学習障害と就職~就職できないって本当?~

学習障害があっても、医者になっている人を知っているひだち教室長の安藤です。

数年前、TVを見ていたらNHKの「あさイチ」という番組で学習障害の特集が組まれていました。

NHKは発達障害についてもっと知ってもらうために力を入れているのが分かります。

でも、まさか朝からやるとは思いませんでした。

きっと主婦層の視聴が多いからなんでしょうね。

学習障害の定義

文部科学省は学習障害について以下の点を定義づけています。

・基本的には全般的な知的発達に遅れはない。

・聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指す。

全ての項目に当てはまらなければLD(学習障害)とは認められないと思っている方が時々います。

実はそうではなく、一部だけでも当てはまればLD(学習障害)と診断されるケースもあります。

もっとも、WISCといった発達検査や保護者からの問診など、総合的に判断して診断が下されます。

私は15年間この仕事についていますが、純粋にLD(学習障害)とだけ診断された子供を見た事がありません。

むしろADHD(注意欠陥多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)があることが多い。

学び方が違うだけ

LD(学習障害)は一般的に効くであろう勉強方法が通じないことがあります。

漢字を例に挙げると、何度も書いて覚えるのがそれに当たります。

私からしたら、それは一つの方法であって、全ての子どもに通じると思っている方が不思議です。

漢字の習得方法は多い。下記はその一例。

・書かずに見て覚える

・指で書いて覚える

・クイズ形式で覚える

・漢字イラストカードで覚える

・漢字の成り立ちで覚える

・漢字を見ながら5回復唱する

・興味のあるゲーム(RPG)で覚える

・書き順で覚える

皆さまはどれか該当しますか?

因みに私は、5回復唱したら記憶できます。

どのような勉強方法が合うかを知るためには、引き出しの多い先生ならすぐに見つけてくれるかもしれません。

そうでない場合は、発達検査や子供の日頃の様子などを加味して見つけていく必要があります。

就職できます

あるつぶやきに、こんな事が書かれていました。

「学習障害のある人は就職できない」

はっきり申しますと、それは大きな誤解です。

世の中には就職している人がたくさんいます。

医師などの社会的地位が高い人の中にもいます。

実際、講演会で「私はLD(学習障害)です」とぶっちゃける医師もいました。

LD(学習障害)がある事で学びづらさはあると思います。

そんな学びづらさを打開するためには、自己理解と創意工夫を思考する力が必要。

就職している人達は全員と言っても良いほど、それらの力があります。

逆に、それらの力が乏しく、自分に合っていない方法でずっと勉強をする。

そういう人は、なかなか結果が出にくいでしょう。

では、自己理解や創意工夫する力が乏しい人はどうしたらいいのでしょうか?

答えは簡単。

塾の先生など、他者の力を借りるしかありません。

先にも述べましたが、引き出しの多い先生がそれに該当します。

自分に合った学び方に気づかない人は、世の中にはたくさんいると思います。

私はWISCの検査結果や学校に提出したプリント、保護者からのお話し等から分析することは得意です。

もし知りたいと思った方は、ぜひ、当教室にお越しください。

きっと何か力になれると思います。

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