夏休み旅行記 2018
夏期特別プログラムの一つの遠方探検で、東京と横浜に行ってきました。
ホテル等で宿泊はせず、夜行バスを利用して0泊3日の弾丸旅行でした。
Contents
大阪⇔東京・横浜の国内旅行開始
普段の課外活動では遠くても岐阜県、名古屋辺りまでしか行けませんが、今回は夏休みを利用して、遠出しようという話になっていました。
生徒との話し合いでは、九州も候補地に挙がっていましたが、生徒達にとって東京や横浜の方がイメージしやすかったようで、話し合いの末、東京・横浜に行くことになりました。
出来るだけ安くすませたいのと、生徒全員未経験という理由で夜行バスを利用することにしました。経験したことがないことはドンドン経験させたいので、私の鶴の一声で決定。生徒達は楽しみ半分、不安半分という表情をしていました。
安い夜行バス
出発日の8月4日はなにわ淀川花火大会が開催されていて、高速バス停留所に行く道中、多くの人が足を止めて、打ちあがる花火を見たり写真を撮ったりしているのを見かけました。
花火会場の淀川はとても近いので、打ちあがる度に地響きのような振動と音がオフィス街を駆け巡りました。ビルとビルの間から見える花火は綺麗で迫力もあって、他の人同様に生徒達も写真を撮りまくっていました。
予定よりも早くバス停留所に着いたので、夜行バスの出発時間まで時間を潰しました。待機している間に色々ありましたが、それは後日別のブログに書きます。
出発時間になり、夜行バスに乗り込みます。バスがたくさんあるので、どのバスに乗るか少し迷いましたが、無事乗ることが出来ました。
行きのバスは5800円と、その時期にしては安い方のバスです。4列シートのため、少し狭いですが子供なら十分です。唯一不安だったのがトイレが付いていないということ。眠れない場合は、パーキングエリアに着く度にトイレに行くようにと事前に伝えました。
生徒達は生まれて初めて乗る夜行バスに興奮していました。コンセントが席に付いているだけでテンションが高まり、ソワソワしている様子を見て、私は初々しな~と思いました。
夜行バスに乗って約2時間。徐々に夜行バスのしんどさを感じ始めた生徒達。
パーキングエリアに降りる度に、生徒達はストレッチをして固くなった身体をほぐしていました。生徒達は、こんなにもなかなか眠れないものかと驚いていました。年齢が高い生徒ほど疲労の色が濃かったです。
子供が驚いた東京
東京には6:30頃に着きました。
しっかり眠れた小学5年生と中学2年の生徒以外はちゃんと眠れなかったようで、少し足下がフラついていました。
頭は若干ボーとしていますが、全員お腹は減っていたので、朝ごはんを食べることにしました。
せっかく東京に来たのだから、関西と関東のうどんの違いを知ってもらおうと、富士そばに行きました。
関西のうどんの出汁は透き通っていて、あっさりした薄味です。関東のうどんの出汁は黒くて濃い醤油味です。その違いに気づくかなと思い、生徒が食べている様子を見ていましたが、誰も気づきませんでした。子供は意外と気が付かないのかもしれません。かくいう私も子供の時は味の違いには気づきませんでした。
違いを説明しましたが、皆ピンときていなかったので、いずれレッスンで関西と関東の味比べをしようと思います。
東京スカイツリーは観光の基本ですね。
相変わらず、とても高い建造物で見ていてクラクラします。
東京スカイツリーを上るか生徒同士で話し合いをしてもらい、大人は2060円、中学・高校生は1540円、小学生は930円と知ると、やめておこうという結論に至りました。せめて中のお土産屋は見ようということで中を見て回りました。
速い時間帯なので、まだ営業していない店が多かったです。
いくつか営業している店の中で、ある生徒は抹茶ソフトクリームを注文しました。内心、東京は別に抹茶が有名ではないぞと思いましたが、本人が満足しているので良しとします。
スカイツリーでは、ある怪奇現象が起きました。
地下鉄からエスカレーターに乗っている時とスカイツリーの出入り口付近で、私と大学生を除く生徒達が同時に耳を抑えて、「耳が痛い」と言い出したのです。
小学生や中学生はキーンと何か不快な音が聞こえているらしいです。どうやら、17歳まで聞こえる周波数の音のようで、18歳以上の大学生と私はただただ驚くばかりです。後日、その話を友人にすると、ねずみ取りやねずみ避けの超音波かもしれないと言っていました。
生徒達の中では、スカイツリー=怪奇現象という風に刷り込まれてしまいました。
横浜おすすめスポット
中華街
中華街は定番ですね。多くの観光客がいまいた。神戸の中華街よりも広いため、見て回るのが大変です。
時間には余裕があったので、食べ歩きをしていこうということで色々な店を見て回りました。
中国料理世界チャンピオンなので、高級なイメージがあったのですが、肉まんが1個100円。チャンピオンの肉まんを100円とは、リーズナブル過ぎます。
肉まんだけでなく、チャーシューまん、ゴマ団子、豚角煮まん等、その他の商品もとても美味しそうでした。
世界チャンピオンの肉まんを気に入った生徒は、2個購入していました。
色々な店に寄って食べ歩きをしていましたが、猛暑日だったので、休憩もかねて店で食べようということになりました。
龍盛飯店という店に入ったのですが、ここは食べ放題が売りのようです。しかし、全員お腹がある程度満たされていたので、通常の料理を注文しました。今にして思えば、勿体なかった気がします。
昼食後はヨコハマおもしろ水族館に行きました。吉本興行が関わっていた水族館とあって、話のネタになるような魚がいっぱい展示されていました。
魚類の卵は全て丸の形をしていると思ったら、ネコザメの卵はまさかのドリル形状。
岩の間に卵を産み付けるので、このドリル状だと岩から抜けにくくなるそうです。考えられていますね。出来ることなら触りたかったです。
寿司屋を模した水槽の中に、寿司のネタとなる魚たちが泳いでいます。現代の子ども達は寿司好きが多いですが、実際の魚を見たことがないという子供もいるので、勉強になります。
イケメンフィッシュが期間限定で展示されていました。何が、どこがイケメンなのかは、私も含めて生徒達は「?」でした。
これは正直でした。光で卵を透かしているのですが、ちゃんと生きています。脈打っているのが見えて、映画のエイリアンを思い出しました。
これは生命を学ぶ上で生きた教材として、非常に良い展示だと思いました。
中華街おすすめ食べ物ランキング
第5位 シュータン
鶏肉のミンチをワンタンの皮に包んで揚げられた物です。
串にささっているので、食べ歩きしやすいのは良いです。しかし、揚げられたミンチはモソモソしていて、独特の味がしているので好みが別れます。
第4位 世界一の肉まん
一口サイズで非常に食べやすいです。生徒達には絶賛されていましたが、私は肉まん自体がそれほど好きではないのでこの順位になりました。
第3位 揚げ餃子
龍盛飯店の揚げ餃子。写真では分かりづらいですが、一つ一つが大きくて食べ応えがあります。
噛み応えもあり、ごはんとの相性はバッチリです。お腹が空いていたらもっと美味しかったに違いありません。
第2位 麻婆豆腐丼
龍盛飯店の麻婆豆腐丼。予想以上に辛かったですが、ネギが良い感じに甘みがあり、ごはんと一緒に食べると辛さはだいぶ緩和されます。
器が大きく、量もあるので体育会系の人にもってこいの料理です。
第1位 ダージーパイ
大きさ、味、食べやすさ、全てがパーフェクトです。
食べ歩きできる限界の大きさで、食べきれるかと疑問に思うかもしれませんが、食べきれます。レッドペッパーの効果で食欲が増幅されるからです。
味は濃いのですが、胸やけはしませんでした。ごはんが欲しいと心から思いました。
横浜八景島シーパラダイス
横浜が地元の人はお馴染みの遊園地ですが、そうでない人にとっては非常に気になる遊園地です。
シーパラダイスに着くと、芸人の出川さんが載った看板がお出迎えしてくれます。とてもインパクトのある看板で、生徒達には大盛況でした。
遊園地と水族館が併設されているのですが、水族館は結構豪勢なのに、遊園地はひと昔前の遊園地という感じです。
観光客よりも地元の家族に愛されているに遊園地という印象を受けました。
たくさんの生き物が展示されている中で、シンデレラウミウシはとても綺麗な色とフォルムをしていて、魅了されました。
クモみたいに足の長いタカアシガニは赤い光に照らされて、異様なモンスターに見えます。
生徒達はその異様さに驚きつつも、楽しそうに鑑賞していました。
この水族館で新しい出会いがありました。その名はビントロング。後数年もしたら大人気になること間違いなしの動物です。
木の上で寝たり、ひなたぼっこをする姿が愛くるしく、ドテドテと歩く姿だけでも心が癒されます。これほど衝撃を受けた動物は、小学生の時にカモノハシを見て以来です。シーパラダイスに来たら、見るべき動物ですね。
シーパラダイスで真珠採取体験が出来たので、生徒達は体験しました。
貝柱を切り、内臓をピンセットでいじくりまわすと見つけられます。生徒達は平然とやっていましたが、私は耐えられませんでした。
物凄く臭ってくるのです。その臭いに何度も吐きそうになりました。もし真珠採取体験をする方は、臭いには気を付けてください。
水族館を出た頃は、かなり時間がおしていましたが、生徒達はどうしても何か一つアトラクションを楽しみたい言うので、レーザーを避けながら光っているボタンを押して得点を競うというアトラクションをしました。
身体を上手く使うのと空間認知能力をかなり要するアトラクションのため、皆苦戦していましたが、終わるととても良い笑顔をしていました。
凹むかと思っていたのですが、楽しさの方が勝ったようです。
シーサイドスパ八景島
待ちに待ったスーパー銭湯です。
長時間歩きっぱなしで汗を大量にかいていたので、銭湯に入った瞬間は心の底から嬉しかったです。その気持ちは生徒も同じだったようで、大学生の生徒は物凄く嬉しそうな笑顔をしていました。
お風呂は普通、露天風呂、薬湯、ミルキーバスの4種類あり、生徒達に人気だったのは露天風呂と薬湯風呂でした。
シーサイドスパの温泉は海洋泉が使われており、舐めるとしょっぱいという特徴があります。
この海洋泉はお肌に良いのですが、股間の周りに汗もが出来た生徒はとても沁みるらしく、痛くてちゃんと入れませんでした。
薬湯だけはまだ入れたので、汗もができた生徒達にとっては薬湯風呂はありがたかったようです。
入浴後は夕食タイム。メニューは色々あるのに、ソバを注文する生徒が圧倒的に多かったです。
疲れている時は、さっぱりしていて喉をスルスルっと通るソバは大人気です。うどんは嫌いではないが、ソバの方が食べやすいとのことです。
食後、休憩所で30分程休憩し、再び夜行バスに乗るために、東京駅へと向かいました。
高めの夜行バス
行きのバスが最悪という印象だったため、生徒達はウンザリしていましたが、乗った瞬間に喜びの声を上げました。
3列シートでトイレ付。席と席の間も広く、席ごとにカーテンで仕切ることも出来ました。
8000円もするバスなだけありますね。それだけの値打ちはありました。
大阪についてから、また夜行バスに乗りたいかと聞くと、出来るだけ夜行バスは避けたいがもしまた乗るなら、帰りの夜行バスのようなタイプが良いとのこと。夜行バスに良い、悪いがあると知っただけでも、今回の活動は十分社会勉強として役だったと思います。
感想
普段の課外活動と違って長時間一緒に過ごしたことで、予想だにしてなかった生徒の行動を度々目撃しました。
今回の活動は楽しむのが目的ではなく、社会学習とライフスキル(ソーシャルスキル含む)トレーニングの意味合いも含まれています。
ライフスキルの観点から見ると、「おいおい、まじか!?」と思うような場面が多々ありましたが、「今までのトレーニングがしっかりと積みあがっているな」と思える場面もよく見ることができて、非常に意義のある活動でした。
詳細については別のブログで書きたいと思います。
来年は九州に行きたいですね。
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