段ボールハウス作り~子供の内に効率的な動きを学ぼう~その1

段ボールを使ってメタルギアごっこをしたいひだち教室長の安藤です。

ある日、小学3年のCちゃんがこんなことを言ってきました。

Cちゃん「段ボールハウスを作りたい」

何故そう思ったのかは分かりませんが、生徒のたっての希望。

ひだち教室はそんな生徒の希望を叶える教室です。

皆で段ボールハウス作りをしました。

段ボールハウス作りの意義

段ボールハウスは簡単に済ませようと思えば、いくらでも簡単にできます。

段ボール、ガムテープ、ハサミを用意すれば作れます。

しかしそれでは教育的意義がありません。

私は将来を踏まえたことをねらいとして設定しました。

・一から準備をする大切さを学ぶ

・社会を知る

・社会性を養う

・自己責任を養う

・出来ることを増やす

・片付けの仕方と大切さを学ぶ

段ボールハウス作りをするなら、想像力を養うようなものがあります。

しかし、今回は想像力関係は外しました。

生活で実用的なことを優先したいと思ったからです。

段ボールを貰える所を知る

段ボールをゲットしようと思うと、どうすれば良いでしょうか?

生徒達に訊きました。

生徒達「家から持って来る」

私「いっぱいある?」

生徒達「ない」

私「どこで段ボールをゲットできると思う?」

生徒達「分からない」

私「スーパーにいけば貰えるで」

生徒達「そうなん!?」

スーパーに行けば、目にはしていると思います。

ただ、そこに置かれている段ボールを貰えるとは思っていません。

貰った経験がなければ、大人になっても貰えるとは思っていないことも多いのです。

社会を知るという観点からも、こういった経験は必要です。

効率の良い動きを学ぶ

大学生の生徒達と登録バイトをしていると、効率の良い動きが求められます。

ただ、効率の良い動きをするには、効率良く動いたという経験が非常に重要。

その経験が少なければ、非効率な動きをするか、動けなくなります。

実際、経験の少ない生徒は他のスタッフによく注意を受けていました。

私はその様子を見ていて、効率の良い動き方を教え、経験させる必要がある。

そのように感じるようになりました。

効率の良い動きを学んでもらうために、意図的に悪い環境を作りました。

・邪魔な所にトランポリンを置く

・取り出しにくい所に段ボールを置く

・1人の力で運ぶには難しい大きな机を配置

効率良く段ボールハウス作りをするには、まずは環境作りが肝心。

生徒達に考えてもらいました。

D君はトランポリンが邪魔だとすぐに気づきました。

ただ、1人の力でなんとかしようとして、トランポリンを壁にこすりつけてしまいました。

私「そんな重い物を1人で運ぼうとするのは、効率の良い動きかな?」

私「協力してもらうってのも、効率良く動くには大事やで」

D君「Bちゃん、Cちゃん、手伝って!」

3人は協力してトランポリンを運び始めました。

必要性の高いSST(ソーシャルスキルトレーニング)になっていますね。

出し入れするのに不便な所に置かれた段ボール。

効率良く動けないタイプだと、必要な時にだけ段ボールを取りに行きます。

全ての段ボールを出してしまった方が、効率良く作製できます。

様子を見ていると、生徒達は無意識に段ボールを全て出しました。

そこで、私は生徒達に伝えました。

私「今、3人とも効率の良い動きをしていて、良かったです」

私「何が良かったか分かる?」

D君「みんなと協力して段ボール出したこと?」

私「うん、それもあるね」

私「何で段ボールを全部出したん?」

Cちゃん「全部出した方が早いから」

私「そう、その考えが良かった。それが効率の良い動きやねん」

私「グッジョブやわ」

生徒達はこんな事で褒められるん?

といった表情をしていました。

こんな事という事ほど言語化するのが大事なのです。

行動を言語化出来るのと出来ないのとでは、学びが大きく違うからです。

カッターの扱い方を学ぶ

小学校低学年にカッターを使わせるのは危ないと思う人は多いです。

しかし、私は逆な考えです。

大人が見守っているという環境なら、やらせた方が良い。

出来る事が増えると、子供は自己肯定感が高まるからです。

生徒達は最初カッターを使うのを怖がっていました。

当然な反応です。

だから私は生徒達を勇気づけ、安全な使い方を教え、実践してもらいました。

するとどうでしょう。

生徒達はカッターを扱えるという自信がつきました。

D君「段ボール切る時は俺に任せて!」

特にD君は想定以上に手応えを掴んだようで、自信でみなぎるようになりました。

段ボールは紙とは違い、繊細な動きは要求されません。

ダイナミックな動きで切れて、実に気持ちが良い。

不器用な人こそ、体験して欲しいですね。

大きな段ボールとなると、1人で切るのは難しい。

そこで、協力プレイが求められます。

私は生徒達に、どのような声かけをし、指示を出したら良いかを教えました。

生徒達はそれを聞き、実践しました。

これもSST(ソーシャルスキルトレーニング)ですね。

協同作業の必要性を体感

段ボールハウス作りは、1人でやろうと思えば1人で出来ます。

ただ、それは非効率な動きを学ぶことにも繋がります。

将来、どこにも勤めずに1人で仕事をするというなら、それで良いでしょう。

でも、多くの人は勤めます。

小さい内から下記のことを学び・経験することで、出来るようになった方が良い。

・協力して作業をする必要性を体感レベルで理解

・協力プレイという選択肢が思い浮かぶ

これらが出来るようになると、仕事をする時に力になります。

私は、長年生徒達と関わっていてそのように思います。

続きはその2でお話しします。

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