候群とは

精神的な不安や緊張状態によって過呼吸状態になり、血液がアルカリ性となることで様々な症状が出る状態です。

過呼吸状態になると血液中の炭酸ガス濃度が低くなって呼吸中枢が抑制され、呼吸ができない、息苦しさを感じるようになります。

酸素を吸っているのに息苦しさを感じるというのは、物凄い恐怖を感じます。その恐怖がより呼吸を困難にさせ、パニック状態に陥ります。

水の中にいるような感覚になり、それが一層恐怖を助長します。

過換気の症状は程度があり、軽い場合は息を整えようと意識すれば改善に向かいますが、重い場合は動けなくなり、強いパニック状態になります。

私の経験としては、身体は動けないが、頭は妙に冷静だったです。

テタニーは精神的ショックが大きい

過換気症候群の症状は、呼吸困難、過呼吸、胸が痛い、めまい、動悸などがありますが、一番恐ろしいと感じるのはテタニーです。

テタニーは、手足のしびれや筋肉が痙攣したり、筋肉が収縮して硬直するという症状です。

この症状を初めて経験した時は、死を覚悟したほどです。

身体全体が痺れて動かなくなり、頭も経験したことのない痺れと硬直を感じました。

このまま脳梗塞になるんじゃないかという強い不安に襲われ、パニック状態になりました。

指先が全く動かせないというのがこれほど恐怖を覚えるものなのか、今思い出しても怖いです。

過換気症候群と過呼吸の違い

過換気症候群と一般的に言われる過呼吸は、精神的な不安があるかないかの違いだけで、症状は同じです。

ただ、昔柔道をやっていた時に過呼吸になったことがありますが、それとは比較にならないと個人的には思います。

というのも、運動が原因というのが分かっているため、どこか納得している部分があり、心に余裕がまだあります。

反対に、過換気症候群の場合は突然起き、原因が分からないケースも多いので、納得できず、心に一切余裕がありません。

運動していないのに、過呼吸苦しんでいる場合は、過換気症候群と捉えて良いと思います。

治療は対応の仕方による

過換気症候群は薬物治療というものはなく、対応の仕方によって改善のスピードが変わります。

意識的に呼吸を遅くする、呼吸を止めることで改善します。

紙袋に自分の息を入れ、その息を再び吸い込んで血液中の炭酸ガス濃度を上げるペーパーバック法というのは有名な対処法ですが、逆に血液中の酸素濃度が低くなりすぎたり、炭酸濃度を上げ過ぎる危険性があるので、注意が必要とのこと。

私が過換気症候群によって救急車で運ばれた時は、救急救命士は紙袋を使うこともなく、とにかく落ち着くように、ゆっくり呼吸するように指示してきました。

すると、病院に着くまでに症状は8割方改善しました。

あれほどしんどかったのにケロっとしたので、自分でもなんだったんだ?と思った程です。

お勧めの対応方法

過換気症候群はいつ発作が起きるが分かりません。

寝ている時に起こることもあれば、テレビを見ている時に発作が起きる事もあります。

湿度が上がり、少し息苦しいなと感じた瞬間にフラッシュバックして、発作が起きることもあります。

仕事という緊張状態の時に起きる人もいれば、仕事を終えてホッとした時に起きる人(私はこのタイプ)もいます。

最初は軽い症状でも、時間が経つにつれて重くなるケースもよくあるので、症状が軽い内に出来る、お勧めの対応方法をご紹介します。

軽いジョギング

呼吸困難や過呼吸は呼吸が乱れていることを指します。

それを意識的に元の呼吸に戻せれば良いのですが、意外と大変です。

そこで、軽いジョギングを私はお勧めします。

走る事が目的ではなく、息を整えることなので、スピードは必要ないです。

スタートする時は息を「吐く」ことから始め、吐く時は少し長めにするのがコツ。

5分程度のジョギングで効果が表れます。

集中できるゲームをする

発作が起きている時は呼吸に意識が行き過ぎていることが多いので、その意識を別に向けます。

アクションゲームやシューティングといった集中のいる、刺激的なゲームが効果を高めます。

ゲームに集中している間に、いつの間にか呼吸が整っていることが多いです。

RPGやシミュレーションといったゆっくりプレイできるゲームは、経験上逆効果なので要注意です。

水を飲む

水を急いで飲むのではなく、ゆっくり飲みます。

ゆっくり飲むことで、必然的に呼吸の回数が減るので、症状が改善していきます。

日常生活での注意点

強い不安や緊張によって症状がでますが、一度過換気症候群になると些細なことで症状が出ることがあります。

風船を膨らませる、人が溺れているシーンや息を止めているシーンをテレビで見るがその一例です。

風船を膨らませるという行為は、意図的に呼吸を乱す行為なので、それが引き金となって呼吸しずらくなることがあります。

溺れているシーンや息を止めているシーンを見ると、苦しい時のことを思い出し(フラッシュバック)、息がしずらくなることも。

可能な限り、風船を膨らませたり、苦しいシーンを見ない方が良いでしょう。

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